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一生モノのギターを探す

ギターを始めて5年たった冬、私は現在のメインギターをオーダーした。
今日はオーダーするまでの経緯について記す。

もともとライブで何年も使用していたアコギはあったが、日本の様々な場所で路上ライブをするために連れ回したり、毎日のように使い回したりしたことで、様々なトラブルが生じてしまい、思い通りの音が出せなくなってしまったのである。
その頃、就職が決まっていたことでローンが組みやすくなったことも相まって、一生物にできる一本を探すことにした。候補はいくつかあった。

ギブソンJ200


実は1番の候補だったギター。「キングオブフラットトップ」というあだ名にふさわしい見た目と煌びやかな音が特徴的で、ジョージ・ハリスンやピート・タウンゼント、国内では忌野清志郎や斉藤和義など、名だたるミュージシャンに愛用されてきたモデルだ。しかし、値段もキングだった(60万円以上)ため断念。

K yairi JY45


国産の老舗メーカーK Yairi。国産らしい丁寧な作りと繊細な音で人気を博しているメーカー。
別モデルではあるが、エレカシの宮本さん、サザンの桑田さん、向井秀徳さんなど、様々な国内のミュージシャンに愛されている。
購入を検討したものの、ネックが細かったため、強度を心配して断念。

せっかく一生モノのギターを手に入れたいと思っても、なかなか理想のギターに出会うことができず途方に暮れていた。
そこで私は、自分がギターに求める理想をまとめてみた。
1 予算は30万円以内
2 ネックの強度があるギター
3 サイドバックの木材がメイプルで、しっとりとい   うよりは、ジャキジャキとした音が鳴るギター

そんな話を馴染みの楽器店の店員さんに持ちかけると、
「じゃあ、Furch(フォルヒ)っていうメーカーはどう?」
と提案された。なんでもチェコのメーカーでコスパも良く、良い木材を使っているというのだ、そして中でも心躍ったのが、「一部をオーダーできる」という点だった。
このメーカーとこのメーカーのいいとこ取りができれば…なんてことを何度も思っていた私には、耳寄りな話だった。
代理店の社長が次の週に名古屋から仙台に来るというので、とにかく話を聞いてみることにした。

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