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呼吸とヨーガ~受験生への特別授業から


Akikoが受験前の中学生に特別授業

先日、Akikoが中学校でヨーガの特別授業を行ってきました。
対象は受験前の中学3年生たちです。

事前に先生からはこんなご要望をいただいていました。

受験前の今
緊張をやわらげる
集中力をつける
頭をスッキリさせる
そんな授業をお願いします!

そうです!そんな時こそのヨーガです!
先生、わかってらっしゃる。

特別授業ではこんなお話を・・・

  1. ヨーガとは

  2. 緊張の正体を知る

  3. アビヤーサ 修練 とヴァイラーギャ 手放し

さらに実践として
【ほぐしヨガ】 と【ヨーガニドラー】を体験
たった40分に盛りだくさんです!

ヨーガはアーサナ(ポーズ)のイメージが強い方が多いと思います。
あの難しいポーズはちょっと・・・
身体が硬いから無理
エクササイズと思われている方がとても多い

実はヨーガはアーサナ(ポーズ)よりも呼吸と身体の連動を大事にします。
その連動は心にリンクしていきます。
実は私たちの身体はそのようにできているのです♪^^

緊張はコントロールできる

自律神経と呼吸の相関

私たちの身体は自律神経のオンとオフを繰り返して、バランスをとっています。これを【恒常性の維持】、または【ホメオスタシス】と言います。
上の表をみるとわかるように、身体の機能はそのオンとオフで変化しているのがわかります。

人は戦闘モードや緊張状態だと、神経を張り巡らせ、瞳孔を拡大させ視野を広くし、呼吸を深くし、心拍を上げ、いつでも動けるように備えます。

逆にリラックスをして緩むと、呼吸が落ち着き、心拍を下げ、手足が温まり、消化にエネルギーを使うようになります。

では実践。
腕を上げて、そして下げてみてください。


呼吸はどう変化しましたか?

【自然に吸って~、吐いて~】となったと思います。

腕を上げることで、力が入り、吸気となりました。
腕を下げることで、緩んで、呼気となりました。

お分かりになったでしょうか。
今は腕を上げるという動作が伴いましたが、人は呼吸で自律神経のコントロールをすることも可能ということです。

そんな呼吸から緊張をほぐす方法をAkikoは中学生にレクチャーしてきました。受験生には良いテクニックですよね!

日常でも応用できますので、緊張状態がピリッと走った時などは、【息を吐く】をしてみてくださいね。

アビヤーサ 修練とヴァイラーギャ 手放し

いずれもヨーガの指南書ともいえる【ヨーガスートラ】にある言葉です。

アビヤーサ अभ्यास abhyāsa
絶え間なく、努力する、修練

ヴァイラーギャ वैराग्य vairāgya
いまここ、手放し、離欲

例えば、大空に鷲が飛んでいます。

このように高いところで飛ぶためには鷲は上空まで大きく羽ばたく必要があったでしょう。そして鷲は上空まできたら、羽ばたくことを止め風に乗り自由に空を滑空するのです。

このように、そこに至るまでは努力が必要ですが、十分努力をした後は手を離す。そうすることで自由自在に滑空する鷲のように、自身の力を発揮することができるということを受験生たちに伝えてきました。

究極のリラックス【ヨーガニドラー】

実践では呼吸を意識したヨーガで解してから、究極のリラックス法といわれる【ヨーガニドラー】です。

ヨーガニドラーはジャバアーサナという横になった姿勢で行います。
眠っているような眠っていないような、覚醒状態と夢想状態のはざまにいるような【変性意識状態】と呼ばれる状態になります。

肉体、脳、精神、感情などを深くリラックスするため究極のリラックス法と呼ばれるのです。

中学生たちも、この感覚を不思議に思いながら、リラックスできて、とても気持ちよかった、眠れたとの感想を沢山いただきました。生徒たち、実はとても疲れていたのですね。
スッキリしたリラックスを感じてくれて本当に良かったです^^

ヨーガは初めて!の生徒の方ばかりでしたが、寄せられた感想は、心と身体の繋がりを体感できた素直な思い、ヨーガの本質をついたものなど、アーユルヴェーダやヨーガが子ども達の成長の一助になると改めて実感することができました。

たくさんのパワーをいただいてきたAkikoでしたヽ(´▽`)/

あなたもヨーガニドラー体験

リラックスした状態で横になって聞いてみてください。
お布団の中でそのまま寝落ちもアリですよ♪

OMAでは出張講座も承っています。
お気軽にお問い合わせください。

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