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書籍「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」にハマる。

経営の先輩で宮崎に隠居してる先輩がSNSにシェアしていた書籍。

自分とか、ないから。教養としての東洋哲学

最近、恵比寿さんつながりで、
七福神を調べまくってたから、東洋哲学に感度が上がっていたので、即購入。

一言。めちゃくちゃ面白い!
しかも作品は、note記事から生まれたらしい。
僕にも、「教養としての七福神哲学」の依頼こないかなw

今日、羽田から福岡までの飛行機で、読破。

筆者は、
東大→IT企業(DeNAと思われる)•挫折→鹿児島離島でスタートアップ•挫折→芸人•挫折→
という東大に受かる頭脳と、面接官好みの受答え能力がありながらも、チームプレイ能力が著しく欠如してる(自己分析)為に、挫折を繰り返す。
 挫折の行き着いた先にあった東洋哲学。

タイトルの「自分とか、ないから。」は、
この本でとりあげられてる、ブッダが見出した心境。「無我」からだろう。

僕も、
親父が死んだ小1の時からずっと我が家では、

とらわれないこころ
こだわらないこころ
かたよらないこころ
ひろく ひろく もっとひろく、
これが般若心経 空のこころなり

という髙田好胤さんが広めた言葉を唱えられるという特殊な環境にいて、
好胤さんが東京に講話しにくる時には、
必ず連れてかれ、小学生には全く意味わかんない話を聞かされてたから、無我には興味がある。

たしかに、なんかあると、
「とらわれない」「かたよらない」「こだわらない」
が染み付いてる。

カジノも競輪もやるけど、
無我の心境なんて程遠いけど、

ちっちゃい時に受けた言葉だから、
結構そのままの言葉ずらで、
染みついちゃってる。
欲望の歯止めにはなってると、
あらためて考えると、思い当たる部分もある。

時に、仕事で冷めてるとか、適当に感じられちゃうけど、最後の最後に、
「とらわれない」「かたよらない」「こだわらない」
は、意外と悪くない。と思ってる。

好胤さんの言葉は、仏教の「空」をわかりやすく解釈された言葉なんですが、
「空」は、ブッダから700年後に「龍樹」という元ヤンな方が辿りついた心境だと、この本で知ることに。

この世は、「無我」であり「空」。

一見難しそうだけど、「脳」の機能を理解しながら、この解釈をすると、合点がいくところも多く、科学が発達していなかった当時に、この心境に至る人間の神秘性に感動しかないことも、この本で得られた一つである。


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