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平等のどっち?うまい表現で評価を上げる小池知事と、言い方ひとつで評価を下げる湯崎知事。

東京都知事の自粛要請と協力金の話と、 広島県知事の県職員の給付金10万円財源(県職員以外には給付すると捉えれば)の話は、 言ってることは同じ。 でも、小池知事は頑張っているという評価を得られて、湯崎知事は批判されている。 湯崎さんの発言は、機会の平等も結果の平等も奪ってしまうので賛同できないけども、小池さんの東京都の協力金の方が全然ヒドイ。 国から配られるお金を県知事が奪う感じになったという文脈はいただけないけど、県が給付する際に税金で収入を得ていない人への一律給付という

    • 100日ワニ、社会規範と市場規範で考える、目的・手段・結果の関係。

      この記事の解説は、とてもわかりやすくていいのだけど、ちょっとミスリードしちゃいそうなので、自分なりの意見を書いておきたい。 並列ではない「社会規範」と「市場規範」 「社会規範」と「市場規範」は並列ではなくて、前後関係(もしくは上位下位)にあるので、対比させるようなものではないかと。 対比させるなら、社会規範の対価は人間の内側にあり、市場規範の対価は人間の外側(お金、記事にあるピザ・コーラ)にある。 社会規範ではお金もピザもコーラを求めないし、自分の外側の対価を想定していな

      • リーマンショックの頃から変わらない税務署の「税金払えないなら、消費者金融に借りて払え」という上からスタンス。

        「税金払えないなら、消費者金融に借りて払え」この言葉は、リーマンショック後に 『本当にお金がないので、税金待ってもらうことはできますか?」 ととある税務署へ電話したときに応対者の実際の発言。 『行政の職員の方が、そんなこと言って大丈夫なんですか?』 と聴いたら、 「別に言いますよ。当たり前なんで。」 軽いPTSDになりますよねw 泣きそうになりながら毎日過ごしていた時期が思い出されます。今思えば担当者の名前聴いておけばよかった。Twitterでトレンド入りしそう。 「外

        • 安倍さんの記者会見は、そもそも人が密集し過ぎで、感染対策できていない(笑)

          写真を見るだけで一目瞭然だけど、ドイツの首相・メルケルさんがいう1.5mの距離を取ることが、すでに日本政府の記者会見ではできていない。 感染リスクが高い3つの条件が重なる記者会見 三つの条件が重なる場所は、感染リスクが高い!と発言しているけども、この記者会見はかなりその条件を満たしているように見える(笑) おじさんのコントですね。もう日本の伝統文化と言える。 その共通点は第一に、喚起の悪い密閉空間であったこと。第二に、人が密集していたこと。そして第三に、近距離での対話や

        平等のどっち?うまい表現で評価を上げる小池知事と、言い方ひとつで評価を下げる湯崎知事。

        • 100日ワニ、社会規範と市場規範で考える、目的・手段・結果の関係。

        • リーマンショックの頃から変わらない税務署の「税金払えないなら、消費者金融に借りて払え」という上からスタンス。

        • 安倍さんの記者会見は、そもそも人が密集し過ぎで、感染対策できていない(笑)

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          納税が社会貢献じゃなくなった日。

          子どものときに「納税は社会貢献」と教えられてきたけど、大人になったいま「そうでもない」とかなり本気で思う事態になっている。 納めた税金がちゃんと使われて内容も公開されているなら納税は社会貢献と言えるけど、10%に上がった消費税一つをとっても増税前の説明と実態はかなり違うし、奨学金で学生に借金を背負わせていながら戦闘機を大量に購入したり莫大な予算をかけて基地を作っていたり、税金払うことが社会を破壊し後退させている事例がどんどんひどくなっているように見える。 税金に支払う分を

          納税が社会貢献じゃなくなった日。

          レバノンでのゴーンさんの会見を受けて、東京地検のナンバー2の公式コメントはコント?

          ゴーンさんの会見を受けて、東京地検のナンバー2が出している日本のオジサン感情に基づいた、反論になっていないコメントがヒドすぎる(泣) 日本人として到底受け入れられない・・・基本的人権わかっていないのに逮捕する権利ある組織って時代遅れすぎて、顔を覆いたくなるほどに恥ずかしい。 東京地検・斎藤隆博・次席検事名で日本語と英語による異例のコメント、会見全文 有罪・無罪は置いておいて、法律の上位にある憲法に記載されている「(日本の司法制度、特に検察について)基本的人権に反する」

          レバノンでのゴーンさんの会見を受けて、東京地検のナンバー2の公式コメントはコント?

          伊藤詩織さんの強さが、論点をアップデートさせた。

          日本の国家権力は「伊藤詩織さんという一個人の性犯罪被害者」には救いの手を差し伸べなかった。 一方で「山口敬之という性犯罪加害者である権力者のオトモダチ」には、逮捕状が出ている案件にも介入し、法律を捻じ曲げ「憲法違反ともいえる人権侵害」までも侵して手を差し伸べた。 結果として、国家権力は「一人の被害女性を救うこと」よりも「権力者のオトモダチの加害男性を救うこと」を優先している。 大事なことは、 国家権力の私物化事件へ変わる論点 「一つの性犯罪事件」から「国家権力の私

          伊藤詩織さんの強さが、論点をアップデートさせた。

          フィンランドの新首相は34歳女性、日本の首相は65歳でなかなか辞めない。

          フィンランドの新首相は34歳の女性。年齢と性別だけで判断することはできないけども、少なくとも日本人が34歳の女性首相が誕生するまでにあと何年かかるかわからない。 フィンランド与党の政治家たちも、国民性もすごすぎて、30年は軽く遅れているような気がする。 肉体労働の世の中は男性主導でも、まだ良かった気がするんだけど、頭脳労働の世の中は女性主導じゃないとなかなか難しいと思っている。 あくまで個人的な見解だけど、生物的な意味合いとして 男性が肉体能力が高い分、頭脳能力が低

          フィンランドの新首相は34歳女性、日本の首相は65歳でなかなか辞めない。

          チュート徳井さんって自己責任?処分は必要?

          結論から言えば、自己責任ではないし、処分も必要ない。 この文章はできれば、自己責任だと思う人や処分が必要だと思う人に読んでほしい。反論異論大歓迎。意見が違うことは当たり前なので、どこが意見が違うのかを合意したい。 さて、その理由を書いてみる。 学校で五教科を教えてもらっても、税金や納税についての知識は教えてくれないし、サラリーマンの確定申告ですら自分で税務署にって学ぶ必要があるのが日本人の税金への理解。 画一的な教育で学校では社会で必要なことを教えてくれているようで、

          チュート徳井さんって自己責任?処分は必要?

          背後を「せご」と読むのはいいとして、

          安倍さんが背後を「せご」と読んじゃった話しは、大事な論点を逃しちゃいけない。 この問題の本質は、漢字読めないとか、漢字の読み間違いがあるとかではなく、 「スピーチの内容を自分で考えて、自分で書いていないこと」 忙しくて自分で書けずにライターが書いていたとしても、 「スピーチする本人の考えや意思が入っていないこと」 の2点が最も重要じゃないのかなと。 国家の代表が公の場で発言する内容について、事前に読んでおらず、予習やレビューはもちろん、自分の言葉で言い換えをしていないこと

          背後を「せご」と読むのはいいとして、

          なぜ、自己肯定感が必要なのか?

          この問いへの説得力ある答えがなかなか難しくて、「あった方が良くない?(くらいしか言えず)」ずっと考えていたら、都会の大きな人の流れを見て、突然降りてきた。 大きな流れに逆らってでもも、自分で考えて判断して自分で行動が求められる場面で、自己肯定感があると力強く逆らう判断できることがその理由。 ムリに逆らう必要はないけども、特に自然災害で命に関わる一瞬の判断を求められたときに、自分の判断で命を落とすのと、誰かの判断に従って命を落とすのと納得感が違う。 一方で、人の判断に従っ

          なぜ、自己肯定感が必要なのか?

          IT大臣78歳におもう、日本はどこへ行く?

          日本のIT大臣:78歳はんこ屋のボス 台湾のIT大臣:38歳天才プログラマー 年齢で判断するわけではないけども、25歳くらいで自分のエンジニアとしての限界を感じた僕としては、78歳で新しいテクノロジーを理解するのは相当大変だし難しいと思っている。 大臣の方の頭脳は平民とは違うのかもしれないけど、日本はIT産業を伸ばす意思はないという意思表示にも見える。 GDPの拡大や、経済拡大を目指すなら、IT業界は外せない分野だと思うのだけど、むしろ、IT産業が伸びると情報公開が進んで

          IT大臣78歳におもう、日本はどこへ行く?

          親鸞さんの言葉、自然のあるがままの姿で

          人は知恵や能力 努力だけでは 決して心の安らぎには達しない その無力さを知り 自然のあるがままの姿で 仏の手に身をゆだねた時 初めて人は救われる 善人でさえ救われるのだから 悪人はなおさらである 善人は自分の力を過信しがちだが 自分の愚かさに悩み絶望する悪人の方が 大いなる力にすがるしかなくなるから 救われるのも当然なのだ 今よりもとても厳しく苦しい時代で、とことん努力をして突き詰めたからこそ、無力さも味わいつくしたかのようなことば。 わたしも毎日、自分で生きているよう

          親鸞さんの言葉、自然のあるがままの姿で

          「表現の不自由展」の賛否は、政治家になるテストにどう?

          学校にテストがあったり、国家公務員の資格試験があるなら、政治家になるためのテストがあっても良いのではないか? と、いつも思っていて、人権学習や憲法学習の一環として題材を貯めている。 テストの題材に最適な題材は、現実に起きている賛否が分かれるテーマで、テストの評価者は投票する市民が担当すればいい。 そうすれば、掲げている政策がどういう考え方から提言しているかも良く見える。 現行憲法にのっとっているのか?現行憲法にのっとっていないから改憲したいのか?という判断軸も。 例えば

          「表現の不自由展」の賛否は、政治家になるテストにどう?

          宮迫さん・亮さんの謝罪会見は、たくさんある社会の縮図のたった一つ。

          宮迫さん、亮さんの会見は、僕らの身近な世界にもたくさんある社会の縮図のたった一つの事例。 政治と行政でも、会社と労働者でも、ビジネス上の取引でもでも、 人事を決める・お金を払うという立場の強さを利用して、 人事を決められる・お金を受け取る立場の弱い人を支配する構造。 この構造を通じて、言いたいことが言えない状況は色んな所で起きていて、SMAPの謝罪会見の時も同じ構造。 どんなに知名度や人気がある個人でも、人事を決める・お金を払える方の力が誇示されて、積み上げてきたものが

          宮迫さん・亮さんの謝罪会見は、たくさんある社会の縮図のたった一つ。

          消費税10%になった場合、サラリーマンができる唯一の対策があるとしたら

          所属している企業に雇用契約から業務委託契約に変更の相談をして、消費税を上乗せして個人に支払ってもらうこと。企業としても、国に納める消費税を一時的に預かっているだけなので、消費税を上乗せしても全く影響がない。 期間は1年でも10年でも、途中で変更する場合は協議が必要みたいな内容を契約に入れておけば、実質的には雇用契約と同じになり、仕事の境界も明確になる。 1000万円までの収入に対する消費税は納めなくてよいので、消費税が上がって買い物などで増えた支出分は、収入を貰うときに消

          消費税10%になった場合、サラリーマンができる唯一の対策があるとしたら