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チャリティーライブを終えて

昨日、約3ヶ月かけて準備を行ってきた能登半島地震チャリティーライブ「オトダスケフェス」が昨日終了した。

ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました!

温かいメッセージ一杯のメッセージボード

当日設置した募金箱には1万円を超える募金が集まり、メッセージボードには、石川県の皆様に向けた温かいメッセージがならんだ。
当日の天候は、霧雨に見舞われ、気温もだいぶ低かったものの、最後まで見てくださる方が何人もおり、アットホームなイベントとなった。
それだけでも嬉しかったが、今回イベントを運営して嬉しかったことは他にもある。

それは、「それぞれが、持っている力を発揮して、イベントを運営できたこと」であった。

音楽で人助けをしてみたいという自分の気持ちに賛同してくださった3名のミュージシャン、他にも妻や友人などに支えられ、イベントを行うことができた。自分一人では気付けなかったことや、手が回りきらなかったことなどについてもたくさん動いていただき、準備を進めることができた。

特に、当日の会場では、出演者と管理会社の方々で配線を組んでいる間、妻と友人がポスターや募金箱を設置したり、カメラの準備をしたりしてくれていた。それも、ただ準備をするだけではなく、それぞれの工夫が光っていた。
リハの様子やアーティストの躍動感が伝わる画角にこだわった写真、野外イベントであったため、風に飛ばされないよう募金箱やポスターのスタンドを養生テープで固定したりと、きめ細やかな気配りに溢れていた。

出演者にしても、それぞれの持ち味が光るステージとなった。
独特なコード使いと優しげなメロディーで歌い上げたトップバッターのヤマグチタカフミさん、爽やかな歌声と春のそよ風のようなギターの神田川さん、小説のような語りと優しさと鋭さを兼ね備えたギターのいとをかしさん、そして、パワーのジャージたばた。お客さんも味わって聴いたり、手拍子をしたり、アーティストによって違った楽しみ方をしていた。

左から、ヤマグチタカフミさん、いとをかしさん、 筆者、神田川さん

プレイスタイルも日頃の職業も大きく異なるアーティストや会場スタッフが、それぞれの持ち味を発揮できた理由、それは、「皆が同じ目的意識を持っていたから」ではないかと思う。

「アマチュアミュージシャンとして、石川県の皆様の力になりたい」という共通意識があったからこそ、様々な会場セットの工夫が生まれたり、アーティストの良さが光るステージとなったと思う。

よく、新年度に、「それぞれの個性を生かした組織にしたい」という目標を打ち立てることは多いが、問題は「個性を活かして何をするか」ではないだろうか。なんの目標もなく、それぞれが行動していたとしても良い結果は生まれない。目標ややることが決まって初めて、自分にできることを考え、持ち味をどう活かそうかと動き始めるのではないだろうか。

今回のイベントは、私の友人や家族を中心に構成されたメンバーで行ったが、仲の良い集団であったのはもちろん、皆で同じ目標を持って行動できる、より結束力の強い集団となったと思う。

だからだろう。缶ビールの乾杯がいつになく美味しかった。(私はノンアル)

当日ご来場頂いた皆様、出演したヤマグチタカフミさん、神田川さん、いとをかしさん、そして株式会社都市計画の皆様、本当にありがとうございました。


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