マガジン

  • 先生とフルートと私

    フルートは果てしない

  • ムムムのム

    厶ムムのム 666―6=660文字ぐらいで、日々の何かを書いていこうと思います。

  • 歩道橋 フルート練習していたら

    歩道橋でフルートの練習をしていたら・・・いろんな人に会うのです。

最近の記事

先生とフルートと私《先生のCD》

先生がフルートのCDを自主制作したというので、購入させていただいた。CDにサインを書いてもらったりなんかして、喜び勇んで 家に帰り 早速聞いてみる。正座をして ヘッドフォンをつけ 聞き始めた私は、1曲目の その上がっていく音階に合わせ、正座のままコロンと横に倒れた。そして「すげ~ すげ~」、「すげ~ すげ~」と言い続けた。その後も横になり聞いていた私は、いつの間にか 気持ちよく うたた寝をしてしまった。これは "先生にやられたな~" と思いつつ一言「先生、すごいよ!」 それか

    • 先生とフルートと私《先生のコンサートに行くのには勇気がいるのです》

      私の先生はコンサートやら 何やら 舞台に立つことが多い人だ。その都度ありがたいことにチラシをくれ、来てみませんか と声をかけてくれる。だが私はその都度 適当なことを言ってヘラヘラと断ってしまう。例えば こんな感じに「場所が遠いよ。先生!」とか「私は腰が重くてフットワークが悪いからな~」とか。  ゆえに 未だ先生の コンサートに私は一度も行ったことがない。 あるいは口にしないがコンサートに行って それなりの所作をするのが (お花をあげるとか、先生のところにご挨拶に行くとか

      • 漢字 と ひらがな

        「なんて 読みにくいんだろう」 家に世界児童文学集 計30冊 があったので、良さそうな何冊かをゴールデンウィークに手に取ってみた。 選ばれし名作揃い。内容は文句なく面白かった。 児童書なので当然ながら漢字が少なくて ひらがなが多くなる。これには、難しい漢字はないし、ふりがなが ふってあるので、一瞬、楽だなと思った。 ところが 読み進めていくうちに何度も読み直しするようになった。ひらがな ばかりだと 切るところがわからなくなり、本来の単語ではない単語が頭の中にあらわれては行

        • 愛犬タケオの思い出

          ゴールデンウィーク明け、こんな話を聞いた。 犬を飼っているその人は、犬を預けて旅行に出かけた。旅行後は預けてた犬は、ご主人のところへ戻ったのだが犬の声が明らかに違っていたんだとか。 要は ず―と吠え続けていたため、ものすごく声が かすれていたんだそう。 それを聞いて 私は「当たり前だけど、犬は人間の言葉がわからないから、旅行に行ってくるよ って説明してあげられないですもんねぇ。説明できれば 犬にしてもイヤだろうけど 諦めて 1日中 吠えっぱなし ということもないだろうに。状

        先生とフルートと私《先生のCD》

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        • 先生とフルートと私
          2本
        • ムムムのム
          29本
        • 歩道橋 フルート練習していたら
          8本

        記事

          お猿が 家に やってきた

          お猿が家にやってきた。 朝10時少し前、居間の窓から庭を見ると お猿が1匹、目に飛び込んできた。私の視界の左から右へ ゆっくり歩いている。その先の柵の上には、小猿が1匹すでに座っていた。ゆっくり歩いていた猿は 小猿のいる柵の前で止まると ゆっくり腰をおろした。腰をおろしたところが、うちの庭のまん中あたりになる。まん中あたりと言ったのは、実は今、うちの庭は特別な状態にある。庭の体をなしていないのだ。 何年か前の大雨で、家の前の川の土手が水にもっていかれた。そして庭も もっていか

          お猿が 家に やってきた

          野生動物出没注意

          朝、居間のカーテンを開けると私の目に飛び込んできたのは、2頭の猪。何のことか飲み込めない私の頭の中は、しばらくフリーズ状態だった。それでも だんだん頭が動き出す。まず 2頭の猪は、大・小があるので親子かなと考える。更に 目で追い続けていると、2頭の猪の間に 小さな子供の猪が動いているのに気がついた。なるほど、ちっちゃな子供を挟んで 前が大きな お父さん、後ろが少し小さな お母さん といったところだろう。などと考えていく。 そういえば 最近、近所で見かけるようになった「野生動物

          野生動物出没注意

          実に楽しそうだ

          最近のスポーツ選手を見ていて、つくづく思うのだが、みなさん 実に楽しそうだ。 野球の大谷選手。ベンチでも、塁上でも、選手でも、監督でも、審判でも、ファンでも、敵 味方 関係なく、デッドボールを受けても、ノーヒットノーランを し損なっても、誰かれとなく楽しそうに談笑している。もちろんプレーでも楽しさが ほとばしる。 好きにならずに いられない。 ゴルフの渋野日向子選手。全英オープンゴルフ 優勝を決める18番ホール その最後の一打、ボールをグリーンに置く時に 笑顔がこぼれた。

          実に楽しそうだ

          路線バスのバスの中

          本当に たまにだけど、とんでもないことが起こるものだ。路線バスの中でも。 例えば バスを降りるお客さんの足を 運転手の操作ミスで 前方の折りたたみドアに挟んでしまって 痛そうな音がバス内に響くとか。 運転手さんは謝るばかり。お客さんは運転手を睨みつけながら 言いたい言葉を飲み込んでいるように見える。そして 少し足を ひきずりながらバスから離れた。これは相当な アザか 傷が できていそうだと思わせた。 これは聞いた話だが、コース間違いの経験をした人もいた。まっすぐ行くべきとこ

          路線バスのバスの中

          過ぎたるは及ばざるが如し?

          仕事の関係で 朝 6:00頃のバスに乗ることがある。 そんな日のバスの中、いつになく運転手さんの声が、マイクを通して よく聞こえてくる。 『左よし・・・、右よし・・・、前よし・・・、車内よし・・・』 そして、ゆっくりとバスが動き出す。そのあとバスが加速されることはなく 本当にゆっくりと走っている。しかも左よしのあとの・・・は、ちゃんと時間をかけて確認している。口先だけではないのが よくわかる。見事な安全運転だ。 だが しかし、バス停のたびに行われる、この一連の動きは 私をだん

          過ぎたるは及ばざるが如し?

          童謡をロずさむ

          雪が降りしきっている。私は窓の外を眺めながら口ずさむ。 " 雪やこんこん  あられやこんこん  降っては降っては  まだ降りやまぬ  犬は喜び庭かけまわり  猫はこたつで丸くなる~♪ " 母が『 "こんこん" じゃないよ  "こんこ" だよ』と言ってきた。「うそ~」と私。調べてみると "こんこ" だった。 それを母に言うと 嬉しそうに『じゃあ どんぐりころころは?』と聞いてきた。 " どんぐりころころ  どんぐりこ  お池にはまって  さぁ大変  どじょうが出てきて 

          童謡をロずさむ

          最近 買った掃除機の良いところ〔HITACHI ラクかるスティック PV―BL1J〕

          最近、掃除機を買った。実家のスティック掃除機が壊れていて、母から変わるものを買ってきて欲しいと頼まれていたからだ。 買った掃除機は1.1kgと  とにかく軽い。店で比べた時もダントツの軽さ、驚異的な軽さだった。 吸引カも思ったよりあった。米つぶ や 卵の殻の破片ぐらいは軽く吸ってくれる。 ゴミ捨てもワンタッチで捨てられるし、ゴミのたまり具合も透明の容器なので一目瞭然でわかる。 実は購入前は必要ないと思い、“こういうのが付いていると、かえって壊れやすいんだよね”と思っていたのが

          最近 買った掃除機の良いところ〔HITACHI ラクかるスティック PV―BL1J〕

          変わっていく味覚

          小学生の頃、夏休みに おばあちゃんちに行くと、昼ごはんは決まってソーメンだった。おばあちゃんは私を喜ばすために、白いソーメンの束の中に1~2本入っていた みどり や ピンク に染められたソーメンを私にくれた。くれたが、私にとっては あまり うれしい食事とは言えなかった。これから成長していく者にとって、ソーメンは あまりにも あっさり しすぎていたのだ。 さて、大の大人になった今の私はどうだろう。 夏の暑い時期、しょうが や ねぎ、シソ などの薬味を入れて スルスルと食べるソー

          変わっていく味覚

          今 私は、とあるビルの3階にいる

          今 私は、とある研修会に参加していて、とあるビルの3階にいる。 2日がかりの研修会は、時たま休み時間があり、その度 トイレに行ったり、ボンヤリ遠くを眺めたり、窓から外の下を覗き込んだり、していた。 「今日も 朝から 暑っち―な~。しぶきのところに 行こうよ!」 『うん、こういう日は、やっぱり飛沫だね。行こう 行こう!』 「お~ やっぱり 気持ちいいや~」 『泡が気持ちぃ- わ~い!』 【若いっていいね。元気だね~】 [とてもじゃないけど、こんな炎天下、行く気がしないよ]

          今 私は、とあるビルの3階にいる

          思い違い

          よくもまぁ、今まで気づかずに きたものだ。 なんで誰も言ってくれないのだ。 そうなんだよな。大の大人には、誰も教えてはくれないのだ。立場が逆だったら、私も いちいち指摘など しないだろう。 よく耳にするフレーズ、私もよく口にする。 『本日は大変お騒がせいたしました。』とか、 『お騒がせして申し訳ありません。お恥ずかしい限りです。』などと幾度となく口にしている。 活字であれば何の問題もない。 問題は、この口で言葉を発した時だ。 私は こう 発していたのだ。 「ほんじつは たいへ

          思い違い

          ウクライナ 負けるな一茶 ここにあり

          見出しの 一茶のところに何を入れよう。自分の名前なのか。日本なのか。ロシアの戦争をニュースで見せられ続けたためか、私の頭の中に見出しのフレーズが 浮かんできた。 やせ蛙 負けるな一茶  ここにあり 一茶がやせた蛙を応援している 優しいまなざしの句だ。やせ蛙に自身を投影しているのかもしれない。蛙の世界に 人は手を出すものではない  という思いも感じる。蛙の世界になら きっとそれが正確だ。でも人間どおしの世界では そうはいくまい。 見出しの "一茶 " の部分に "日本" 

          ウクライナ 負けるな一茶 ここにあり

          2022年の3月11日に寄せて

          11年前の3月11日、大地震、大津波、原発事故が起こり、その後の混乱の中で流れていたニュースのうちの いくつかのニュースが、最近 急に思い出された。 ベルリンフィルが、日本のために追悼演奏や救済募金コンサートをしてくれたとのニュース。演奏している場面を見た時、聞いた時、私は嗚咽をこらえることが できなかった。 なでしこジャパンが、サッカーワールドカップで劇的な優勝を決めた時も、泣けて泣けてしょうがなかった。スポーツ観戦好きの私は スポーツをよく見るが、応援している方が勝っ

          2022年の3月11日に寄せて