見出し画像

重なる紙のレイヤーを活かしたメニューブックデザイン

GARDEN HOUSE鎌倉・新宿のメニューブックをデザインしました。

飲食店のメニュー作成時には、毎回いろんなことに頭を悩ませる。紙製のメニューは汚れるし、料理は季節ごとに入れ替わるから印刷、差し替えはしょっちゅう。だからと言ってコピーしたメニュー用紙にラミネートをかけておしまいだと紙の風合いも何もなくなっちゃってムードがない。それはNG。ということでいろいろと工夫を凝らし、複数のメニュー(グランドメニュー、ランチメニュー、ドリンクメニュー、季節のおすすめ・・)をなんとか綺麗に一冊に収めたいというオーダーの元、色紙のレイヤーでメニューをまとめた、「こだわりを感じる、かつ、複雑には見えない」を意識したデザインを作成。

メニューのカバー用紙はTAKEOミニッツGAの合紙(紙を二枚貼り合わせた状態のこと)で強度を持たせ、カバー内側には店舗ごとに内装に合わせた色・図案を印刷。

↑こちらが新宿。

新宿店は、テーブルや壁にペールブルーが使われているのでそこに合わせた配色。カトラリーやお皿と並んでも気持ちがいいデザイン。

↑こちらが鎌倉。

鎌倉の方はなんだかサンドイッチみたいな美味しい配色。

季節によって紙の色を変えて、気分を変えることもできる。時間帯によって必要なメニュー用紙だけをセットして使えるメニューが完成。

次のブログではロウ引き加工を施した、ドリンクメニューについて書きます。

2018年、春


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?