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SEOの本質をシンプルに考えてみる

SEOについて勉強すればするほど、対策方法や複雑な単語や手法が出てきますが、個人的にはもっとシンプルに優しく考えてみる方が良いのでは...と思っています。

会社で書いているブログ記事ですが、サイト上で一番アクセスを稼いでいるのと、ビッグワードまで行かないでも1ページ目や1〜3番目に出ているものも。(正直、構造やドメインパワーが強いとは思うのですが)

SEOについて個人的に常日頃から考えていることを、まとめていきたいと思います。

ただSEOをゴリゴリに勉強したいたり、マーケの仕事をしている訳ではないので、「そういう考えや視点もあるのか」程度でざっくり考えてもらえればと思います。

はじめに

SEOとは【検索サーチエンジン最適化】です。
昨今ではアフィリエイトで生計を立ててる人や、バズる記事の仕掛けを作る人、様々です。
何かを検索すると、記事サイトやまとめブログが出てくるのが当たり前になりました。

SEOの本質は“ユーザーファースト”の思いやりだと考えます。
大切なのは、1ページ目に上げることでも、PV数を増やすことでもなく、
ユーザーの“知りたい”気持ちにマッチする“知りたい情報”を早く正確に伝えることです。

つまりアクセス数が上がったからといって、意図していないユーザーが記事を閲覧しても、あまり意味がありませんし、Googleの評価的にも怪しくなる気がします。

またwpやサイト構築をする場合、以下は前提条件にはなってくると思います。
・文章構造を理解したタグ利用や構築方法
・モバイルファーストインデックス
・SSL
・表示スピード
・ドメインパワー
・キーワード選定 etc
※網羅できていてもコンテンツの質次第でGoogleの評価が変わります。

前置きはさておき、コンテンツ・記事制作において、わたしが大切にしていることをまとめていきます。


1. ルールは必要以上に気にしない

①SEOでよく聞く【1記事、最低○○文字以上書く】というルール。
私的には文字数よりも“優良なコンテンツ”の方が重要だと思います。
もちろんあまりにも短すぎる記事はNGですが、文字数を稼ぐためにダラダラ文章を書くならば、潔く簡潔にまとめる方が良いと思います。

理由としては…
ダラダラ書いている文章や、アクセス数稼ぎの記事はユーザーにも伝わります。
スマホの普及や情報社会でユーザーのITリテラシーが向上してきているので、思っているよりも合理的かつ鋭い目を持っています。
その代わり【興味のある情報には時間を割く】傾向があります。

記事を開いたが、
探している情報に中々たどり着かない・長すぎる・必要のない情報が混在していると、すぐに離脱が増えると予測されます。
“ユーザーファースト”を大切にするGoogleの想いと反することになるので、オススメしません。

文字数よりも「人のために役に立つ情報」「優良な情報」「オリジナルの情報」の方が私は重要視します。

もちろん一番良いのは、優良なコンテンツかつ文章量がある記事には間違いありませんが。


②SEO対策としてXXポイントを押さえよう
全て押さえる必要はないと思います。
自分が理解出来、分かる範囲で実行するのが大切だと思います。

むしろそういったポイントやルールを意識・順守しすぎると、「伝えたいことが曖昧」になる可能性も。

記事は「楽しくオリジナル文章」を書くことが何よりも大切かと思います。
ポイントを意識しすぎて「書くのがしんどい…」となると本末転倒です。

自分が有名人でもない限り、はじめからアクセス数が稼げるはずがありません。
【こんなにポイントを踏襲してるのに、アクセスが増えない!】と解析で一喜一憂するのは一旦やめて、肩の力を抜いて、一度思うまま書いてみるのも良いと思います。

また良質なコンテンツだった場合、必ずGoogleかユーザーが評価してくれると信じましょう。
後述しますが、Google が掲げる 10 の事実を読むと、評価される日が来ると思います。


2. 画像検索に最適化する

オリジナルの画像は思っているよりも重要かもしれません。
単語を検索して【画像検索】するユーザーが一定数います。
(数年前にかなり少数派だったと思いますが)

例えば、何かの商品やECだと分かるのですが、ごく一般的な単語検索でも画像で見る人が多くいます。

そんなわたしも画像検索ユーザーです。
理由としては、小さな文字を読むよりも画像で見た方が、圧倒的に早い場合があります。
分かりやすい図やオリジナルの綺麗な画像から流入すると、記事の質が高く外れが少ない印象です。

また画像は通常検索でも上部にインデックスされる場合もあるので、作成した図や意味のある画像は積極的に記事内に入れていきたいところです。
下記画像の赤枠箇所が該当箇所です。

画像1

上部にインデックスされる画像は、各記事の画像です。

1番上に画像が出てくるとラッキーですよね。
ということで、1つの記事に対して最低1つの画像は設定したいところです。


3.  答えはGoogleが教えてくれている

Google が掲げる 10 の事実 を知っているでしょうか。
この10の事実に、Googleが大切にしていることがぎゅっと詰まっていて、個人的にもすごく好きです。定期的に読み返しています。
特に最後の【10. 「すばらしい」では足りない。 】が好きです。

これを読むと、もう答えが書いていると感じます。
難しい気持ちではなくフラットに読んでみてください。

はじまりの文章は以下より。

Google がこの「10 の事実」を策定したのは、会社設立から数年後のことでした。Google は随時このリストを見直し、事実に変わりがないかどうかを確認しています。Google は、これらが事実であることを願い、常にこのとおりであるよう努めています。

会社設立数年からこの思想を大切にしてきています。
全体を通して、いかにGoogleが“思いやり”にあふれ、“ユーザーファースト”かが伺えます。
また情報を扱う会社として、利己的にならず中立的・平等な姿勢がわかります。

正直Googleのアルゴリズムは難しいですし、日々新しいSEO情報がアップデートされていく中で、全てを理解したり情報収拾するのは限界があります。
本気で対応するには様々な知識や技術が必要になりますし。

ただ、忘れてはいけないのは、この10の事実に入っている本質的なところです。

Googleの思想を理解し、「自分が発信したい情報」というよりも、思いやりに溢れるコンテンツ制作をすることが重要です。


4. 思いやりをもつ

生きていくうえで、“思いやり”や“他人の立場に立って考えてみる”は、大切です。
それはSEO・コンテンツ制作でも同じなのです。

自分が何か情報を探しているユーザーの立場だった場合、どういった情報が欲しいのか、他者の気持ちを想像することが必要です。
「こういう情報があれば嬉しいな」という、嬉しさを想像して見てください。
誰に・何を・伝えたい のかです。言わなくても痒いところに手が届くような。

仕事をしているうえで嬉しいことは、
自分の仕事を通して、誰かの役に立ったり、笑顔になったり、小さな幸せが生まれることではないでしょうか。
どんなにしんどい仕事でも「ありがとう」と言われるだけで、ポカポカと救われる気持ちになります。

記事を書くのは仕事ではなく趣味ですが、この「仕事での嬉しい感覚」を大切にしています。

以下、わたしが心がけている5つのポイントです。

①自分のオリジナル情報であるか
コピペや引用文章ばかりになっていないか。パクリ文章はNG。
必ず自身の考えや感情を入れて、自分が発信する意味を作る。

②他者にとって有益な情報であるか
誰に何を伝えたいのか明確にイメージする。
そして付随する情報などを選定して制作を行う。
自分にとって当たり前は、他者にとって当たり前ではないことを理解する。

③分かりやすい文章であるか
自分や知っている人のみが分かる文章になっていないか。省略しすぎていないか。
公開される以上より多くの人に目が止まる可能性があるなら、丁寧に文章を書く。

④小さな共感が得られるか
独りよがりな記事になっていないか。
「なるほど」「そういう視点もあるのか」「あるある」など共感を生むポイントがあるか。

⑤この記事を書くことで、誰かが嫌な気持ちにならないか
実際に人に向かって言えないことは絶対に書かない。
自分がされて嫌なことは、人にもしたらダメです。 


おまけ

色々と、個人的に自分が大切にしていることをまとめてきました。
余談ですがそして個人的に「SEO対策」という言葉は曖昧なため「SEO強化」と呼ぶ方が好きです。

ユーザーの“知りたい”気持ちにマッチする“知りたい情報”を早く正確に伝えることを心がけて、目的を持って訪問してくれたユーザーに有益な時間となれば嬉しい限りです。

世の中にもwebにも優しさが溢れれば素敵ですよね。

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