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白波の立つわずかな勢い
ひと月ほど前から車で会社に行くようになった。
行きと帰りでちょうどアルバム1枚を聴き終えるくらいの時間で、これはちょうど良いなと思いながら運転する。
自宅の棚から持ち出した恋はもうもくのテントもしくは一杯の水やbedのIndirect memoriesと聴いてきて、今はやまねむるのH.O.P.Eを聴いてる。本当にすばらしくて、序盤の凡人達と終盤のサイレンとノイズに毎日やられてる。
年を経て環境が
木造築103年 工事開始
2021年9月13日(にちようび)
せっかくの初日なので、休暇を取って1日現場に立会うことにした。
朝10時、到着すると既に和室の畳は取り払われて、畳下板の上に敷かれた防虫シートが姿を現していた。
工事開始と言っても室内には残留物が多く、まずはその片付けから。
工務店の兄さんと何が必要でどれは残すかを確認しながら、処理業者のおじいちゃん3人がてきぱきと運び出していく。兄さんは同い年くらいかなと勝
石畳に足を滑らせても
明け方4時、ガラスが割れるような雷の音で目を覚ました。窓の外は雨の絶え間ない線で真っ白になってる。
雨を怖いと思うようになったのはいつからだろう。斜面地に住むことを望んで、その反面でおびえながら生きてる。3年前の昼前、外から爆発音のような音がして家を飛び出したら隣のごみ屋敷がつぶれてた時からだろうなきっとと思いながら、とりあえず窓ガラスが割れていない事に安堵して、もう一度毛布に潜った。
栃木の夕