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大会を支えるセイコータイミングチーム~前日準備編~

世界記録を狙えるレベルの
高速レースが繰り広げられる東京マラソンにおいて、
大会のタイムを計時するタイマーは非常に重要な存在。

そんな大切なタイマーは、
オフィシャルパートナーのセイコーによるものです。
東京マラソン第1回大会から
オフィシャルタイマーとして
支え続けていただいております。




その他にも、、、
EXPOのブースや
大会期間のセイコーハウス銀座のディスプレイなどで
沢山の方の目に触れてきたことでしょう。

ディスプレイは私も、毎年、どんなだろう?
と楽しみにしています!✨



セイコーハウス銀座のディスプレイにて




ディスプレイが変更されると
今年もいよいよだ!とも思ったり。

EXPOでは、目標タイムを合わせて
タイマーと一緒に写真が撮れる
フォトスポットが毎年人気です!


当日に向けて気分が盛り上がりますね!✨


ところで、
セイコーさんの黄色のタイマーを
みなさんは見たことがありますでしょうか?💛👀


 

そうそうこれです!👆

東京マラソンの当日、計時をしている
大切なタイマー。

タイマーはスタート時、コース上、コース中走っているランナーのそばで走行している計時車の上に載っているもの、フィニッシュ地点と様々な場所にあります。

一体いくつあるのか、、、?
全て数えたことがある方は
いらっしゃいますか?(笑)😮´-

なんとその数
32台!

そして、このタイマーを管理している
セイコーの部隊裏の存在を知っていますか?

その名も
セイコータイミングチーム💡 ̖́-

1秒が記録に関わる
緊張感のある作業はプロフェッショナルな
セイコータイミングチームのみなさんの
万全の準備と作業によって支えられています。

セイコータイミングチームは
約20名のメンバーで構成され
マラソンのみならず、
約15種類のスポーツ競技における
時間の管理を行っています✨
(引用:https://www.seiko-sts.co.jp/products/sports/)


今回は東京マラソン2024の裏側で活躍する
セイコータイミングチームに、
わたくしあややが、特別に密着させていただきました!
ぜひ最後までお読みくださいね〜🏃!



⬛︎前日準備編

遡ること2024年3月2日。
東京マラソン2024大会前日です!
なんと、セイコータイミングチームは
前日から現場入りするのです!

スタート地点の都庁前で集合!
そこで、突如現れたのは
SEIKOと書かれた大きな大きな4tトラック!


東京マラソン2024のオフィシャルパートナーです🏃‍♀️



精密機器輸送中の文字が!🙄


中からは続々と黄色の四角いものが
下ろされていきます。
これが何か皆さんはもうお分かりですね!(笑)



お馴染みのSEIKOタイマーです!
これは、コース上で見る
計時車の上についているタイマーです!🚙
このタイマーの存在により
ランナーや沿道する方が
マラソンの経過を知ることができます。


▶︎計時車両への取り付け作業

前日の午前中はこのタイマーを
車に一つ一つ取り付ける作業から始まります。
セイコータイミングチームは、計時の管理だけでなく
取付作業も自分たちで行っているんです!



左右二手に別れ専用のパーツで固定していき
最終的に正面から見たときに位置の左右差がないかなど
細かくチェックしていきます。

ここで疑問が一つ、、、
どんな車でもタイマーを取り付ける事はできるのか?

💡
このタイマーは車両のキャリアバーに取り付けています!
キャリアバーを、タイマーの規定にあった
長さに調整すれば、
どんな車でも取り付けられるのだそう!

自分の車に取り付ける、、、
なんて事も不可能ではないんですね!(笑)😂

タイマーの乗った計時車両は
合計で12台

詳しく説明すると
⚫︎各地点9箇所
(5km,10km,15km,20km,中間地点,25km,30km,35km,40km)
⚫︎車いす先導車
⚫︎マラソン男子先導車
⚫︎マラソン女子先導車

この12台になります。

※マラソン先導車の2台は報道カメラ車としての機能もあり、トラックの荷台の取り付けとなります。荷台への取り付けはセイコータイミングチームとは別の専門の業者が行います。


これをチームメンバーで協力し
手際よく設置していきます✨


一つ一つのタイマーをよく見ると
どこで使うタイマーなのかが記載された
ラベルが貼られていました!
写真のは40km地点ですね!!🔥

﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏

ちなみに、セイコータイミングチームが
東京マラソンの準備をするのは、
マラソンシーズンが本格化する
年明けから始まっているんだそうです!
SEIKOさんが協賛している他の大会と平行して
タイマーの数や、スタッフの人数、細かいチームとしての動きを決めることから始まります。
そして大会1週間ほど前になると、
東京マラソンで使う32台のタイマーを
数日間、倉庫で稼働させ
動作のチェックを行います。
この動作チェックをした後に、
あの大きなトラックに積み込む作業が始まります!🚚

積み込みの順番は、
機材やタイマーの使用場所や
設置のスケジュールを考慮して
行って行きます。

﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏

ところで、3月2日に私が
タイムラプスで発信した投稿は
見ていただけましたか?💙 ̖́-
タイマー取り付けの、
一連の流れが見られます🎞⟡

https://x.com/tokyo42195_org/status/1763787008391180289?s=46



▶︎フィニッシュエリア

午後は、スタートエリアの西新宿から
フィニッシュエリアの東京駅まで移動し、
ふたたび、タイマーの設置が始まります!


セイコーのトラックも
フィニッシュエリアへ到着です!


フィニッシュゲートに組み込まれている
タイマーの設置です!


画像のようにランナーがフィニッシュして
振り返って見られる面だけでなく、
フィニッシュに向かって走ってくる
反対の面にもタイマーは設置されていて、
フィニッシュゲートには
左右両面、合計4つのタイマーが埋め込まれています☝️


少し高い位置にあるように見えますが、、、
一体どのように設置するのでしょうか。





なんと、クレーンでタイマーを釣り上げて
上まで持っていくのです!
この瞬間を私も目の前で見ていましたが
すごく緊張感でいっぱいでした!😬💦


最終的に綺麗に埋め込まれて
無事設置が完了します!✨

これを左右両面の4行程行います。

実は、午前中、計時車両の取り付け作業と
同時進行で、スタートゲートのタイマーの設置もしていました!✨


セイコータイミングチームは
前日からという限られた設置の準備期間の中で、
32台のタイマーの設置をしなければいけないので
時間との戦いです🔥🔥

残すこと最後のタイマー!


車内の1番奥から現れるのは巨大なタイマー、、、


人の手では持てないくらい
計時車両用のタイマーと比べて
相当な重さがありそうです。。😧



引っ張る方1名、押す方5名
男性6名がかりで運んでいます!


このタイマーは一体どこに運ばれていくのか、、、?




ココです!
ココがどこだかわかりますか?
分かりやすく説明すると、
下の図の黄色の「ココ」と書かれた丸の部分です。
ホームストレートに入る最後の右折するところです!




恐らく、ランナーだけでなく
テレビの中継や応援している方にも
多く目に触れる場所です!

だからこそ、
何気なく、当たり前のようにあるように見えますが
ランナーが最後のスパートをかけたり
テレビ中継でも映る場所なので
設置には角度や位置を入念にチェックしていました!

この大型のタイマーはMDタイマーといい、
東京マラソンの計時で使用するタイマーの中で
一番大きいです!
通称、セイコータイミングチームの中では
「かまぼこタイマー」と呼ばれているそうです!


かまぼこ、、、可愛いですね💓😻(笑)


このかまぼこタイマーに限らず
32台のタイマーを設置するにあたり、
気を付けていることを
セイコータイミングチームにお聞きしました。

「気を付けていることは、車載車のタイマーは落下のないよう安全でしっかりとした取付。また、スタートからフィニッシュまでのコース上のタイマーについても安全に気を付けて、ランナーの邪魔にならないけれども、ランナーにより見やすい位置への設置。主役のランナー、そして沿道の応援する皆様にしっかり見ていただけるような位置への設置を心がけて、関係者と確認を行いながら決めていきます。」


さすが、プロフェッショナルですね~!😳🌟
計時だけでなく、
タイマーの設置や準備から意識が高く、
東京マラソンに関わる方のために
動いて下さっているのが良く伝わります。
そして感謝の気持ちでいっぱいです🙇‍♀️

﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏

ここまでが、
セイコータイミングチームの前日準備編でした☺️✨
次の記事ではいよいよ、
東京マラソン2024大会当日に
セイコータイミングチームが
どんなことをしているのか
ご紹介していきます!

はやく、知りたい!と
歯がゆい気持ちがあるかと思いますが
次回投稿5月10日(金)となります😛🔥

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以上あややでした!
次の記事でまたお会いしましょう~⸜🙌🏻⸝‍



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