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音食紀行は「音」楽と「食」事で世界及び時間旅行をしようというコンセプトで歴史再現料理会…

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音食紀行は「音」楽と「食」事で世界及び時間旅行をしようというコンセプトで歴史再現料理会を開催しています。時々、音楽家を招聘して食事会+音楽演奏会のイベントも行ないます。現在、東京を中心に年に20回程度開催しています。

最近の記事

2023年振り返り

今年を振り返ってみます。 イベントとしてはこのような感じです。 出版イベント (2023/01/08) 『歴メシ! 決定版』出版&ドラマ化記念トークショー 講座・トークイベント(2023/02/25)【朝日カルチャーセンター立川】食で辿るヨーロッパ史Ⅳ -近世ヨーロッパ:大航海時代のヨーロッパの食卓- 講座・トークイベント(2023/03/04)【こっしぇる!】食で読む『ギルガメシュ叙事詩』- 古代メソポタミア料理のリアル – 出版・トークイベント(2023/03/04)

    • 『歴メシ!』重版増刷。第5刷

      twitterで発表した通り、デビュー作『歴メシ!』の重版が決まりました。第5刷です。推移は↓の通り 第1刷 2017年7月 第2刷 2017年7月  第3刷 2017年8月  第4刷 2017年9月 第5刷 2021年5月 *第2刷以降は重版決定月を記載 3年8か月ぶりとなりました。見てわかる通り典型的な初速先行型です。刊行して2か月で一気に売れて、その後は地道に少しずつ少しずつ売れていっての重版です。昨年刊行の4作目『古代メソポタミア飯』の影響も大きかったかと思います

      • ポートフォリオ

        音食紀行のポートフォリオがあれば教えてほしいと言われたので、頭の中を整理してみました。 ポートフォリオとは。 金融・投資用語→「現金、預金、株式、債券、不動産など、投資家が保有している金融商品の一覧や、その組み合わせの内容」 教育用語→「教育における個人評価ツール(パーソナルポートフォリオ)」 クリエイティブ用語→「いわゆる「作品集」であり、自分の職種(あるいは転職希望職種)における実績や力量を評価してもらうために作成する資料」 作品集のことですが、音食紀行の事業は食に関

        • 2021年3月近況報告

          備忘録がてら、現状を記してみます。 1.書籍執筆 2.『古代メソポタミア飯』の拡販 3.再現料理イベント 4.トーク講義イベント この4つに集約されます。 1.について。これまで、柏書房、宝島社、春秋社、大和書房と4つの出版社と書籍化のお仕事をしましたが今年はまた新たなところから全く別のテーマの書籍を行なう予定です。 また、1.の変形ですが、新たな種が今月新聞記事になります。色々と決まりましたら、アナウンスしたい次第です。 2.について。『古代メソポタミア飯 ギル

        2023年振り返り

          「ららら♪クラシック」サリエリ特番に出演

          11月27日にNHK Eテレ「ららら♪クラシック」でアントニオ・サリエーリ特集回が放送されました(NHKではサリエリと表記されますが、史実ではサリエーリを使いたいので、表記ゆれあります)。音食紀行も歴史料理で出演しました。 実は、この特番(特集回)については自分が発端になったのかなと思ったので、企画スタートから放送までを大まかにまとめたい次第です。 2019年10月15日  1本のメールが届きました。相手は「ららら♪クラシック」の制作ディレクター。「音食紀行の日ごろのご研

          「ららら♪クラシック」サリエリ特番に出演

          #サリ菓子 紹介&書評記事まとめ

          昨年(2019年)11月に刊行した『宮廷楽長(カペルマイスター)サリエーリのお菓子な食卓』、通称 #サリ菓子。あっという間に半年以上経ってしまいましたが、定期的に話題にしてくれて嬉しい限りです。 ログ代わりにここでまとめてみたい次第です。 2019年12月4日(水)日経トレンディFGO経済圏【後編】特集で紹介。 2020年03月11日『Fate/Grand Order』経済圏 第3回/全5回 『FGO』驚異の経済効果 18世紀音楽家「サリエリ」が奇跡の復権 上記のウ

          #サリ菓子 紹介&書評記事まとめ

          #サリ菓子 こと『宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓』刊行から半年経ったので2019年を改めて振り返る

           2019年は『宮廷楽長(カペルマイスター)サリエーリのお菓子な食卓』(春秋社)の刊行に代表されるように、サリエリイベントに明け暮れた1年だったのかなとふと振り返ってみて思いました。  この通称 #サリ菓子 がどのような経緯で出版となったのかまとめていなかったので、刊行から半年を過ぎたので振り返ってみたい次第です。 『宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓 - 時空を超えて味わうオペラ飯』  遠藤 雅司(音食紀行)/春秋社 モーツァルトの好敵手アントニオ・サリエーリを案内人に

          #サリ菓子 こと『宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓』刊行から半年経ったので2019年を改めて振り返る

          マンガ監修のお仕事 - FGO食マンガの作り方

           2017年にデビュー作『歴メシ!』を出版してから、仕事の幅が広がりました。その一つにマンガ監修の仕事があります。 FGOx歴史料理のコミカライズがそれにあたります。 監修のお仕事のとあるケースとしてまとめてみたい次第です。 そういえば、監修のお仕事を書いているインターネット記事はないものかと思い探したらありました。 絶滅動物の指の数もチェック!「マンガの監修者」は何をしているのか 『天地創造デザイン部』ここだけの裏話 https://gendai.ismedia.j

          マンガ監修のお仕事 - FGO食マンガの作り方

          歴史香る世界のスパイス料理 第5回中世のスパイス香るドリンク - スパイス航路に導かれ <了>

          本記事は、雑誌『小原流挿花』2018年10月号に寄稿した記事を追記再構築してnoteに投稿したものです。当時は4ページで5品の料理を紹介しましたが、noteではボリュームがあるので、全5回としました。その第5回です。 --- スパイスとドリンクの“おいしい”関係  中世の飲み物にスパイスが関連しているものがあります。その名も「ヒポクラテスの袖」。中世スパイス入り赤ワインで今のグリューワインに近いです。この名前は紀元前4世紀の古代ギリシアの医学者ヒポクラテスの袖の状態が、ワ

          歴史香る世界のスパイス料理 第5回中世のスパイス香るドリンク - スパイス航路に導かれ <了>

          歴史香る世界のスパイス料理 第4回ルネサンス期イタリアとフランスを結ぶスパイス - スパイス航路に導かれ

          本記事は、雑誌『小原流挿花』2018年10月号に寄稿した記事を追記再構築してnoteに投稿したものです。当時は4ページで5品の料理を紹介しましたが、noteではボリュームがあるので、全5回としました。その第4回です。 --- 世界三大料理の礎。イタリアとフランスの橋渡しとなったデザート  1533年にフランス王子オルレアン公アンリ・ド・ヴァロワに嫁ぐことになったカトリーヌ・ド・メディシスはフランス宮廷の食文化に影響を与えたと言われています。カトリーヌが嫁入りする際にはフィ

          歴史香る世界のスパイス料理 第4回ルネサンス期イタリアとフランスを結ぶスパイス - スパイス航路に導かれ

          歴史香る世界のスパイス料理 第3回ルネサンス期イタリアのスパイス - スパイス航路に導かれ

          本記事は、雑誌『小原流挿花』2018年10月号に寄稿した記事を追記再構築してnoteに投稿したものです。当時は4ページで5品の料理を紹介しましたが、noteではボリュームがあるので、全5回としました。その第3回です。 --- 食のルネサンス感じるスパイス風味の鶏のソテー  古代ローマの時代から1000年以上時計の針を進めて見ましょう。14~16世紀になると、古代ギリシア・ローマの文化を復興しようという運動が起こり、優れた芸術作品が生まれました。いわゆるルネサンスです。芸術

          歴史香る世界のスパイス料理 第3回ルネサンス期イタリアのスパイス - スパイス航路に導かれ

          歴史香る世界のスパイス料理 第2回ローマ帝国のスパイス - スパイス航路に導かれ

          本記事は、雑誌『小原流挿花』2018年10月号に寄稿した記事を追記再構築してnoteに投稿したものです。当時は4ページで5品の料理を紹介しましたが、noteではボリュームがあるので、全5回としました。その第2回です。 --- すべての「食」はローマに通ず。帝国を席捲した真のイタリアサラダ  紀元前8世紀ごろ、ローマが建国されます。ギリシア、エジプトなどの古代文明が花開いた都市に比べると、見劣りしましたが、ローマは強国でした。共和制の時代になると周辺国を次々と属州にし、他国

          歴史香る世界のスパイス料理 第2回ローマ帝国のスパイス - スパイス航路に導かれ

          歴史香る世界のスパイス料理 第1回ギルガメシュのスパイス - スパイス航路に導かれ

          本記事は、雑誌『小原流挿花』2018年10月号に寄稿した記事を追記再構築してnoteに投稿したものです。当時は4ページで5品の料理を紹介しましたが、noteではボリュームがあるので、全5回としました。その第1回です。 --- 文明の発祥の地。古代メソポタミアで使われたスパイス香るスープ  現代の料理には欠かすことの出来ないスパイス。いつから使われていたでしょうか。実は文明の発祥とも言うべき、今から5000年前に勃興した古代メソポタミア文明では楔(くさび)形文字が描かれた粘土

          歴史香る世界のスパイス料理 第1回ギルガメシュのスパイス - スパイス航路に導かれ

          宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓

          本noteはtwitterの呟きをまとめたものです。 もうすぐ、音食紀行にとって、第3作目となる『宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓』が刊行されます。刊行されたら、刊行までの経緯でも書こうと思いますが、刊行前なので、この本の魅力でも書こうかと珍しく呟いたツイートをまとめてみた次第です。 デビュー作『歴メシ!』は直し直しの連続と本を作る工程の諸々を横目で見つつも、無我夢中で書いたので面白い本だと感じる余裕がありませんでした。 2作目『英雄たちの食卓』は構想3ヶ月執筆10日で書

          宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓

          古代ギリシャ料理会~暴君が王になったとき、人々は何を食べていたか~簡易レシピ集

          本日の音楽、レシピ、そしてコラム

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          古代ギリシャ料理会~暴君が王になったとき、人々は何を食…