ただの記録、悪くない日々の。

堀田善衛作品を読む。ぼくが堀田さんに出会ったのは秋田に来てから。つまり出会って一年ほどしか経っていない。

最近「おもしろいなぁ~」と思ったことは、秋田に来てから読む本がガラッと変わったこと。堀田さんをはじめ、加藤周一さんやジブリの鈴木敏夫さん、その他諸々、秋田に来てから出会った作家がたくさんいる。

やっぱりぼくは、本と自分をかけ離すことはできず、いつもどこかで本から、その作家から、影響を受けていると思う。


"社会を変えたい"と思っていたあの頃と、"社会を知りたい"と思っている今とでは、ぼくにとって大きな変化があった。

時代はすごいスピードで変化をしている。AIやGPT、これからきっと人の仕事がAIに置き換えられていく。日々を生きていると忘れがちだが、この波は物凄い勢いで、これからも進んでいくだろう。

だからといって焦らず、不安になりすぎず、自分という存在を客観的に見ること。人から社会を見て、社会から人を見る。よくわかっていない、まだ自分の言葉になっていない言葉だけど、それを使ってみる。

わからないことがほとんどの世界だから、わからないことをわからないと認め、日々を生きながら、考える。ぼくはそれが好きだ。

だから仕事はいつだって、社会を知ることであり、わからないことを増やすことでもある。その目で、その姿勢で働けば、仕事が「労働」になることはないのかもしれない。


自分の正義を押し付けることは簡単。でも、そんな自分も社会のなかで生きているわけで、大切なことは自分語りをするのではなく、自分自身を社会や世間、地域の中の一人だと認識することだと思う。

そして、みんなで協力していくこと。個人への矢印が強くなっている現代で、人や地域に目を向けながら、上から自分を見てみること。それを大事にしていきたいと、色々と変化の最中にいるぼくは思う。


秋田に来てからさまざまな出会いがあった。一昨日は高校生と30代の方と、モスバーガーで色々と話をした。そういうぼくは今年24歳。みんな年齢も今いる環境もバラバラである。でも、みんなで集まって話をしている。

そういえば先週の水曜日は8人での集まり。ジャマイカ料理屋で腹を抱えるほど笑いあった。そういう夜をどれだけ過ごすかだと思う。最近そう思う。

繋がりや出会いという言葉が表面化した時代だから、SNSでは語れない泥臭い繋がりや日常をどう生きていくのか。そんな実験というか、興味関心を、ぼくは楽しみながら育み、そしてしっかりと生きていこうと思う。

変な文章を書いてしまったけど、最近の日々も、相変わらず悪くない。またいろいろ動き出すが、いろいろと面白がっていこう。


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