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エッセイを書きたい人|旅日記を書きたい人|なんか思ったことを書きたい人|青年海外協力隊…

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エッセイを書きたい人|旅日記を書きたい人|なんか思ったことを書きたい人|青年海外協力隊(コロンビア・農業土木・帰国済み)|土木技術者|コンクリート診断士|技術士(建設部門)挑戦中

最近の記事

アイデアの作り方-勇気融合-

少し前に書いた「福田村事件」で紹介した”空気の研究”という本を同僚のS君に貸した。その本を返してもらうときに、S君から”アイデアの作り方”という本を紹介してもらった。 恥ずかしながら消化してもらうまで、この”アイデアの作り方”という本を知らなかった。 ベストセラーなので多くの人が解説をしているので、簡単に紹介する。 この本では 〇アイデアが生まれる原理を理解する 〇アイデアを作る方法を理解する。 この二つについて解説している。 〇アイデアが生まれる原理 ・アイデアとは既

    • 原作を先に読むか、映画を見た後に読むか、

      小説が原作の映画はたくさんある。 最近では”52ヘルツのクジラたち”や”4月になれば彼女は”などもそうだ。 まだ”4月になれば彼女は”は見に行っていないが、”52ヘルツのクジラたち”は最近見てきた。 社会で虐げられる人たち(この表現が正しいかはわからないが)の声を、他のクジラに聞こえない音域である52ヘルツで叫ぶクジラの声に重ねて表現している。 ヤングケアラー、トランスジェンダー、ネグレクト。 センシティブで表面に出てきにくい、声を挙げづらい、かき消されやすい問題に焦点を

      • 【映画感想文】哀れなるものたち

        先日、アカデミー賞が発表され主演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞などを獲得した「哀れなるものたち」を見に行った。 公開は1月なので、上映本数が少なかったけれどアカデミー賞のおかげで再注目され何本か増えていた。 この映画は映倫でR18に指定されている。公開当初に見に行った友達に聞いてみると、グロというよりエロの方だったと言っていた。でも、ただのエロではなく映画のなかで意味のある演出だったとも言っていた。 私は、ホラー映画やスプラッター映画は苦手なのでそれならと見に行くことにし

        • 英語が喋れないから、、、

          私の好きな番組に、毎週日曜日の6時に放送している「世界遺産」がある。 世界各地に散らばっている世界遺産を、CANONの8Kカメラで撮影している。 杏さんのナレーションもテンポがちょうど良く、吸い込まれそうなほど美しい映像を引き立てている。 この番組をみると、多くの人が「行きたいな」と思うことだろう。 ただ、その多くの人が思うだけで実際に行くことはないだろうなとも思っている。 休みがなかったり、お金がなかったり、語学に不安があったり、飛行機が怖かったり、いろんな理由がある

        アイデアの作り方-勇気融合-

          【映画感想文】ダムマネー

          あらすじ 冒頭は、大手投資会社の投資家が想定外のゲームストップ株の株価上昇により、慌てふためいているところから始まる。 そして、「6カ月前」とテロップが出て場面が変わる。 この演出は、よく見るパターンで終盤に冒頭のシーンに戻るのだろうと思っていた。 ストーリーが進み、その冒頭シーンがもう一度出てきた時に”少しこのシーンに戻るのは早いな”と思って時間を見ると、1時間くらいしか経っていなかった。 起承転結の転の時間だ。 この後どうなるだろうと楽しみになり、スクリーンに目

          【映画感想文】ダムマネー

          映画を見たときの衝撃が小さくなっていく

          映画を好きになったのは多分中学生くらいだと思う。 BS1でやっている映画を何気なく見ていた時に取り込まれた。 その時の映画は ・キャッチミーイフユーキャン ・ウォルター少年の夏休み ・グットウィルハンティング ・フォレストガンプ ・プライベートライアン だ。 これらの映画を見た時の衝撃はすごかった。 フォレストガンプの波乱万丈な人生やキャッチミーイフユーキャンの自由な生き方にあこがれ、プライベートライアンの冒頭は目をそらしてしまうほどの迫力だった。 それから、必ず月に1

          映画を見たときの衝撃が小さくなっていく

          【映画感想文】ゴールデンカムイ

          2024/1/19に封切となったゴールデンカムイ 今、会社で目に座っている後輩が映画好きで更にゴールデンカムイの大ファンという方だ。その後輩が絶賛していたので、公開された次の週末に見に行った。 多くの人が、絶賛していて読んでいて面白い記事があるので私は印象に残った部分について書いていこうと思う。多少のネタバレを含んでいるので承知頂きたい。 映画「ゴールデンカムイ」で印象に残ったのは”目”で訴えていることだと思う。 映画や原作を読んだ人は方々は知っているが、ゴールデンカ

          【映画感想文】ゴールデンカムイ

          【読書感想文】深夜特急

          S君に旅をするときは「「地球の歩き方」が役に立つよね」という話をした。その返答は、「地球の歩き方を参考にするなんてまだまだですよ。沢木耕太郎の「深夜特急」を読まなきゃ」だった。 同じ時期に、いつも仕事を頼んでいるクレーンオペにも深夜特急を読んでいないことに驚かれた。 メルカリで深夜特急をすぐに買って読もうとしたが、後でと思い机の上に置いたのが去年の5月だ。年が明けて、ついに手をつけた。 沢木耕太郎が26歳の時に旅したルートをつづっている。 多くの人々がこれに影響を受けて

          【読書感想文】深夜特急

          参考書を買って満足するあの現象

          まずは去年の振り返り、、 毎年、年が明けると今年は何か勉強をしたいなと思う気持ちになるのは、なんでだろう。 多くの人が、今年から今年からと言っている気がする。 テレビやYouTubeの広告でも、資格取得のコマーシャルが最も流れている時期だ。 そういう、私も今年は何か勉強したいと思う大勢の内の一人だ。 年が明け、何気なくネットサーフィンをしているとUdemyがセールをやっていると知った。 そこで、Udemyにログインしてみると去年の同じ時期にセールで買ったプログラミング講

          参考書を買って満足するあの現象

          第二宇宙速度

          第二宇宙速度とは、地球の周回軌道上から脱出するための速度 なぜ、タイトルが第二宇宙速度なのかというと漫画の影響だ。 「プラネテス」という漫画がある。 近未来が舞台で、人類が月まで進出している世界だ。 主人公「ハチロウタ」は、地球軌道上にあるデブリを回収する仕事をしながら土星探索船の船員に選抜されるために日々訓練をしている。 ある日、新人「タナベ」がハチロウタの乗るデブリ回収船にきた。 タナベは最初の仕事で、上手く船外活動は出来ないし宇宙酔いになりハチロウタにゲロを欠

          第二宇宙速度

          空を飛んだ日

          私の会社では、階級ごとに社内研修が毎年開催されている。そこで2年目から5年目の研修で夢を語ることがあったらしい。その時、S君はスカイダイビングをしたいと言っていたらしい。 なぜらしいと言っているのかというと、私とS君は社内での階級が違うので同じ研修を受けていないからだ。 S君は、社内では少し不思議なキャラで通っている。 私はそれを、あえてそうしているのだとも思っている。 そんなS君が真面目に社内研修で仕事でこういうことをしたいとかいうわけもなく、何を狙ったのかスカイダイ

          空を飛んだ日

          インカトレイル-最終日-

          ついに最終日 4日目に歩く距離は、1時間もないくらいだが朝はいつも以上に早かった。 暗い中でパッキングして、忘れ物がないようにヘッドライトで何回もテントの中を確認した。 マチュピチュへは太陽の門から入る。 太陽の門は一般の観光客が入る門ではなく裏門のような場所にあった。 ただ、インカ帝国時代はこちらの門が正門だったみたいだ。 寒い中最後の力を振り絞り門の前まで行くと、他のパーティーが開門を待っていた。私たちもその列の最後尾についた。 時間になると太陽の門が開き、進むと急

          インカトレイル-最終日-

          インカトレイル-4200mまで-

          私はどこでも寝れる方だがどうしても一泊目、初日は眠りが浅くなる。 目が覚めたが、周りはまだ暗い。 外の空気を吸うために、テントから出るとひんやりとした空気が伝わってきた。 好きな空気だ。 近くのベンチに座り、空を見上げると満天の星空。 インカ道はアンデス山脈の渓谷を通るので、壁の様にそびえたつ山々で空は狭くなっているが、それでも十分にきれいだった。 フィッツロイに行った時と同じくらいの感動だ。 ずっと見ていたいが寒くなってきたので、テントに戻り寝袋にもう一度もぐりこんだ。

          インカトレイル-4200mまで-

          インカトレイルークスコから出発ー

          出発する日の朝。 まだ日が昇っていない時間に起きて、身支度をしてホテルのフロントで待っていた。 まだ頭がボーっとしているときにチャイムが鳴り、迎えが来たことを知らせてくれた。 ガイドに連れられて大通りまで少し歩き、大型バスに乗り込んだ。 昨日のレインボーマウンテンの時と違い、乗っているのは10人程度だった。 だんだん空が明るくなってきた。 昨日も同じような風景を見たはずなのに、もう一度感傷に浸った。 出発して1時間経ったくらいにバスが停まり、朝食の時間となった。 そこは昨

          インカトレイルークスコから出発ー

          レインボーマウンテン②

          サムネの写真がレインボーマウンテンだ。 朝5時にツアー会社の前に集合した。 街灯に照らされた、石造りの町並みは昼間とは違う幻想的な景色を映し出していた。まだ誰も起きていない町の中を、冷たい空気を感じながら歩くのは特別感がある。 それを表現するほどのカメラの腕がないことが惜しい。 集まったツアー客は10人程度だった。そしてバスが到着し乗り込んだ。 いくつかのピックアップポイントがあるらしく、停まるたび人が乗り込みクスコの町を出るときには、ほぼ満車になっていた。 レインボー

          レインボーマウンテン②

          レインボーマウンテン①

          南米の有名な観光地といえば、 ボリビアのウユニ塩湖 ブラジルのイグアスの滝 エクアドルのガラパゴス諸島 ペルーのナスカの地上絵とマチュピチュ が思い浮かぶ。 その中で、マチュピチュへ行った時の話を書こうと思う。 インカトレイルを知っている人はどのくらいいるだろうか。 私は全く知らなかった。 マチュピチュへは、クスコから電車に乗ってアグアスカリエンテスという麓の村まで行き、そこからバスに乗るのが一般的だ。 しかし、インカ帝国時代は当然そのルートはなかった。インカ帝国の

          レインボーマウンテン①