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「春のアトリエ」を振り返る

「春のアトリエ」とは・・・
成り立ち、そして昨年の模様を企画担当の横山琢哉さんに伺いました。

今までの「春のアトリエ」

「春のアトリエ」は、「音楽樹」が発足して2年半が経った1999年3月に第一歩を踏み出しました。主に大学合唱団の事情なのですが、2月から3月にかけては「シーズンオフ」のようになりがちでした。間もなく新入生を迎えるという時期に、大学生が力をつけるための講習会のようなことは出来ないだろうか、と考えた「音楽樹」の若手会員が、当時の栗山文昭代表幹事に提案したことが発端でした。先生は、どうせやるならそこでしかできないような独創的なもの、単なる「ハウツー」ものに留まらないような企画を、そして「大学生」に限らず参加できるようなものにしなさい、と、企画運営を、筆者をはじめとした若手会員に任せてくださいました。「春のアトリエ」という素敵な名前も栗山代表幹事の発案でした。「アトリエ」はフランス語で「工房」の意味。英訳すると「ワークショップ」になります。毎年、「音楽樹」の幹事のみなさんに1講座ずつ担当していただき、それ以外に1~2名の特別講師をお招きし、千葉県南房総市の民宿「いとうRYO」でスタートし、途中場所を何度か変えたりしましたが、近年はまた「いとうRYO」に戻り、それが定着してきたところでした。ちなみに、コロナ禍前最後の2019年には、特別講師に作曲家・ピアニストの寺嶋陸也さん、音楽学者の宮崎晴代さんをお迎えして、レギュラー講師の栗山芸術顧問・藤井宏樹代表幹事・片山みゆき副代表幹事・野本立人副代表幹事とともに5講座が開催されました(片山副代表幹事と宮崎さんは協働で1つの講座を担当しました)。主に大学生と、時折ベテランの方も混じりながら、ともに机を並べ、あるいは歌い、同じ釜の飯を食い、夜は遅くまで飲みながら語り合う時間は、至福の時でもありました。


2021年(オンライン開催)

ところが2020年3月、忌まわしき「コロナ禍」が原因で、初めて「春のアトリエ」を中止せざるを得ませんでした。しかしこの時には、1年後には普通に出来るのではないか、という淡い期待もありました。ところがそうはいきませんでした。しかし、この歩みを2年も止めるわけにはいかない、と考えた私たちは、「オンライン開催」の可能性を探りました。結果的に、2021年3月9日(火)~3月10日(水)に、ライブ配信およびアーカイブ配信という形で、以下の講座を開催しました。

■「発声クリニック~あなたの歌声、診察します~」(講師 野本立人)
■「合唱指揮あれこれ」(講師 藤井宏樹)
■「楽譜でたどる合唱音楽史 ―目で楽しみ、耳で味わう合唱音楽史―」(特別講師 宮崎晴代)
■「子どもの歌を追いながら」(特別講師 寺嶋陸也)
■「グレゴリオ聖歌「Ave Maria」とじっくり向き合おう」(講師 片山みゆき)

とにかく実施出来たことは大きな成果で、ご好評もいただいたのですが、Zoom利用によるライブ配信を私たち素人が行うのは限界があり、画質音質その他で大きな問題を残すことにもなりました。ご批判も多数いただきました。

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