セラピストを取り巻く環境をPEST分析してみる④ Technology(技術)
本日のマエオキ
暑い、涼しい、肌寒い。
なぜ人はこんなにも天気と気温に気持ちが左右されるのでしょう。
#急に詩的
皆さん,こんにちは。
どうも詩人です。
#今日もよろしくお願いします
7月ですね。
何か思っていた7月と少し違いますが、夏ですね。
#かき氷が食べたい
夏、といえば、祭り、ですね。
ということで、OneSelF、祭りに出展します!
#急な宣伝
7/16-17で三鷹市役所にて、「管理栄養士による健康食堂」と題して、栄養に”そっと寄り添う”ホットサンドとスムージーを販売します。
加えて、7/17は小学生を対象に「夏休みの自由研究 〜ジャンプ測定&トレーニング」を開催します。
是非、お誘い合わせの上、お越しください^^
そして、夏といえば花火🎇
#花火の絵文字がしょぼい
ということで、これは個人的にですが、花火行ってきました!
久々の花火、楽しかったです!
その様子はラジオでも語ってます。
そして、何よりRolling Stones 60周年おめでとう!!
#年齢の倍くらいバンドやってるおじさまたち
僕らも愛し愛される組織になっていきたいものです^^
前回のおさらい
ということで本題です。
前々前回は「セラピストを取り巻く外部環境を探って、その中で自分たちができることを明確にしていこう」ということで、PEST分析の概略を記していきました。
前々回は実際に分析を行い、Politics(政治)とEconomy(経済)について解説しました。
そして、前回はSociety(社会)を深掘りしました。
今日は残り一つ、Technology(技術)です!
PEST分析、早くも4回目。
そろそろまとめたにいきたいですね。
ではTechnologyの世界へどうぞ。
Technology(技術)
セラピストを取り巻く技術はどのように進歩をしていくのでしょうか?
-ICTの活用
言わずもがな、ここは注目ポイントですね。
特に感染症の拡大でその成長速度は急速に高まったと考えられます。
ICT: Information and Communication Technology(情報通信技術)は、その名の通りコミュニケーションが入っており、人と人を通信技術(主にはインターネット)を通じて結びつける技術のことです。
そして、Web3.0やメタバースと呼ばれる新しい時代にも突入しています。
#ここは只今とても勉強中
これにより生じてくる変化は大きくは2つあると思っていて、常時インターネットに接続しているようになること、そして、メタバースのように現実と仮想空間が融合してくることです。
両者はオーバーラップしている部分もありますが、まずこの項には常時インターネットに接続しているようになることによって引き起こされる事象について綴りたいと思います。
僕たちは現在も基本的には常時インターネットに接続されている状態です。正確には”している”です。
なので、圏外になったら困りますよね。
僕の使ってる楽天モバイルはまだまだ圏外になりまくるので、その都度、スマホを天に掲げて電波を探します。
つまり、現在は僕らがインターネットに接続しようとしないと接続できないんですね。
ここから、おそらく意図せずとも、様々なものが常にインターネットと結ばれている状態になると思います。
実際に今も冷蔵庫や電気ポッド、掃除機に至るまで、色んなものがインターネットに接続されています。
これが、人に対しても発展してくると考えられています。
つまりは心拍数や呼吸数などのバイタルデータ、歩数計・エクササイズモニターなどの活動量データ、睡眠中のいびきの回数を測るもの、これらが同時接続的に吸い上げられるようになる時代がすぐそこまできていると思ってます。
もちろん情報漏洩のリスクはありますし、この辺りはまだまだ課題があるようです。
そんな中でも実際に吸い上げている国もありますが、日本はこの辺り非常に慎重なので、吸い上げずにデバイス内に留めている場合が多いのではないでしょうか?
おそらくはここから10年20年経ってくると暗号化の技術がさらに向上して、あらゆるデータが使えるようになると予測しています。
そうなると、心臓病になりやすい人は、どんな心拍数で、1日何時間寝て、どれくらいの活動量なのか、などを大量のデータ(ビックデータ)から収集し、心臓病にならないためにはどうしたら良いのか、という行動変容まで促してくれるようになるかもしれません。
より多くの種類のデータをとることで、よりパーソナライズされた治療も可能になります。
例えば今までは心臓病で血圧が高い人にはこの治療、血圧が低い人にはこの治療、という手段だったのが、仕事はデスクワーク、趣味はテニス、昔は野球部に所属していた血圧が高い人に最適な治療方法というのが、細かく判定できるようになる、ということです。
僕自身も大学院ではIT技術を駆使して、野球選手の柔軟性を自動的に測定し、未然に怪我を防ぐ取り組みをおこなっていました。
論文も書きました。
ただ、これももはや時代遅れです。
#かと言ってこの経験は無意味ではない
この研究をやる以前は、どうやって柔軟性を測っていたか、というと手で測ってました。
人力ですね。
#マンパワーーーーー
それが自動化できたことは、結構画期的だったんですよね。
少なくとも僕の中では、共同研究者からこれが可能と言われたときは相当の衝撃でした。
ただこれは測定する、という測定者から被測定者への一方向性の取り組みでした。
つまりコミュニケーションがなかったんですね。
#ICTではなくIT
なので、コミュニケーションの部分は人力で補ってました。
こうした怪我をする前の人が怪我を発生させないようにする、という取り組みを一次予防と呼びます。
#二次も三次もあります
そして、話は戻りますが、常時インターネットに接続し、自動的にデータが収集されることで、普段通りの生活をしながら、予兆を検出することができる時代になっています。
これを最近、0次予防、と呼ばれています。
要は「予防しよう」と意図しなくても予防できる時代が近づいてきてる、ということですね。
ここを理解している人と理解していない人では救える人の数が違ってくる、と言えるかもしれません。
ま、個人的には時代遅れになることが全然悪だと思わないですし、救える人の数の大小でその人の価値が決まるとは思ってないので、良い悪いの話ではない、ということは付け加えておきます。
#お爺さんになっても孫とコミュニケーションが取れるくらいには適応したい
-オンライン化
続いて、オンライン化ですが、ここは先ほどの後者にあたるメタバースのように現実と仮想空間が融合してくることが影響してくると考えます。
メタバース、と聞くと最近流行りのバズワードでしょ。
と感じますよね。
#バズるは今でも伝わる言葉かは不明
まぁバズっている、ということは今意識されていると同義だと思うので、こういうのを知ろうとするのは重要ですよね。
と言っても僕も勉強中なので、すごい詳しいわけではありませんが、簡単に言えば仮想空間のようなものと理解しています。
VRとかARとかですね。
このゴーグルがどんどん小さくなってますし、将来的にはゴーグルではないものに置き換わるかも、なんて言われてます。
#まじ未来
このメタバース、何がすごいかというと、新しい世界を何個も作れるということです。
各世界で価値観や信条、風習なども変わってきます。
#多様性がすごい
まさにどこでもいける感じですね。
そして、この同じ場所にいながらどこにでもいける感じが破壊する概念があります。
それが距離(ディスタンス)です。
これは社会のPEST分析の時にも出てきましたが、メタバースの世界に入れるデバイスもしくは環境を持っていれば、距離の概念がなくなります。
そうなると場所の概念も何か置き換わるかもしれませんね。
#場所の均一化
つまりは遠隔医療や遠隔でのトレーニングサービスによって地域格差がなくなります。
どこにいても自分が良いと思ったサービスが受けられるようになります。
そうなると無くなってくるのが場所の優位性です。
東京にいれば最先端のサービスが受けられる、田舎に行けば自然を楽しむことができる。
これは僕らが当たり前に感じている場所の価値観に近いと思います。
僕が会社を建てるときも、新しいトレーニングの形を模索して実現しようとしました。
その時にはやはり人が多いですし、先進的な事柄に対する寛容度も高いので、東京を選びました。
そして、やや都心に近い市部である三鷹駅の駅近物件を選びました。
#アーリーアダプター
しかし、ここに場所の優位性がなくなるとすると、もはや駅近物件に価値はありません。
そして東京にも価値は無くなります。
間違いなく日本で一番、多様性のある街は東京だと思いますが、メタバースが実現する世界では、わざわざ東京に来る必要もありません。
そんな場所の優位性が失われた世界におけるサービスというのは、もはやサービスそのものの質(ここには技術力はもちろん、ホスピタリティなども含む)がより問われることになります。
これはもちろんより厳しい競争になっていきますが、サービスを受けるユーザー側にとってはより良いものが受けられ、サービスの質が格段に向上すると思います。
#がんばろう中小企業
と、まぁ近い未来について綴りましたが、じゃあ実際の現状はどうなんでしょう。ということで僕も何度か受けた現在の遠隔医療について綴ります。
僕はLINEドクターというサービスを何度か利用しました。
これはLINEを通して、診察を受け、薬の処方や対処法などを医師に相談できる、というサービスです。
まず病院に行かなくていいのは画期的です。
病院に行く時って基本的にあまり動きたくないじゃないですか。
だから病院に行くんですが。
#もはや何言ってるかわからない
僕の場合はある程度自分でも、どんな薬がいいのか、という見当をつけて診察していただいたので、とてもスムーズに処方箋をもらうことができました。
#処方箋は近くの薬局でも受け付けてくれます
一方で、やはり詳しい検査はできないんですよね。
血液検査や喉の検査、レントゲンなんかはもちろんですが、その人の呼吸や疲労感、なんなら身長などの体格なんかもわかりづらいです。
その辺りに関してはお医者さんももどかしそうでした。
来てもらえたらもっと詳しく検査できるんだけどねー、と言われていました。
この辺りが現在の限界かなと感じてます。
もちろん地域によってはお医者さんは病院に残り、看護師さんが検査機器を載せた車で地域を回り、詳しい検査をしたデータをお医者さんに送りながら、ビデオ通話で診察する、という取り組みを行っている地域もあります。
#まだまだ少数
これだと行かなくても詳しい検査ができるのでかなり画期的ですが、看護師さんは大変ですよね。
ユーザーも提供側もどちらかに無理がかかり過ぎてしまうサービスは長持ちしないので、この辺りはどんどん改良されてくることを期待しています。
前回のnoteでもご紹介したように僕らも感染症で休業を余儀なくされた際にオンライントレーニングという手段を用いました。
これは僕たちにとっても良い経験で、非常に評判も良かったのですが、リアルのトレーニングを再現することにはまだまだ課題があります。
というより、リアルのトレーニングを再現するのではなく、オンライントレーニングとして新たな価値を見出して実現していくしか、この領域は生き残れないのではないかと感じています。
そして、現状のオンラインでは「トレーニングをする」という目的以外の「余白」が存在しづらいので、当たり前のようですが、トレーニング以外はあまりコミュニケーションをとらないんですよね。
リアルでトレーニングに来られた際は、あいさつをして、着替えて、トレーニング時間になるまでお待ちいただきながら、少し世間話なんかをして、コミュニケーションを取ります。
オンラインでは時間になったら、準備万端の状態でZOOMに参加していただきます。
この「余白」がないことにより人間関係の希薄化が進んだり、ある体験に付随して得られるオプション体験、そしてそこから派生するインスピレーションが得られなかったりと、少し広がりを停滞させてしまうな、と感じているところもあります。
こうした未来と現実のギャップに最も大きく影響しているのは、視覚と聴覚以外の感覚をどのように補う、または感じられるようになるか、だと僕は捉えています。
手軽に電話で音が聞こえ、ビデオで映像が見れる時代がやってきました。
残すは触覚、味覚、嗅覚、そしてシックスセンスなわけですが、ここにどうメタバースの世界観がアプローチしていくのか、ここがこれからの課題と期待です。
ただレディプレイヤー1のような世界が近づいていることは確かなのかもしれませんね。
冒頭の花火なんかもメタバースで迫力が再現されるようになるんですかね。
楽しみに動向を見守りたいと思います。
おわりに
今回はPEST分析の最後の部分、Technologyについて解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
文中にも綴りましたが、現在の変化の速度はかなり速いですね。
追いつくというよりは追いかけるだけでも結構大変ですが、ポイントポイントを「知っておく」ということは何事においても重要かと思います。
少しでもお読みいただいている方に、何か気づきが生まれていれば幸いです。
PEST分析に関してはもう一つ総括として、この分析をどう活用するか、という章を最後にまとめたいと思っています。
が、次回の投稿予定日は7/23(土)、OneSelF開設からちょうど3周年記念ですので、一度PEST分析はお休みし、これまでのOneSelFとこれからのOneSelFについて綴ってみたいと思っております。
是非、お読みいただけると嬉しいです。
それではみなさま、良い週末を。
OneSelFの佐藤でした。
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