レインボーマウンテン①
南米の有名な観光地といえば、
ボリビアのウユニ塩湖
ブラジルのイグアスの滝
エクアドルのガラパゴス諸島
ペルーのナスカの地上絵とマチュピチュ
が思い浮かぶ。
その中で、マチュピチュへ行った時の話を書こうと思う。
インカトレイルを知っている人はどのくらいいるだろうか。
私は全く知らなかった。
マチュピチュへは、クスコから電車に乗ってアグアスカリエンテスという麓の村まで行き、そこからバスに乗るのが一般的だ。
しかし、インカ帝国時代は当然そのルートはなかった。インカ帝国の人々はクスコからマチュピチュまで、アンデス山脈の山々を超えていく道を作っていた。日本でいうと東海道みたいなものだろうか。
インカトレイルはその道で、マチュピチュへ行こうというツアーだ。
友達にインカトレイルでマチュピチュに向かいたいと言われた時は、すぐに「インカトレイルで行こう」と返信した。そんな面白いことをやれるチャンスがあってやらない選択肢はない。
恒例の現地集合だ。
午前中にクスコに着き、頼んでいた迎えの車に乗り込みホテルに入った。
荷物を置き、すぐに出発した。
まずは、SIM。ペルーはパスポートがあればSIMを買えるので携帯ショップに向かった。いつも使っているものをローミングすれば使えるのだが、現地でプリペイド式を買ったほうが安くなる。
驚いたのは、お店の中まで石で造られていたことだ。
町全体が石で造られ、きれいな街並みとなっている。
さすが、一大観光地だ。
ただ、レストランも観光地価格なので高い。手が出せないので、中心街から離れ、大衆食堂を探した。ちょうどいいお店を見つけ、お昼ご飯にした。そこで、初めてコカ茶を飲んだ。高山病に効果があるらしい。
私は、富士山に登っても3000m級のアルプスに登っても、コロンビアで生活しても高山病になったことがないので、効果はわからない。もちろん、クスコでも体調は悪くならなかった。
お昼すぎにホテルに戻り、遅れて到着した友達と合流した。
リマの空港で、ATMにクレジットカードが吸い込まれたらしくずっとその文句を言っていた。海外である災難だ、、、
そんな友達と計画を確認した。
インカトレイルは明後日に出発で前日にツアー会社で打ち合わせをする。なので、明日は時間がある。ツアー会社を周り、面白そうなツアーに参加することにした。
様々なツアーがあったが、その中で目を引いたのはレインボーマウンテンだった。
虹色の山。ぜひ見てみたい。
対応がよくて値段もそこまで高くないツアー会社で申し込み、やることも終わったので、街を散策していた。すると、一人の日本人が声をかけてきた。
宿を探しているうちに迷ったらしい。Google mapを頼りに一緒に探した。
大学生らしく、南米を回っているらしい。
パタゴニアでも同じような大学生に出会ったが、みんないい経験をしている。
そんな彼とも別れ、明日は思いのほか早くなったので夕飯を買ってホテルに戻った。