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こんにちは!スモールジムFlare代表トレーナーの小野寺幸太郎です。

スモール、ということでFlareでは毎回3名程度の少人数で運動指導を行います。楽しく会話もしますので、100名近いメンバーさんの顔と名前は当然、趣味や行きつけの店、好きな酒や食べ物やペットの名前もすべて覚えています(笑)

メンバーさんの顔が見えている、ということですね!

以前のブログでも書きましたが、私は起業する前までは、いわゆるフィットネスクラブで支配人として勤務していました。

一般社員の時はそれなりに熱意とやりがいをもって仕事ができていたように思いますが、管理職となってからは施設管理や苦情クレーム対応などが主な仕事になってしまっていました。

同時に会社の顧客軽視の姿勢にも嫌気が差していたので「とっとと準備して自分でやるしかない」と辞めることばかり考えていましたね。

ただ、起業した今になって考えるのは、こういうことが起きることの要因の一つは「そもそも顔が見えないビジネスをやっているからだ」ということです。

会社員時代は心無い苦情文や、明らかに自分本位のクレームもありましたが、これってお互いの顔が見えていないからこういうことができるんですよね…。

お互い顔と名前とどんな人間か?がわかっていれば、相手を傷つけるような言葉は吐けないはずだし、またもし、そのお店の店長が自分の友人だとしたら?心無い苦情クレームはよほどでない限り言わないはずですよね?

施設のお手洗いからトイレットロールを持ち出すなんてくだらないこともしないはずです。

そしてそれは企業側も同じです。

もしクラブに通っているのが自分の両親だとしたら?3ヵ月も会費だけ払って通っていないのなら「せっかく始めたんだからちゃんと行きなよ!」とか「行く時間無いなら勿体ないから退会の手続きしてきな?」となるはずです。

しかし現実は「未利用者に連絡なんかしたらそれをきっかけに退会するからそのままにしておけ」です。この「寝る子は起こすな」はフィットネスクラブの暗黙のルールです。

フィットネス業界にお勤めの方は試しに「3ヵ月以上未利用者全員に来館促進の電話フォローします」と言ってみてください。間違いなく上司に怪訝な顔をされますから。

そんな上司も自分の家族が同じ状況であれば「黙って金を払わせ続ける」なんてことはしないはずです。

でもそうならないのは顔が見えていないから。顔も名前も知らない人だからそんなことをしても平気なんです。

それはビジネスモデル上もう仕方ありません。数千人もいたら顔と名前を覚えて来館する度にお話するなんて到底無理ですから。さらに本社勤務では会員さんの顔なんてわかるはずないですし。

お客さんを家族と同じように接するべき!と言ってるのではありません。ただ信頼関係が構築された上でビジネスをやったほうがお互いが幸せになるに決まってます。

だからこそ私たちはスモールでやってます。

100名なら顔と名前とパーソナル情報を覚えられて、信頼関係を築いた上でサービスができるからです。

大きな規模、顔の見えないビジネスで疲弊しながら働くか?

個としての能力を磨き、スモールで顔の見えるビジネスで末広がりの人生をスタートさせるか?

あなたはどっちでしょうか?

最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。


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