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むぎ光葉
2023年8月25日 18:55
遠くグレーの空と溶ける無機質なビルあかりだけが浮かんでいる様はどこか異国のようで街灯の灯りが水面に映る私たちの生活はいつも揺れながらそこにあるゆらりゆらり水辺に集まるこころがなぜだか落ち着くのは揺らぎの中でしか生きられない世界と心が通じるからか異国の存在遠くに見ながらいつもはいつか忘れぬように
2023年6月9日 01:45
目の前を照らしていればどうにか大丈夫緩い坂道息を切らしてコンビニに向かう夜のペダル遠くまで無理に明るくしなくとも目の前のことひとつずつ見つめじっくりじっくり辿っていけばわたしの後にはいつしか明るい道ができている
2022年11月24日 23:32
四角い月の羅列が走る月の外を物憂げに見つめる瞳瞳の先には誰かの日常新世界見つめながら煌めくこの地を俯きがちで月にいないうさぎを見ている遠ければ遠いほど思い膨らむ月の中あなたは何を考えているのかと考えているわたしもまた月の中夜を描くわたし何者にもなれる月はどこかに走ってる
2022年8月25日 20:26
何も見えない分だけわたしが色濃く映し出され心もとない時間が流れる夜というもの飽き飽きしてるのに飽きずに同じ思考に戻ってくる丁寧な人間不思議な生き物当たり前のことと受け入れるほどの余裕は無くため息がまた出るけれど不安を膨らませた分だけわたしは寂しさを覚えてきっといつか優しくなれる人生の問いを循環させた分だけわたしはわたしを知ろうと足掻き答えを求めに言葉を探す
2022年7月20日 22:41
壁に貼ったメモがひらりと落ちる約束からの時間の経過教えてくれるもう捨てようかなもう一度貼ろうかな貼り直せばまたつくのだけれどメモの内容は変わらないわけで変われるものと変わらないもの考えると渦の中私にとってただのメモじゃなかったとふと気付く行ったり来たり遠回りしている日々の中で突然にメヲサマセとまどろむ私に落ちる声積もった時間が私の心にずし