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ブランディング風

ども!すけです!

僕たちデザイン事務所の仕事はクライアントさんのブランディングをサポートすることとほんとんどイコールだとも言えます。

どうしたらその企業の想いを表現することが出来て、どうしたらそれが機能し、どうしたらそれによってファンができるのか。
最近では色んな業界に関わることができて、それはそれは面白い。

ところで、思ったことありません??


ブランディングって結局何…??


って。

僕も知らないです。
自社で定義していることでしか説明ができません。

で、今回はブランディングって結局何なの?
ってことについて、あえてそうじゃない側面を説明して理解してもらおうと思います。

これは僕がある交流会の団体に呼んでいただいた時の話。
全国にある交流会っぽくて、そこには大手企業の重役の方から走りたてのフリーランスの方まで全部で100人くらいの人がいました。

特徴的だったのが、皆さんの自己紹介とショートピッチのような時間で社会貢献のことをすごく話されるんです。
自分が何をしているか+社会にどんな貢献をしていくのか?
っていうのがセットなんです。

シングルマザーの方への支援を…
障害を持ったこどもの教育環境を整えたい…
SDGsのうちこれとこれを掲げていて…

みんな自分の利益だけじゃなくて社会に目を向けているんです。
全員に統一されていることを考えるとこれがこの交流会のコンセプトでもあるかな?って思います。

結論を言いますね。
これがめっっちゃキモくて帰りました。
キモすぎた。

実は、その前にも帰ろうと思ったタイミングがあったんです。
それも何回も。

まず会場に入ると、受付の人に名前・職業・所在地を書いてと言われます。

僕「え。事前に情報は送っているんですけど?」
受付「はい、同じ内容の記入をお願いします」
僕(名前だけでよくない…?てか情報渡してるんやからお前らが印刷して確認できるようにしとけ)

もう帰りそうでしたが、これは絶対受付の人が悪いわけじゃない。この人に何の罪もない。
とても愛想の良いお兄さんだったので僕は言われた通り書くことにしました。

次は横のお姉さんに名刺を提出してくださいと言われます。それも2枚。
僕「なんでですか?」
受付「来ていただいた皆様にお役に立つ情報をお届けさせてもらっています」
僕「いや、いらないです笑」
受付「では送るのは控えますのでお名刺だけ頂戴してもよろしいでしょうか?」
僕(何で!?!?!?!?!?!?もしかしてこっちの理解力が足りてない…?)

またまた帰りそうでしたが、これは絶対受付の人が悪いわけじゃない。この人に何の罪もない。
とても愛想の良いお姉さんだったので僕は言われた通り書くことにしました。

次はそのお姉さんがこちらをお受け取りください。とパンフレットみたいなものとA4の紙を5枚ほど渡してきます。
(文字に起こすと注文の多い料理店みたい。)

見てみるとパンフレットはその交流会のもので、書類は会社さんの宣伝用のフライヤーと参加者名簿でした。
僕「いや、いらないです」
受付「え…いや…」
またまたまた帰りそうでしたが、これは絶対受付の人が悪いわけじゃない。この人に何の罪もない。
とても愛想の良いお姉さんだったので僕はその紙を受け取り、僕の後ろで受付をしている知らないおじさんに渡しました。

受付だけで散々なストレスを感じたのですが、紹介してくださった方の手前、何とか我慢をして席につきます。

今度は
「こんにちは!〇〇会社の佐藤です」
「初めまして!株式会社△△の三浦です」
こんにちは…
こんにちは…
と色んなおじさんとかおばさんが愛想よく僕の席に自分たちの会社のチラシを置いていくんです。

僕は思いました。

紙やインク、その他の資源はどうだっていいんですか!?!?!?!?
社会貢献ってその分野だけやってればその他はどうだっていいんですか!?!?!?!?
100人も立派そうな大人がいて誰も違和感持たないんですか!?!?!?!?

捨てられる前提のような紙の使い方をするな。
誰が何十人に持ってこられたチラシを1枚ずつ見るねん。

全部データでいいやん。
全部スマホに送ってくれたらいいやん。

我慢できなくなって、知人に謝罪だけして20分くらいで帰りました。
それにしてもよくこんなに気持ち悪いアクションだけを並べることができたな、って感じです。

これはそうじゃない側面を切り取ったブランディングのお話です…笑
ブランディング風と言えばわかりやすいかと思います。
どこまでいってもカニカマなんですよね。

この交流会に必要なブランディングって何だったのでしょうか??

僕の場合は少し極端なことは自覚していますが、このチームはどうすれば一貫したブランディングを持つことが出来て、ここに来た僕はどうすればこの人たちのファンになっていたのでしょうか?

わからない人もわかった人も自身のブランディングを考えるキッカケにしてみてください!
また、ブランディングについて話をしたい人はコメントでもDMでも待ってます。

ブランディング風はブランディングを意識してない人たちよりタチが悪い。

それでは!

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