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ランチタイム、くるま飯。

便所飯ならぬ、くるま飯。
トイレじゃない分、まだよかった。

最近わたしの母親が
仕事中のお昼休憩の時に
車でひとりご飯を食べる様子を写真で送ってくる。

ここ最近はずっと、休憩時間になると
家庭の事情で一旦自宅に戻る、
ということにして

近くの公園の駐車場でひとりランチをしているらしい。

ちなみに今日のランチは
手作りのたけのこご飯のお弁当、
それからお煎餅に
あんマーガリンのパン半分が写っていて

「これじゃ食べすぎか?」って入ってたから

「食べ過ぎだけど、いいね!」って返信をした。


わたしは知っている。

ご飯と甘いパンを一緒に欲する体になっている時は
120%ストレスがたまっている時だ。

今いる職場に、ものすごい人がいるそうで
最近は話しかけても完全無視をされるらしい。

透明人間なのはわたしだけかと思っていたら
なんと、母親も透明人間だった。

わたしとは真逆の性質を持つ
わりとハガネのメンタルの持主なので 

くるま飯の事実を知って
なんと声をかけるか迷った。

とりあえず、強がっていたけど。
心の中はどうなんだろう。

どうしてそうなったかについての理由は
わたしはその場にいないからわからない。

母親曰く、前から日によって
機嫌がコロコロ変わっていた人で
最近はずっと、機嫌が悪い日が続いていたらしい。

それでも、完全無視されるのは母親だけだそうで。

もしかしたら、知らないうちにその人の気に触る何かをしてしまったのかもしれないし
なんとも言えないけれど。

居場所を奪われてしまったことは
ちょっとやるせない。

無視されることをずっと我慢していたけど
最近では仲の良かった人も辞めてしまい
吐口が見当たらないと言う。

だからお昼休憩だけは、我慢しないで解放されることを選んだと言う。

無視が辛いこと、よーく知ってるから
なんだかわたしも一緒に辛い。

どうしてもだったら、辞めちゃえばいいのに。と言うと

体が動くうちは働きたいからと言う。

うちは両親で自営をしているけれど
母親はそこにプラスして
外でパートもしている。

コロナの影響もあり、
いやコロナ前からもあるかもしれないけど
自営のサービス業の経営がうまく行っていない。

飲食店もそうだし、
人の動きが制限されることで
どんな業界もなかなか大変なのだ。

打開策を持ち寄って
これからのことを考えたこともあったけど
環境や、両親の年齢のこともあるので
わたしがどうこう言える話でもないのだ。

お金のことなら任せて!
なんてかっこよく
どーんと言えたらいいけど

今日、お財布に1,000円札1枚と
茶色系の硬貨しか入っていなかったわたしは
口籠ってもごもごしてしまう。

その1,000円も、八百屋さんに消えて行った。

ラーメンでもおごるから元気出してよ!
って、すぐに帰省できるご時世でもなく。

LINEと電話くらいしか出来ないせいで

わたしは最近、ずっともやもやしている。
完全に、感情が伝染してしまった。

でも、ラインも電話もある時代でよかった。

電報の時代だったら、確実にかみ合わないこと。

マン坊ヤン坊が終わったらま帰ろうと思うけど

それまでは、愚痴くらいは聞いてあげようと思う。

今いる場所で、最大限の親孝行を心がける。

優しくそっと背中を押していただけたら、歩んできた道がムダじゃなかったことを再確認できます。頂いたサポートは、文字にして大切にnoteの中に綴ってゆきたいと思っております。