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大分県IT業界で働く|LAUNCH CRAFT合同会社 若林 佑さん
こんにちは、末綱です。今回は大分市にてウェブサイト制作やスマートフォンアプリ制作、グラフィックデザイン制作を行っているLAUNCH CRAFT合同会社でエンジニアを務める若林佑さんをご紹介します。
学生の頃からITを学んでこられ、まだ24歳ですが周りからも定評のあるエンジニアさんです。プログラミングのことやエンジニアのお仕事のことなどを中心に聞いてきましたので、詳しく見ていきましょう!
写真:若林佑さん(LAUNCH CRAFT合同会社/エンジニア)
エンジニアになるきっかけ
Q.エンジニアを目指したきっかけはなんですか?
若林さん
もともと高校生の頃に、部活で情報の国家資格の勉強をしていました。2年生のときに国家資格が無事取れ、高校卒業後はITの仕事に就くためITの専門学校に進学しました。また一番大きかったことは、専門学校で初めてロボットのプログラミングをしたときに、少し書いただけでロボットがシャーっと動いてくれたのがめっちゃ嬉しくてエンジニアになりたいと思いました。
Q.国家資格はどのようなメリットがありますか?
若林さん
就職に有利だと思います。また会社によっては国家資格取得の手当を毎月出してくれるところもあります。
僕は国家資格を取っていたおかげで、プログラミングをするときも用語でわからないということはなかったです。最初の頃は、専門用語がたくさん出てきて、それで何言っているのかわからなくなったりしますが、すでに大体の意味が頭に入っていたので、”これはあの時勉強したあれだ!”というのがすごく結びつきやすかったです。だから数学や国語よりITの勉強をしていて良かったなと思いました。
プログラミング初心者の勉強法とアルゴリズム
Q.プログラミングの勉強は最初どうしましたか?
若林さん
専門学校の授業で学びましたね。最初は、講義形式で”こういう時はこういうの使ってみようね”というように先生から教えてもらっていましたが、途中から先生はあまり介入せずに、チームで与えられた課題に沿って実際にシステムを作っていました。最初は、インベーダーゲームをJavaScriptで作って、そのあとは迷路とか作りましたね。チームなので、わからないとこは教え合えたり、作業も分担できたりして、実際になにか作った方が身につくスピードは早かったかなと思います。
Q.プログラミングの勉強は難しくなかったですか?つまづいたときとかなかったですか?
若林さん
つまづいた時もあるんですけど、つまづいてからわかった瞬間が楽しくて、それが癖になりました(笑)ある種のアハ体験みたいな。全然わからないところから気づけたときに、アドレナリンみたいなのがぶわーって出るあの感じがなんとも言えないですよね(笑)わかったら”よっしゃー!!”ってなります(笑)
Q.ストップウォッチをJavaScriptで作ったんですけど、そもそものプログラミングを組む考え方が難しいと思いました。
若林さん
ストップウォッチをスタートしてからストップするまでのロジックをどのように組むのかというのをこの業界ではアルゴリズムと呼ぶんですけど、最初のうちは確かにアルゴリズムを組むのは難しいと思います。最適解はあるけど、これが正解っていうのはないんですよね。最適解も必ずしも正解ではなくて、これが一番処理が早いんだけども要件を満たすためにはプログラムを組みかえる必要があったりするから難しいと思います。でもそこを考えている時が一番クリエイティブしてるなっていう感じがするから楽しいですよ。
プログラミング上達のヒント
Q.若林さんは日頃からロジカルシンキングをしていると聞きました。どうやってしてますか?
若林さん
ロジカルシンキングというより、身の回りにあるモノのアルゴリズムを日頃から考えています。エアコンを例に上げると、エアコンはまずリモコンから電波が送られて、電波の中にある特定の情報が入っていたら空気を温める機能を動かして、また別の情報が送られてきたら冷たい風を流してというように、身の回りの電化製品とかをぱっと見てモノの順序を頭の中で考えています。実際のコードレベルまでは考えていなくて、こういう流れでこの機械は動いているんだろうなということを暇なときに考えています。
Q.それはプログラミングに役にたちましたか?
若林さん
日頃からモノのアルゴリズムを考えていたから割と色んなプログラムのアルゴリズムを考えやすくなったと思います。もともとはデザイナーの人にデザイン力を身につけるためには、世間から受け入れられているデザインはどこが良くて受け入れられているのかを考えた方がいいという話を聞いて、エンジニアも普段からそういうのを考えていたら何か役に立つのではないかと思ってやり始めました。
若林さんのお仕事
Q.どのような仕事をしていますか?
若林さん
今はWebアプリケーションの開発をメインにしています。
開発では、PHPとJavaScriptを組み合わせて使っています。処理をサーバーで動かす時はPHPを使い、フロント側で処理をする時はJavaScriptを使ってプログラムを書いています。
※Webアプリケーションとは、Backlog(プロジェクト管理ツール)や GitHub(ソフトウェア開発のプラットフォーム)、note(この記事を投稿しているツール)などのブラウザ上で使えるアプリのこと。
Q.PHPもJavaScriptも両方書けるんですね!
若林さん
PHPもJavaScriptも全く違うというわけではなくて、基本的なプログラミングの考え方はほぼ一緒なんですよね。書き方やライブラリの読み込み方とか、他のファイルのFanctionの呼び出し方とかの法則が違うだけなので、ルールを少し覚えればできるようになります。最初はその違いに戸惑うこともありますが、慣れてくれば理解が早くなると思います。
PHPの勉強法
Q.PHPはどうやって勉強されましたか?
若林さん
PHPは仕事をしながら勉強していました。PHPに関しては、”PHP”という名前と変数を書くときは”$(ドル)”から始まるっていうくらいの知識しかなくて、PHPを勉強し始めた当初はやっぱり難しかったですね。ネットで調べながらただがむしゃらにしていました。開発するにあたって、”どういうことをしないといけないか”というアルゴリズムに関しては調べても出てこないので、頭できちんと考えました。ただ今までの経験からそれは考えられるようになっていたので、次にこの機能をつくるためにはどういう風にプログラミングを書いていけば良いんだろうというのはネットから調べてPHPで書いていました。
Q.今でもネットから調べてやりますか?
若林さん
やります。ほぼ毎日PHPを使いますが、もう調べない日はないくらいですね。覚えているのはこの書き方よくするなって気づいたもので、調べたらすぐ出てくるし動けばいいので、覚えようと思って調べてはないですね。
エンジニアの作業工程
Q.プログラミングの仕事する時はどういう工程を踏みますか?
若林さん
上流工程でディレクターさんとかが決めたシステムの仕様を受け取って、どんな機能を開発するのか確認します。次に、開発でデータベースが絡むものであれば、どの値が使えるかを見ていきます。値は、実際のデータで考えて、お客さんからもらった実データや、既存のシステムであればその中からどのデータが使えるかを確認します。使える値がなければ増やす必要があるので、ディレクターさんと相談しながら進めていきます。基本的にはこのような流れでプログラムを作っています。
自由すぎるLAUNCH CRAFTさん
Q.会社の好きなとこや魅力はなんですか?
若林さん
自由なところですかね。フルフレックスなのでいつ働いてもいいし、他の会社よりかなり融通もききやすいと思います。自分のタスクをきちんとこなしていれば、いつどこで働いてもOKですね。ただ僕は周りに誰かいた方が集中できるのと、コロナの関係で知っている人といたほうがいいと思うので、事務所でよく仕事をしています。
若林さんのこれから
Q.今後のキャリアについて教えて下さい。
若林さん
まだまだエンジニアとしてのスキルは伸ばしていきたいなと思っています。PHPだけではなく、目標は広く深く、色んな言語を使えるようになりたいです。Webとは多少考え方が異なるネイティブ言語の方も新しい分野にはなりますが、少し挑戦してみたいなという気持ちもあります。
いかがでしたでしょうか?
今回はLAUNCH CRAFT合同会社にてエンジニアを務める若林佑さんをご紹介しました。
高校生でITの国家資格を取得し、プログラミングでつまづいた時やプログラミングを考える時でさえ楽しんでしまうところがTHEエンジニアさんだなあという感じがしました。
プログラミング初心者でアルゴリズムに苦戦中の方、日頃からモノの流れを意識して一緒に頑張りましょう!
若林さん、インタビューのご協力ありがとうございました。
それでは、また次回です^^
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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