記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

結局は愛だよねという話

シン・エヴァンゲリオン劇場版観てきました。情報過多でまとまりきらないけれど、私なりのファーストインパクト残しておきます。余韻のあるうちに。帰り道からずっとテーマソング聴いちゃってるよ。ネタバレを含みますので、まだ観てない方はUターンを。

※新劇場版からの参入ですので、無知なところもあるかと思いますがご容赦ください。

画像1


そもそも、ずっと気になってはいたのの、エヴァには手を出していなかった。一時期ブームになり、残酷な天使のテーゼが流行っていたのが中学生の頃。アニメ、コミック、旧劇場版、新劇場版。どこから見始めればいいのか分からず放置していたことを今になって後悔している。こんなにも面白いものだったとは。

友達からの勧めで、新劇場版だけでも大丈夫だよと教えてもらい、ちょうどAmazon primeで公開されていた序破Qを観て、いざ映画館へ。

上映時間が3時間近くあり、なんとも密度の濃い話だったので、必死で今思い出している。よし、キャラごとにいこう。

綾波レイ。そっくりさん。綾波レイになろうとしてたけど、周りの人と関わっていくなかで自分が確立されていく描写がとても良かった。委員長とのシーンがとても好き。普段何気なく言っている「おはよう」「おやすみ」に含まれる優しさの意味を絶妙に言語化していた。いろんな感情を知ったからこその寂しさ、涙。好きな人たち、好きな場所と別れる決断。悲しみと幸せが入り交じったような最期。

シンジくんの成長ぶりは凄かった。最後のチャラ男は誰だ?いや、最初がドン底すぎるけれど。何で皆そんなに優しいんだよと嗚咽する彼の気持ちが少し分かる気がした。優しくされる程辛いときって、確かにある。責められたり、怒ってくれたほうが楽なときが。

私自身1番共感するのはアスカかもしれない。1人でも大丈夫と思えるように強くあろうとするアスカに、自分の姿を重ねていた。幸せになってくれと願う。逆に憧れるのはマリさん。かっこよすぎる。迎えに来てくれ。ミサトさんにしてもリツコさんにしても、この作品に出てくる女性の格好いいことよ。みんな自分の意思をしっかり持って行動できる人。

最後に、Qまではなんと冷たいお父さんかと思っていたゲンドウさん。ある意味1番人間らしい人だった。奥さんを失った悲しみからの行動。新エヴァのテーマソング、どれも好きだけど1番好きなのがbeautiful worldで(宇多田ヒカル最高すぎる)、エンディングで聴くと、ゲンドウさん目線の曲に聴こえた。「もしも願いひとつだけ叶うなら 君の傍で眠らせて どんな場所でもいいよ」ゲンドウさんがしたことは他の人達からすればただのエゴでしかないし、恨みも怒りも向けられるけれど、それ以上にゲンドウさんを突き動かす愛があったのだろう。そして、愛しているからこそ傷付けたくなくて手放した息子の成長から、向き合うことと受け入れることに気付いたとき、やっとゲンドウさんは楽になれたのではないだろうか。夫婦2人の最期のシーンは涙なしではいられなかった。

人類を救いたい。妻に会いたい。子どもの未来を守りたい。みんなそれぞれ違う愛の形。これは、みんなの愛の物語。

もっかい観に行くぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?