合唱人集団「音楽樹」公式note

合唱指揮者・作曲家・詩人・ピアニスト・ヴォイストレーナー・合唱歌手など、合唱に携わるあ…

合唱人集団「音楽樹」公式note

合唱指揮者・作曲家・詩人・ピアニスト・ヴォイストレーナー・合唱歌手など、合唱に携わるあらゆる人が結集し、より良い音楽の追究の場、世界中の人々と音楽的感動を共有できる場を目指して活動している、21世紀の合唱を考える会 合唱人集団「音楽樹」の公式noteです。

記事一覧

3年ぶりの空気感、そしてブランクを経て思うセミナーの重要性、先鋭性

~八ヶ岳ミュージックセミナーについて、徒然に~(横山琢哉)  1999年8月、初めて訪れた隠岐・島前(どうぜん)の海士町。まだ若輩者だった私は、この場所が選ばれた詳…

≪特集≫カール・ホグセット氏を偲んで(4)通訳からのメッセージ

Tokyo Cantatでのホグセット氏の英語通訳と来日時のアテンドを長年担当されてきた通訳の安保洋子さんから、メッセージをお寄せいただきました。 カール・ホグセット氏 一…

《特集》カール・ホグセット氏を偲んで(3)留学メンバー座談会

Tokyo Cantatの招聘講師として1997年から2016年まで13回の登場を数え、私たちに本当に多くの大切なことを教えてくださったノルウェーの合唱指揮者・声楽家であるカール・ホ…

《特集》カール・ホグセット氏を偲んで(2)カールとの思い出(荻原美城)                          …

Tokyo Cantatの招聘講師として1997年から2016年まで13回の登場を数え、私たちに本当に多くの大切なことを教えてくださったノルウェーの合唱指揮者・声楽家であるカール・ホ…

《特集》カール・ホグセット氏を偲んで(1)「音楽樹」に届いた1通の手紙

Kariさんからの手紙Tokyo Cantatの招聘講師として1997年から2016年まで13回の登場を数え、私たちに本当に多くの大切なことを教えてくださったノルウェーの合唱指揮者・声楽…

八ヶ岳ミュージックセミナー川上村へのお誘い

八ヶ岳ミュージックセミナーとは緑豊かな高原、長野県・川上村に合唱人が集い、作曲家、合唱指揮者、声楽家とともに、新たな合唱像、合唱音空間を探究するセミナーです。 …

春のアトリエ2022のご紹介

現在好評配信中の「春のアトリエ」について企画担当の横山琢哉がリポートいたします。配信についてのお知らせもページ後半にございますので、ぜひごらんください! 2022年…

「春のアトリエ」を振り返る

「春のアトリエ」とは・・・ 成り立ち、そして昨年の模様を企画担当の横山琢哉さんに伺いました。 今までの「春のアトリエ」 「春のアトリエ」は、「音楽樹」が発足して2…

《連載》合唱人のための音楽史講座―合唱音楽のルーツを求めて(宮崎晴代)

連載を始める前に  新しいステージを歩み始めた『樹音』。その記念すべき初号に、「合唱人のための音楽史講座―合唱音楽のルーツを求めて」を寄稿させていただくことにな…

3年ぶりの空気感、そしてブランクを経て思うセミナーの重要性、先鋭性

~八ヶ岳ミュージックセミナーについて、徒然に~(横山琢哉)  1999年8月、初めて訪れた隠岐・島前(どうぜん)の海士町。まだ若輩者だった私は、この場所が選ばれた詳しい経緯などは知らなかったが、新実徳英先生、西村朗先生が、栗山文昭先生と、なんかおもしろいことやろうよ、という話になった、と漠然とは聞いていた。初めから私は主催者側のスタッフとして動いていた。栗山先生、藤井宏樹先生とともに、往きのフェリーでもう酒盛りをしていたような。作曲家の久留智之先生、今は亡きカール・ホグセッ

≪特集≫カール・ホグセット氏を偲んで(4)通訳からのメッセージ

Tokyo Cantatでのホグセット氏の英語通訳と来日時のアテンドを長年担当されてきた通訳の安保洋子さんから、メッセージをお寄せいただきました。 カール・ホグセット氏 一周忌に寄せて安保洋子(英語通訳) ホグセット氏との出会い  カールと最初に出会ったのは、1995年の春だったと記憶しています。  前年に栗山先生とコーロ・カロスのスペイン・トロサ国際合唱コンクール参加に同行していた私は、その夜、カロスの川口リリアホールでの演奏会にご招待をいただいていました。当時、私は

《特集》カール・ホグセット氏を偲んで(3)留学メンバー座談会

Tokyo Cantatの招聘講師として1997年から2016年まで13回の登場を数え、私たちに本当に多くの大切なことを教えてくださったノルウェーの合唱指揮者・声楽家であるカール・ホグセット氏が、2021年6月2日、79歳で旅立たれました。教え子たちがホグセット先生の在りし日を偲びます。 ノルウェー留学メンバー座談会 2022/05/20@ZoomTokyo Cantatでカール・ホグセットさんと出会い、若い指揮者のための合唱指揮者コンクールの副賞でノルウェー短期留学を行っ

《特集》カール・ホグセット氏を偲んで(2)カールとの思い出(荻原美城)                                        

Tokyo Cantatの招聘講師として1997年から2016年まで13回の登場を数え、私たちに本当に多くの大切なことを教えてくださったノルウェーの合唱指揮者・声楽家であるカール・ホグセット氏が、2021年6月2日、79歳で旅立たれました。 1997年カンタートから親交のあった、教え子でもある荻原美城さんが思いをつづります。 Carl Høgset との思い出2021年6月3日、山梨から帰る電車の中で私はCarl が亡くなった事を知りました、それはノルウェー語で書かれている

《特集》カール・ホグセット氏を偲んで(1)「音楽樹」に届いた1通の手紙

Kariさんからの手紙Tokyo Cantatの招聘講師として1997年から2016年まで13回の登場を数え、私たちに本当に多くの大切なことを教えてくださったノルウェーの合唱指揮者・声楽家であるカール・ホグセット氏が、2021年6月2日、79歳で旅立たれました。 それから1年が経とうとしていた2022年4月の末、彼の奥様であるカーリ・ホグセットさんから「音楽樹」に1通の手紙が届きました。 Dear conductors, singers and administrative

八ヶ岳ミュージックセミナー川上村へのお誘い

八ヶ岳ミュージックセミナーとは緑豊かな高原、長野県・川上村に合唱人が集い、作曲家、合唱指揮者、声楽家とともに、新たな合唱像、合唱音空間を探究するセミナーです。 作曲家自らの指導・指揮による新作委嘱作品のレッスン、集大成のコンサートを中心に、レクチャー・シンポジウムではあらゆる角度から合唱を考え、実りある3日間を過ごします。 以下、今回のセミナーについてご紹介します。 合唱音楽を愛する方、現代音楽に興味がある方、涼しく爽やかな川上村に是非おいでください! 【3年ぶりに開催決

春のアトリエ2022のご紹介

現在好評配信中の「春のアトリエ」について企画担当の横山琢哉がリポートいたします。配信についてのお知らせもページ後半にございますので、ぜひごらんください! 2022年(アーカイブ配信中)今はまだ、2019年以前のように、一堂にみなが会して、というやり方が出来る状況にはなっていません。そこで今回は、ライブ配信の難しさを知った2021年の反省を生かして「アーカイブ配信」のみとし、講座として質が高く楽しめる動画を残そう、という方針に転換して行うことになりました。 3月8日(火)、

「春のアトリエ」を振り返る

「春のアトリエ」とは・・・ 成り立ち、そして昨年の模様を企画担当の横山琢哉さんに伺いました。 今までの「春のアトリエ」 「春のアトリエ」は、「音楽樹」が発足して2年半が経った1999年3月に第一歩を踏み出しました。主に大学合唱団の事情なのですが、2月から3月にかけては「シーズンオフ」のようになりがちでした。間もなく新入生を迎えるという時期に、大学生が力をつけるための講習会のようなことは出来ないだろうか、と考えた「音楽樹」の若手会員が、当時の栗山文昭代表幹事に提案したことが

《連載》合唱人のための音楽史講座―合唱音楽のルーツを求めて(宮崎晴代)

連載を始める前に  新しいステージを歩み始めた『樹音』。その記念すべき初号に、「合唱人のための音楽史講座―合唱音楽のルーツを求めて」を寄稿させていただくことになりました。このような貴重な機会をいただき、大変光栄です。またこの講座は連載させていただけるとのことですので、末永くお付き合いください。 序 さて、この講座を一応「合唱人のための音楽史講座」と名付けましたが、合唱音楽の歴史を普通に連載するのは、ありきたり過ぎてあまり面白くありません。そこで、合唱音楽のルーツを求め、そ