体調を気遣うように、「幸せ(Well-being)」を気遣うことが幸福度を上げる。
Well-beingという言葉、馴染みがありますか?
最近あちらこちらで取り上げられるようになったので、きっと聞いたことがあると思います。
では、その意味は…というと、
WHO憲章で「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、社会的にも、すべてが満たされた状態(=Well-being)」とされています。
私達は健康というと、「肉体的に病気ではない状態」と思っていますよね。
健康に気をつける、というのは、肉体的に病気にならないように気をつけることで、日常生活でいろいろ心掛けている人も多いと思います。
もちろん、私もそう。
十分な睡眠をとる
バランスの良い食事
運動をする
定期的な健康診断でチェック
…
「元気に過ごしたい」「病気になりたくない」という気持ちがあるから、こうやって体調管理をするわけです。
でも、それだけでいいのでしょうか。健康についてもう一度よーく考えてみると…。
健康の定義は、「肉体的にも、精神的にも、社会的にも、すべてが満たされた状態=Well-being」なので、健康管理をするというのは肉体の状態を気遣うだけでなく、「すべてが満たされた状態=Well-being」を目指す、ということになります。
Well-beingは日本語では「幸せ」と訳され理解されています。
元気に過ごしたいから体調を気遣うように、幸せであるために、幸せに気遣うこともとても大切なことなのです。
現在、ポジティブ心理学や幸福学で、健康で幸せに生きるための考え方や行動を科学的に検証し、Well-beingを実践に活かすために研究が続けられています。幸せの形は人それぞれだけど、幸せに至るメカニズムを解明することで、一層幸せの実現が可能になる、というもの。
そこで、「幸せに気遣うって何するの?」という疑問が浮かぶと思います。体調管理のように幸せに気遣うために、日常的に何をすればよいかと言うと、…
まわりに感謝する
親切にする
自分の労をねぎらう
…
こういったことを行うと、幸福度が高まるという研究結果が出ています。
私は毎晩、今日あった3つの良いことをメモしています。これ、Three Good Thingsといってポジティブ心理学でうつ病治療にも有効、という有名な方法です。
久しぶりに友達の〇〇ちゃんから「元気~?」と連絡があった
ランチのチキンカレーが美味しかった
カラフルな花を買って部屋に飾った
…
など、何でもOK。
やってみて分かったことは、日々の嫌な出来事の陰に、よかった出来事が押しやられているということ。夜思い返すことで、「あ、こんなイイことがあった!」と、イイことをちゃんと認識する習慣がついてくるのです。
ポジティブな方向に目を向ける習慣は、幸福度が上がるだけでなく、肉体的な体調管理にもつながってきます。
是非、皆さんもまず今夜やってみてください!
体調と幸せに気遣って、Well-beingな暮らし、仕事、人生、世の中にしていきましょう。
By Naoko(Well-beingダイアログカード 認定ファシリテーター)
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