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森元総理の発言を科学する【国語学習】

最近、森元総理の発言が物議を醸していますね。

「女性が理事会に多くなると会議が長くなる」そんな内容でしょうか。

今日はこの発言について、私の実体験から科学していきます。

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こんにちは、たんずです。
私は塾講師歴10年の現役塾講師です。
2020年度の春頃からZoomにて授業を提供しており、そこから見えた受験メソッドをお伝えしていきます。
私の主観が大半、客観的事実が大半、偏見が3%にて構成されてる記事ですので、その点はあしからず。
もし少しでも役に立ったと思ってくれた方はスキとフォローをお願いします。

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そもそも科学とは

 いきなり本題に入らず、前提から語ってしまい申し訳ないです。
国語科講師としては、科学、という言葉を語りたくなってしまいます。
講師としての性でしょうか。

そもそも科学とは「なぜ」を考えるものだと私は定義してます。

なぜ毎日ラーメンばかり食べると太るのだろう

も科学ですし

なぜこんなにめんどくさいタイプの人がいるのだろう

も科学です。

大きく分けると、

前者は自然科学(いわゆるサイエンス)ですし、
後者は社会科学(人間の行動原理などを考える)です。

僕は文系の人間で、社会科学が大好きです。

今日は森元総理の発言をきっかけに社会科学をします。

森元総理の発言と「買い物に付き合う男性の心理」

男性の皆さん、女性の買い物に付き合ったことはありますか?
もしくは、買い物に付き合っている最中の男性の表情を見たことがありますか?

みんな死んだ目をしていませんか?

僕はいつもデパートの化粧品売り場、女性服が並ぶフロアに
男性を労うようにそっと佇んでいる椅子が恋しくてたまりません。
まぁ大抵それは、幻想であってそんな椅子は存在しないのですが。

買い物が長いタイプの女性と、そうではないタイプの女性、
どちらも存在していると思いますが、
私は前者のタイプの女性とお付き合いをさせていただくことが多かったです。

今日は訳あって、義母とデパートに買い物に行っていました。
(私にバレンタインチョコを買ってくれる、とのことでしたが)

色々な店舗が出店していて、たくさんの人で賑わっていました。
(女性:男性 9:1くらいでしたね)

それでお目当てのチョコを探すのにまぁ時間がかかる、かかる。

このチョコは限定なの?
どの商品が人気なの?
この味は好きなんだけど、これはいらないなぁ
これはどこのパティシエが作ってるの?
今これを買うと、◯◯が付いてくるの?

などなど。などなどなど。

もういいじゃないか、と。

人に聞く前に自分で考えなさいよ、と。

言いたいのを堪えながら、後ろをすっとついていく私。

で、思ったんです。

森元総理の失言も、ある程度納得できちゃうかもな。
きっと彼も色々な女性の買い物に付き合わされてきたのかな。

って。

だから、女性はだめだ!とは思っていないのでご安心ください。
僕は女性軽視の差別的な思想は持っていません。

では、一体なぜ、女性の買い物が長い傾向にあるか、を科学します。

女性の買い物が長い傾向にある、その理由

まず、物事を考える際に有効な手段として対比が挙げられます。

僕は受験生にも、困ったらとりあえず対比で記述しなさい、と指導しています。

今回の例で考えると

女性→買い物の時間が比較的長い
男性→買い物の時間が比較的短い

※個人差があります

ここが、今回の科学における初めの一歩ですね。

次の段階に進みます。

その男女差の理由を考えてみます。

今回、義母の買い物に付き合って初めて気がついたことがあります。

あぁ女性は買い物の過程も楽しみたいんだ

と。

ショップの店員との会話
ショーケースに並ぶ商品たちの吟味
店舗ごとの特徴や違いのリサーチ

その全てを丸ごと楽しんでいるんだ

と。

あぁ、なるほど。

男性は目的の品を手に入れることが最優先であり、
その過程よりも結果を重視しがちである。

一方で

女性は最高の目的の品を見つけ出す、
その過程から大切にしていきたいんだ。

これが私の、女性の買い物が比較的長くなる理由です。


まぁ確かに原始時代の野郎どもは、外で狩猟をしていましたからね。

その最中に「あぁあのマンモス美味しそうだな。どうやって生け捕ろう。

焼き方はどうしようかな。レアかな、ウェルダンかな」とか考えていたら

逃げられるかもしれませんし、命だって落とすかもしれませんね。

一方で女性たちはムラ社会を営んでいた訳です。

その中には気の合わない同性もいたでしょうし、

野郎どもが狩ってきた生肉をどのように分配しようか、

なんて配慮もしていたはずです。

そんな原始時代からの文化が、
無意識に現代でも残っているのでは無いでしょうか。

結論、果たす役割が違う

今までの話をまとめると

男性→結果こそが最優先
女性→結果と同時に過程も大切にする

というのが私の考察です。

これを森元総理の発言に当てはめると

女性がいる理事会の決定が長引く傾向にある

これは間違いない事実なのかもしれません。

でもそこから生まれるプラス部分に触れなかったため、

失言と評価されてしまったのでは無いでしょうか。

野郎ばかりの会議では、結論ありきの、いわば八百長のような

出来レースのような会議進行になるかもしれませんよね。

女性がいると、多様な意見が飛び交い時間がかかってしまうが

それでも幅広い意見を採用できるという点でメリットがある。

とかなんちゃら言えばよかったかもしれませんよね。

結論は、男性と女性では、担う役割が違うし、

もたらすメリットや結果も違ってきますよね。

男性も女性もいるから、世界は回っているのです。

切り取った発言のみで思考を止めるな

人の言葉の持つパワーってすごいですよね。

とんでもない刃になったり、トラウマになったりますよね。

(小声)
僕はリアルに「あなたとは未来が見えない」と言われたことがあります。

でも「切り取られた発言」のみをクローズアップすべきではない
と私は考えます。

森元総理の発言も、字面だけ見れば、女性軽視だ!

と考える人も多数いらっしゃると思います。

私も初めは「やっちまったなぁ!」と思いましたけど。

でも、今日の義母との買い物
男性と女性の性差
歴史的背景と文化

から考えると、まぁ仕方ないよな、という結論に達しました。

いいじゃ無いですか、多少長引いたとしても。

それで女性も男性もハッピーになれる決定を下してくださいよ。

別に興味ないけど。

でも、私が指導している生徒には、短絡的に

「失言だ!」「最低!」「ばか!」

なんてゴールに行き着くのではなく、

なぜ

を考えて欲しいです。

それだけでも日々の勉強になりますよ。

十分に国語力を高めることができますよ。

小論文、書けるようになりますよ。

他人から与えられた言葉を、そのまま鵜呑みにして思考を止めること。

そんな勿体無いことはしないで欲しいですね。

当然、私の言葉も鵜呑みにしないでほしい。

「でもさ〜先生の言うこと間違ってない?」

と私に議論を仕掛けてくる生徒は大好きですし、授業が盛り上がります。

(屁理屈だとすぐに却下してしまいますが)

これは保護者とお子さんの間でもできるトレーニングですね。

終わりに

さぁ色々と科学をしてみましたが、どうでしょうか。

科学、という行為はめちゃくちゃ楽しくないでしょうか?

僕は普段からこんなことばかりを考えているので、

小論文の相談をされた時も、すぐに自分の考えが出てきます。

なんでそんなことが思いつくの!?

と聞かれることもありますが

普段から考えているだけ、なんです。

ぜひ、皆さんもチャレンジしてみてください。

↑こちらでも小論文の書き方はまとめています。

今回も最後まで、読んでいただきありがとうございました。

本記事のコメント欄が誹謗中傷で溢れないように、と祈りつつ・・・。


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