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RECOLLECTION

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記事一覧

Introducing : AMALA in November 2020.

~闇の中に浮かび上がる荘厳な鍵盤の調べから一転し、ヘヴィリフの刻みが轟く雷鳴のようなサウンドの中でのアップライジングパフォーマンス。重厚でクラシカルなメロディーを奏でながら、ロック・メタルが本質的に持つ破壊的な衝動をプリミティブに且つプログレッシブに表現するインストゥルメンタルカルテット「AMALA」。降りやまない長雨の切れ間に、雲の隙間から溢れた一筋の光に何を思うのか。塞いでいく感受性に再び血が通いだすヘヴィミュージック・エクスペリエンスに身を委ねよう~ ☽ FOR FA

Introducing : kokeshi in November 2020.

~人間の内面や暗部を抉るように暴き出す2バスドラムのダウンビートでイントロからトップギアで爆発する”他壊心操回路" で魅せる、グロウルからガテラルを縦横無尽に叩きつけるカリスマティックな絶叫ヴォーカル。パワーバイオレンス・スラッジの凶暴性と深く冷たい残響のクリーンギターの邂逅。悲しみに満ち満ちた残虐な音空間は、不条理と不正義が横行する現代の様相を克明に描いているようだ。「Nishiogikubo Blackgaze Hardcore」。混迷の只中にある新宿歌舞伎町にkoke

Introducing : florence in November 2020.

~横浜・横須賀をローカルに、RAFT RECORDSやスタジオオリーブを中心としながら近年DIYパンクの影響を独自に解釈し表現するシーンが形成されている。その中で、「florence」は2000年代にアメリカからヨーロッパ、日本にまで波及し「カオティック」や「激情ハードコア」と呼ばれ興盛したバンドの遺伝子を受け継いでいる。怒りと覚悟に満ちた言語感覚の日本語詞の絶叫と、哀愁のマイナーコードのギターストロークを2ビートで疾走させる高速ナンバーの数々は、スポーティーな快感とは裏腹に

Introducing : COLLAPSE in November 2020.

~80年代後半から90年代前半にかけMy bloody valentineが発端となり世界的なカルチャーとなった「シューゲイザー」の美学に忠実な、甘美な白昼夢と悪夢が混ざり合う空間的な轟音&可憐なウィスパーヴォイスをベースとした音楽性。そしてメンバーのルーツでもあるメタルやニュースクールハードコアといったエクストリームな音楽性を豊潤に融合させ、ブラストビートや破壊的なディストーションサウンドはサポートギターにBoo(ex. Before My Life Fails)を迎え

Interview : Mora Mothaus in june 2020.

インディロックリスナーの間で「ソロシンガー」が発信する音楽の魅力に惹かれる方が多くいるのではないでしょうか。古くはオルタナティブロックを出自に持つCAT POWERやBright Eyesを筆頭に、近年ではAlex G、SNAIL MAIL、Stella Donnelly、Phoebe Bridgers、Japanese Breakfast 等々、ドリームポップ・ローファイ・フォークなど音楽性は様々でありながらも、メロディラインとフロウの豊饒さやシンガーの心の内を1対1で垣間

Interview : nu in June 2020

ドラムとギターヴォーカルという最小編成でゆっくりじわじわと、物悲しくまとわりつくアルペジオから一転する激情的なディストーションの洪水。90年代以降、世界中でエモバンドが誕生し様々な形に派生し変化していきました。淡々としかし赤裸々に哀しさや焦燥というアンビバレンツな感情を爆発させるnuは激情ハードコア・エモリバイバルの系譜を受け継ぎながらも、沈む夕焼けと夕食のかおりが漂う路地に感じるような日本的叙情を奏でます。なにはともあれまずは彼女たちの演奏を聴いてみましょう...。 ▽初め

Interview : Vanitas in June 2020.

スイートで憂いをはらんだ歌声と陰り揺らめくひんやりとした音空間。5弦ベースのダークで重厚なビートと、アトモスフィリックで美麗なシューゲイズ×グランジ影響下の多彩なギターワーク。下北沢・吉祥寺を中心に活動する若手バンドの中で異質に浮かぶ、「影」を表現する楽曲群。それは過ぎ去った記憶に向けてしたためる手紙のようです。3ピースロックバンド「Vanitas」からのテキスト。▼Station▼ ▽今日はよろしくお願いします。初めに自己紹介をお願いします。 三月(トップ写真・中央):

SHOW INFO : 2020/7/1(配信チケット購入・視聴のご案内)

Shinjuku NINESPICES pre. "GALLERY" Vanitas Mora Mothaus nu Date : 2020/7/1 Start : 19:00 Ticket : 1,000 Yen ※視聴期間はライブ配信時間の当日19時より終演までとなります。 本公演は「Rinky Dink Channel」を利用した有料チケット制配信ライブとなります。ご購入・ご視聴に際し下記会員登録URLよりお願いいたします。 ▼会員登録URL その後下