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新参者がぼっちで文フリに行ってみた話

 5月に文学フリマ東京があるみたいですね。

 実は当方、前回の秋の文フリ(東京35)に足を運んでいました。

 当時、自分の作品を執筆するのと同時にどこで発表するかとても悩んでいました。投稿サイトいっぱいあるし。
 そんな時、小説版コミケのようなイベントがあると聞いて、みんなどんな風に活動しているのか、その一幕を覗ければという算段でした。

 友人で私みたいに小説を書いている人はいないので、とりあえず一人で行くことに。WEB上の知り合いもいないし、有名サークルも知らない。とにかく0状態で見て回るだけのぼっち参加でした。

 その時の感想を、このnoteで書いてみたいと思います。ちなみに私の状況を箇条書きするとこんな感じ。

  • 出展はしていないし出展経験もない、見て回るだけの参加。

  • WEB上のつながりや、知人のサークルなし。大手サークルもわからない状態。

  • 最近一次創作小説を書き始めたのがきっかけで興味本位で来てしまった新参者。

 こんなまっさらな無知な人間の感想です。
 また、あくまで個人の意見ですので、あしからず。

1.試し読み、ほぼ読めない

 小説の書き方指南書やYoutubeの小説講座などで、冒頭のエピソードを強くして読者を惹きつける!なんてテクニックがよくあります。
 その冒頭というのは大体1000〜2000字だと思うのですが、人が行き交うブースに用意された試し読みでその字数を読むのってすごい難しい。
 私が物怖じしやすく読むのが遅いポンコツなのもありますがせいぜい読めて冒頭3行くらいでした。

 これじゃあ例え冒頭にこだわったとしてもそのポイントまで到達できていない気がする…結局試し読みで買うよりかは表紙とか、あらすじPOPが買う決め手になった気がします。
 でも試し読みが意味ないかっていうとそうではなくて、文章の上手さとか、テーマはなんなのかは把握できたのでそういう用途もあるのかも知れないです。

2.無知な人間に1000円は正直高い

 私みたいになんの情報もなくただただ様子見しにきた人間には1000円の本は高いなぁ、と感じてしまいました。
(逆に自分みたいな奴の方が珍しいのかも?)

 多分印刷や製本などの費用でそのくらいの値段にしないと採算取れないのだろうということは察してはいるものの、試し読みとあらすじと表紙だけの情報では1000円の本を買うのは博打に近い物を感じました。
 よくジャケ買いなどの博打を当たり前にしてしまうタイプではあるのですが、そう何発も博打を打つのは難しいので手に取りやすい3桁の値段の本がもっとあれば買うのになーと思ったり。

 あと、なぜか私にBLの本を丁寧なあらすじ説明とともにめちゃくちゃ勧めてくるお兄さんがいた。BL好きそうに見えたんでしょうか…いや、嫌いじゃないけど。

3.じゃあ、何を基準に本を買ったのか?

 と言うわけでどういう基準で本を購入しようか迷ったのですが、その時自分の小説の投稿先に迷っていたので、出展者の方に日頃どんなサイトや場所に作品を発表してるのか?を質問してみました。そして教えてくれたら1000円未満の本を買うことに。

 ケチくさくて申し訳ない、そして教えていただいた皆様ありがとうございました。こういう出展者の方と触れ合えるのがイベント最大の利点ですね。

 ジャンルにこだわりがないので様々な本が手に入りましたがどれも面白い。もはやプロの方なのではと思う(もちろんプロの方もいる)筆力高い作品もあれば、アマチュアらしい手慣れてない感じのもありました。こういうの超好き。よく漫画の単行本一巻から巻数を重ねるごとに絵柄が変わってしまって「初期の方がよかった」みたいな意見が出てしまうごとく、これは今しかない、成熟してしまったらもう書くことが出来なくなる期間限定感を感じる要素です。

4.みんな超楽しそう

 そして出展者の方々すごく楽しそうだなあと感じました。大人数で来てる人も1人で来てる人も。
 本が売れて私が去る時仲間同士でグータッチしていたり。(いいねえ、青春だねえ。)
 試し読みを覗く私の顔を緊張しながら筆者の方が見ていたり。(緊張がこちらにも伝わってくるぜ!)
 創作者の方々の気持ちが凄くわかる分、感じるものも多かったです。
 私も今のところネットのみで右往左往してますが、いつかどんな形でもいいからこういうイベントに参加したいな、そっち側に立ってみたい。
なんて思わされました。

 なので今はとりあえず書くぞ!書くんだ!亀でも書くんだ!!

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