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Interview : Creamcan. in July 2021.
ロックというカルチャーが体現する価値観は時代によって変わりまた新たな視点へと広がっているように見えます。反体制であったり内省的であったり開放的であったり。多様な在り方の中から自分の心境を鏡のように映し出すバンドや曲とライフスタイルに出会えた時の感動と衝撃は、人生の方向を指し示すくらいの力があると筆者は思います。
Nirvanaのハート・シェイプド・ボックスの下に記したフックのワンライン。
Hey
CHECK !! THE PERFORMARS !! 20210212.
THE PATS PATS
友達に電話をかけてベッドに寝ころびながら、いつまでも続けられるお喋りのようなたわいもないけど愛おしい瞬間。明日が来るのが待ちきれないワクワクを、思いっきりキュートなワードセンスと甘酸っぱいメロディで駆け抜けるツインボーカルギターポップバンド!元気で弾けるAkikoと凛としてまっすぐなMidoriといった、それぞれキャラクターが光る声色も魅力爆発です🔥
They
Disk Review from TAN KUN as guitarist of DAIEI SPRAY !
2020年春に2nd full album 「BEHIND THE WALL」を発表した東京のPUNK BAND " DAIEI SPRAY "。感傷を捨て去るかのように疾走するビートと、社会の不正義や矛盾に中指を立てる文学的なリリックのアジテーション。台湾や韓国でのショウやアメリカのWEBメディア「NO ECHO」にインタビューが掲載されるなどワールドワイドな広がりを見せ精力的に活動しています。
もっとみるInterview : Monkey in Yellow in November 2020.
ベッドルームで脳内から泉のように湧いてくる想像・妄想・衝動を、極彩色のメロディ&アレンジで際限なく表現するソロプロジェクト「Monkey in yellow」。その音楽に向かう情熱は、東京と静岡2つの地にそれぞれサポートメンバーを向かえる態勢を整え、日本各地で爆発的なライブパフォーマンスを行っています。イマジネーションをフィジカルで体現する熱い感情が迸るアティテュードは、いわゆる「宅録」のローファ
もっとみるInterview : Kiwi in November 2020.
パンクやエモ等のDIYバンドカルチャーを発信するレコードショップやライブハウスが根付く街、八王子。この土地で産まれたドリームポップ4ピース「Kiwi」のルーツは彼らが生まれる以前の90年代ロックにあります。彼らがインタビューで語る、影響を受けた数々のバンドに共通するのは、ロックギターにとって最もオーソドックスな奏法「ストローク」で心を揺さぶる景色と感情を描写するスタイルということです。ギターをかき
もっとみるCHECK !! THE PERFORMARS !! 20201129.
etymon
2016年、前身バンドの解散後、ドラムのいそしまとベースのワタナベでetymon結成。大塚の某スタジオで粛々と曲を作り始める。2017年、サポートメンバーを加えてレコーディングを行い、2019年4月に1st mini album「luminous rumination」を全国流通盤としてリリース。同年5月、下北沢GARAGEにてレコ初ライブを行う。2020年2月、吉祥寺NEPO
Introducing : AMALA in November 2020.
~闇の中に浮かび上がる荘厳な鍵盤の調べから一転し、ヘヴィリフの刻みが轟く雷鳴のようなサウンドの中でのアップライジングパフォーマンス。重厚でクラシカルなメロディーを奏でながら、ロック・メタルが本質的に持つ破壊的な衝動をプリミティブに且つプログレッシブに表現するインストゥルメンタルカルテット「AMALA」。降りやまない長雨の切れ間に、雲の隙間から溢れた一筋の光に何を思うのか。塞いでいく感受性に再び血が
もっとみるIntroducing : kokeshi in November 2020.
~人間の内面や暗部を抉るように暴き出す2バスドラムのダウンビートでイントロからトップギアで爆発する”他壊心操回路" で魅せる、グロウルからガテラルを縦横無尽に叩きつけるカリスマティックな絶叫ヴォーカル。パワーバイオレンス・スラッジの凶暴性と深く冷たい残響のクリーンギターの邂逅。悲しみに満ち満ちた残虐な音空間は、不条理と不正義が横行する現代の様相を克明に描いているようだ。「Nishiogikubo
もっとみるIntroducing : florence in November 2020.
~横浜・横須賀をローカルに、RAFT RECORDSやスタジオオリーブを中心としながら近年DIYパンクの影響を独自に解釈し表現するシーンが形成されている。その中で、「florence」は2000年代にアメリカからヨーロッパ、日本にまで波及し「カオティック」や「激情ハードコア」と呼ばれ興盛したバンドの遺伝子を受け継いでいる。怒りと覚悟に満ちた言語感覚の日本語詞の絶叫と、哀愁のマイナーコードのギタース
もっとみるIntroducing : COLLAPSE in November 2020.
~80年代後半から90年代前半にかけMy bloody valentineが発端となり世界的なカルチャーとなった「シューゲイザー」の美学に忠実な、甘美な白昼夢と悪夢が混ざり合う空間的な轟音&可憐なウィスパーヴォイスをベースとした音楽性。そしてメンバーのルーツでもあるメタルやニュースクールハードコアといったエクストリームな音楽性を豊潤に融合させ、ブラストビートや破壊的なディストーションサウンドは
CHECK !! THE PERFORMARS !! 20201120.
letniy
メロウ×アーバンなインディ・ダンスグループ”youthmemory"でクールなギターサウンドを響かせていたすずこ氏が、ヴォーカルとして新たにギターポップバンドをスタートさせました。ガーリーなコーラスワークに透明感溢れる日本語詞と力強いオルタナティブギターの躍動がフロアに放たれる瞬間に、かつてどこまでもいつまでも歩いて喋っていられた胸の高まりが甦りそうです。今回バンドのお披露目と
Release History of "PROM" in september 2020.
鶯谷what' upや西荻窪pitbarなどのパンクシーンや下北沢のインディーロックバンドまで、幅広い音楽性を股にかける東京のパンクロックバンド「PROM」。スケートボードやハードコアパンクのカルチャーで培った、自分たちの場所を自ら作り出しまた助け合う精神性を、自主企画やドネーションなど確かなアクションを通じ精力的に活動しています。現代の日本で見捨てられたり、なかったことにされてしまうような出来事
もっとみるCHECK !! THE PERFORMARS!! 20201002.
▼ kamisado ▼
2019年に大学のサークル仲間同士が集まり結成されたkamisadoは、同年10月の下北沢THREEで1stライブを皮切りに、都内各所で精力的にパフォーマンスを行う20年代最新型のインディ・ロックンロールバンド。
THE STOROKESを彷彿とするマニアックな遊び心溢れるギターリフと、
日本語詞で歌う情熱に溢れるメロディーはthe pillowsにも通じる「蒼さ
Interview : WETNAP in August 2020.
「パンク」は社会の不正義や不条理に抗い、自身の意思を表明・対話・連帯する音楽であり生き方と筆者は考えています。「WETNAP」の怒りを解き放つ女性Voのスクリーミングと、苦悩と対峙するようながなり声男性Voが突進するビートに乗せる優しさあるメロディには、ハードな環境の中でポジティブさを見失わいための意志といたわりを感じます。D.C.ハードコアパンクカルチャーにも通ずるセンスフルな音楽性とアートワー
もっとみるInterview : kamisado in July 2020.
今から20年前、THE STROKESの登場で世界中の音楽シーンに"ロックンロール・リバイバル"のムーヴメントが巻き起こりました。もともとロックが持つ衝動的で直情的でフラストレーションを爆発させる音楽性に、インテリジェンス溢れるアレンジとセンチメンタルなメロディーを掛け合わせ、無謀でありつつ傷つきやすい若者の煌めく瞬間をパッケージするバンドが数多く登場しました。「kamisado」のメンバーはその
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