思考を止めないで

私はパーソナルトレーナーとして活動したいと思いたち、まず養成講座を受講することにしました。
それまでスポーツには興味があったのですが、人間の身体については無知に等しいレベルでした。

養成講座では姿勢のチェック、ストレッチ、トレーニング指導まで、見るもの聞くものが全て新鮮で、身体の不思議さを知ることとなりました。

やはり何を始めるにも知識は重要です。
例えば、カレーを作るにも材料は何が必要か、調理方法はどうするかといったことを知識として知っておかなければ、おいしいカレーは作れません。

現在はとてもありがたいことに、どんな知識や情報も無料で学び知ることができる時代となりました。
何でも知ることができるようになったとはいえ、無料にはやはり限界があるのが事実です。

これは自分自信でも痛感していることですが、今以上のレベルを目指すのであれば、自己投資をしていかなければ高い所へはたどり着けないということです。
それまでやってきた方法で高みを目指そうとしても、今まで以上の結果は望めないのです。なぜなら、今までの方法は今現在の状況を作る力しか持っていないからです。

知識や技術を高めるためには、いろいろな情報から取捨選択し、トライ&エラーを繰り返していかなければならないと思っています。
試してみる、失敗する、何で失敗したのか考える、この方法が当てはまるのか考える、当てはまらなければ別の方法を探る。
これには、まず知識を蓄え考えるということが必要になってきます。

人間は考える葦であると哲学者パスカルは言いました。人間は自然の中ではか弱い存在であるが、思考する存在としては偉大であるということです。
考えることをやめてしまっては思考停止を引き起こすだけとなってしまい、それ以上の成果は望めません。

現状を変えたければ今までのやり方を改め、知識を増やし思考を止めない。変化はここから始まるのではないでしょうか。

同じ変わらぬ毎日の延長に満足いかない今日がある。
運を天に任せ楽しい未来を待ち焦がれるよりも、自らの力で明るく楽しい未来に変えていくのは行動の変化でしかないと思うのです。