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庭園情報メディア《おにわさん》デザインリニューアルしました。

■庭園情報メディア《おにわさん》デザインリニューアルしました。

2023年最初のnote。2023年も庭園情報メディア《おにわさん》を宜しくお願いいたします。
年が明けてふとサイトのリニューアルをしたい気持ちが強くなり、テストサイト構築→およそ一週間かけて準備し、本日リリースしました。

*なお今回のリニューアルは「さすがに4年間見てると飽きた!気分転換!」って感じではじめたもので、当サイトの売却に関連するものではありません。所有者が変わったらば、再度リニューアルがあるかな、おそらく。

サイトを見ていただくと、これまでとはまた異なる「メッセージ性」みたいなものが込められていると感じていただける(?)かと思うのですが、個人的に気にしたポイントだけ書き連ねておきたい。

まずは旧デザイン振り返り。

■ 2016年11月〜 最初のデザイン

最新記事一覧とSNSの貼り付けだけ。シンプル。
でもこの頃はこの頃で「余計な情報を排除して、庭園のパッと見で選んでもらいたい」という意図がありました。

■ 2018年10月〜 これまでのデザイン

前回デザインをリニューアルしたのが約4年前。そうか、この時はまだ700箇所目前という感じだったのか…!
その頃から1,000箇所も増えているのだから、そりゃあ埋もれる。

■これまでの《おにわさん》トップページの課題と、伝えたかったこと

▼過去に紹介した庭園が埋もれている。

2018年の秋以降はもう毎日1〜2本の庭園紹介をアップしている感じだったので、「新着庭園の一覧がメインである」ことは(自分の中では)重要だった。
たとえ紹介する庭園がマニアックなものでも、筆者としては『それを届けたい』気持ちがあったので、そこは意図したものだった。

一方で、今のように掲載庭園が千数百箇所ともなると、『過去に紹介した(有名な)庭園がどんどん埋もれていく』状態にあって、そこはいつか解消しなければいけないテーマだと思ってた。

▼「しょせんブログ」感

↑に書いたことと繋がるのだけど、「マニアックな庭園がどんどん紹介されていくブログっぽさ」は、だいぶ初心者には優しくないサイトになっていたのではないかと。
「気軽に興味を持ってもらいたい、ゆるい庭園情報サイト」と言いながら、アクセスしてもマニアックな庭園ばかりというのは良くない。

▼もう伝えたいのは「掲載箇所」ではなく「SNSを通じて数万人に届く」こと

旧サイトデザインで「現在、千数百箇所の庭園を掲載」を押し出していた。これは
・「それだけ日本国内に庭園があるんだよ、きっと身近にもあるよ」ということを伝えたかった
・(前述の通り、前回リニューアル時は700箇所の頃なので)1,000箇所へのカウントダウン
という意味合いがあった。
けど、1,000箇所を超えた以上は、1,100も1,500も変わらないのであんまり意味がない数字だなと思っていた。

で、口頭で《おにわさん》を紹介する際によくお話しするのだけど、
・ウェブサイトは「検索に強いもの」ばかり見られる(アーカイブ/図書館)
・一方で、SNSは《おにわさん》をフォローしてくださる数万人に届く(マガジン/新聞)
役割としてそんな違いがあり。

《おにわさん》はその両輪を意識してはいたものの、
《おにわさんが紹介していて知った、行きたくなった》という状況を起こすにはSNSのフォロワーを増やすことが非常に重要だった。検索で目的のページに来てパッと帰られてもあまり意味がないというか。

現在のInstagramの7.6万フォロワー(月間に50〜100万ユーザーが見ている)というボリューム感が伝わりきってない点に手をつけたかった。

▼もう少しメッセージ性を持たせたかった

下記のnote記事のように、日本庭園をとりまく状況の危機感/メッセージ性のある記事を自分としてはもう少し読まれるようにしたい気持ちがあった。

これまで共通フッターには載せていたけど、それだけだと「ただ据え置いてる」感じが否めず。

などなど、以上の課題感を持って作業したのが今回のリニューアル!

■2022年1月〜 《おにわさん》新デザイン

▼主なポイント:

・メッセージ性のあるコラムや、昨年のような写真展や講師などイベントを伝えるための「PICK UP」エリア

・SNSのフォロワーやリンクをよりわかりやすい位置に

・トップページや各種庭園一覧のページに、このような『過去記事からランダムに出力』するエリアをもうけました。

トップページには「庭の国宝」こと特別名勝(日本三名園も含む)、京都の庭園、オススメのタグをつけた庭園と、「月ごとのテーマ」に沿った記事がランダムで出力されます。たぶん毎日結果が変わります。

「タグの一覧」もこれまでゴワゴワっと全部出力していたけど、あれもちょっと優しくないなと思ったので「人気がありそうなもの」を整理しました。各ページのフッターに(隠さずに)見せています。

↓いちおうこれまでのゴワゴワっと出力したタグの一覧は別ページを作りました。

▼トップページ以外のポイント:

「おにわさんについて」の文章も大きく書き直しました。
ゆるく、気軽に足を運んでもらいたいのは変わらないけれど、
「その背景に伝えたいメッセージがある」意図をより込めて。

一方で、ユーザーの方々が一番見る「庭園の紹介ページ」はデザインの変更だけで構造はほぼ変わっていないけど。
一つだけ新たに出力しはじめたエリアがある。

投稿者のプロフィールを表示しはじめました。
これは今後、将来的に、いつからかは何も考えていないけど、『自分が行っていない、自分以外の方の庭園紹介も載せられたらいいな』というのを見据えたもの。

どういった庭園が掲載基準に達するのかという点、
これまで中の人が積み重ねてきた「批判や批評をしない、『この施設を知ってもらいたい』から載せるんだ」的な編集方針をどう維持していくか、みたいな点も鑑みながらこの辺の運用は考えていきたいと思います。

■残タスクと「ウェブメディア」について思うこと

まだデザイン的に崩れているところが数カ所あったり、
「これ実装したいな」と思いながらやれていないところもあるのだけど、ひとまずリリース!今後徐々に直していきます。

リニューアル作業しながら思っていたこと。いまどき皆さん『好きなウェブメディア』とかってあるんだろうか?などと。
(もちろん当サイトが好き、と仰っていただく機会はあるので「無い」ってことはないだろうけど)

自分自身『トップページから定期的に見る』ウェブメディアは(ほぼ)無い。やっぱ「SNS/検索⇨記事」という行動が主。

『このサイトの表紙が好き』という感情ってもはやあまり無いかもな〜と思いながらも、前述のような使い易さ/回遊性のほかにもカルチャー臭が生まれるように作業しました。

それでは2023年も《おにわさん》を宜しくお願いいたします!

P.S.:クラブツーリズム『おにわさん厳選/滋賀・京都の至極の庭園めぐり』のお知らせ

2023年、クラブツーリズム様の企画で《おにわさん》中の人が案内役をつとめるツアーが決定しました!

ぜひ下記よりチェックしてみてください。


[おにわさんーお庭をゆるく愛でる庭園情報メディア]( https://oniwa.garden/ )の中の人が、庭園について思うことなどを綴ります。 サイトでは日本全国約1400の庭園と2万枚以上の庭園写真を掲載!