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英語へのコンプレックス

私は、自分の英語力にコンプレックスを抱えています。

大学のころから感じだしたのかな。私は文系で、中学高校の間はとても楽しく英語の勉強をしていました。

といっても、学校の授業を楽しく受けていただけ。英会話学校に通っていたわけではなく、受験英語を勉強していただけなんですが、ずっと好きな教科だったし、それなりにいい成績をとれていました。

子供のころから海外の文化に興味津々、海外の映画も大好きだった私は、素直に英語をたくさん勉強できる学部に進学。そこで出会ったクラスメイト達というのが、

高校生の間に1年チェコにいた。
親の仕事の都合でアメリカに住んでた。
というような、猛者たちだったわけです。

当然彼らは、受験英語しかしたことのない私とは全くレベルが違う。
テクニカルな単語やフォーマルな文章は厳しくても日常会話は余裕な彼らと、英単語を口に出すのも恥ずかしい私が4年間一緒に過ごすわけですね。

あれは本当に厳しかった。。。

それだけ実力差がある人間を同じクラスにして同じ教育を受けさせるという大学のシステムにも問題があると思うのですが、私にできることは、
絶対にうまらない差を1ミリでも縮めるために必死に努力すること。
当然やってもやっても成果は上がらす、精神的にかなり追い込まれました。

自分の成長軸にフォーカスしていればそうもなかったかもしれませんが、やはり他人と比べてしまいます。絶対に勝てない。

それ以外にも個人的に抱えていた事情があり、子供のころから抱いていた「いつか留学する」という夢を、叶えることはできませんでした。無念でした。

周りの友達が次々と留学し、海外での経験を積んでいる最中、私は日本で何の変化もない、いや、マイナスの変化しかない生活を送っていたわけです。

大学を卒業してからも、留学できなかったというモヤモヤは消えませんでした。社会人になってからもモヤモヤ。だけど、その当時の私にとって留学やワーホリなんて夢のまた夢。非現実的でしかなかったんです。

心の中にしこりのある私は、果たせなかった想いや、自分の情けない英語へのコンプレックスから、どうしても英語を勉強することと縁を切れなかった。

もちろんモチベーションの波はあるけれども、単語を覚えたり、TOEICを受けたり、細々と関わってきました。

そうしているうちに、語彙力も増え、日本人だけでなく外国人にも「留学したことないの?それにしては話せるね」と言ってもらえる程度の力はついてきました。

やっぱり不満なんですね。対等に渡り歩けるレベルへの憧れは消えない。どんなかたちであっても、日本を出て実践する以外にこの気持ちを満足させる方法はないと分かったんです。10年検証した結果の結論です。時間をかけすぎたくらい。

だから今、アラサーになって、このようなチャンスがもう一度巡ってきたことを本当にうれしく思うし、絶対に楽しんで学んで失敗して笑って泣いて、長年のモヤモヤをすっきりさせて帰ってきたいと思っています。

 

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