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リトルインディアの刺激にやられた日|シンガポール旅3日目
シンガポール旅ももう最終日。
今回2泊お世話になったホテルが素晴らしかった。
まず、バスルームの造りの無駄のなさ。トイレとシャワーが同じボックスの中にあるタイプなのだが、バスタブはなく、さらにトイレとシャワーの間にカーテンがない。
これ、トイレが水浸しになるやつやん… とはじめに見た時は、ちょっと萎えた。
しかし実際におそるおそる使ってみると、不思議と水が飛び散らない。さらに、トイレのエリアの床と比べて、シャワーのエリアが1センチほど低いため、水が流れていくこともない。無駄のない最高のバスルームである。
普段当たり前に使っているものでも、なくても困らないんじゃないかと疑って減らしていくことで、管理の手間も減らせる。
そんな気づきを与えてくれたバスルームであった。
さて、荷造りを終えて、トランクケースをころころと引っ張って、チェックアウトするためにカウンターへ。
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カウンターで対応してくれたのは、とてもキラキラしているお姉さん。
おそらく元々は男性だったお姉さん。メイクも綺麗で、体型もすらっとしていてミニスカートが似合っていて、良い匂いがした。自然な笑顔と優しさで接してくれて、生き生きしていて、素敵な方だった。
今日一日荷物を預かってもらえるとのことで、裏の物置みたいなところへ案内してくれた。まさか預かってもらえるとは思っていなかったので、感謝と感動でいっぱい。
海外のホテルでは、当たり前に預かってもらえるものなのか?
夫は日本のホテルで断られたことがあると言っていた。その代わり、駅にはどこもコインロッカーがあるから困ることは少ないかもしれないけど。
お世話になったホテルを出て、朝食を食べにカフェへ。
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コーヒーを頼んだら、オレンジ色のちっちゃいレンゲがついてきて、可愛かった。ここのブラックコーヒー、美味しい。
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これから、リトルインディアという駅に向かう。
全く行く予定はなかったのだが、前日電車で通った時に、リトルインディアという響きがなぜか気になった。
インドの街かぁ…気になる。ということで、吸い寄せられるようにリトルインディアにふらふらとやってきた。
電車を降りると、インド人と思われる人がちらほら。
駅から外に出ると、あれ?インド人、インド人。インド人だらけ。
もしかして、インド人しかいない?うちら浮きすぎてる。
来てはいけないところだったのか?
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私にとって、初めてのインド人体験である。(インド人に囲まれるという体験)
ただそこに立っていたり、ただ座ってたり、何か目的があってそこにいるように見えない人達。ただチルしているだけなのか?
大人の男性インド人が数人集まっている横を通りすぎるのに勇気がいる。夫が一緒でなかったら、すぐに電車に乗って引き返していただろうと思う。
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いつかインドに行ってみたいと思っていたが、この小さいインドの街でもう十分な刺激を得た。もう行った気になったのである。
インドはさらに刺激的だろうと思うし、もっと楽しいかもしれないが、行きたい気持ちがほぼなくなっていた。
夫は、刺激にやられて顔が引きつっている私を見て楽しんでいる。
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美味しいものを求めて、ローカル屋台へ。
カラフルな色、たくさんの人、話し声、未知な匂いでくらくらした。
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初サモサ、美味しかった!
春巻きの皮を使って、家で再現してみたい。
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屋台の横にある食品売り場にも行ってみたが、入ってしまったことを激しく後悔した。
臭いが、すごい。耐えきれなくなって走った。どこまでも続く臭い。息ができなくて苦しかった。まだ午前中なのに疲れ切ってしまった。
駅に着いた瞬間ホッとしたと同時に、謎の達成感。
夫に、「インドに行ってみたい?」と聞いてみた。
「う〜ん、そうだなぁ、行ってみてもいいけど、う〜ん…」
なんとも歯切れの悪い返事。
私たちのインド旅行は実現するのだろうか、怪しくなってきた。
とりあえず、私の次の目標は、刺激を楽しめるようになること。
この日、次に向かうのはチャイナタウン。
旅の記録、続きます。
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