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すべては宇宙の采配

図書館でふと目にとまって借りてみたこちらの本。

「すべては宇宙の采配」というタイトルから、なんとなくスケールが大きい話なのかなと想像した。
 
この世界で、常識だと思われていること、科学で証明されていることは、ほんのわずかに過ぎないという。

不可能と思われていた無農薬、無肥料でのりんご栽培を実現した木村秋則さん。「奇跡のりんご」という著書が有名である。

周りからの批判を受けながらも、目に見えないものに意識を向け、自らの目標のために突き進んでいく姿に感銘を受けた。

木村さんの本は以前に何冊か読んだことがあるが、この本は特にスピリチュアルな要素が強めな気がした。
自身が体験した不思議な出来事が書かれている。

宇宙人や龍との出会い、宇宙人に拉致された話、地球のカレンダーの話、幽体離脱した話など、信じがたいことが詰まった本だった。
 
読んでいると、高次の世界に入ったような感覚がして、読み終わって自分の世界に戻ってくるまで少し時間が必要だった。

不思議な出来事だけど、私は全て事実だと信じたい。

木村さんは宇宙人や龍や霊などにすごく好かれている人なのだなと、はじめは単純にそう思った。

しかし、自然栽培を成功させるために、土の中の微生物などの目に見えない部分を大事にしていたからこそ、そういう存在たちに好かれていったのではないかという考えに至った。

木村さんはりんごの木、一本一本に話しかけているという。

言葉という愛情は、植物にも伝わっているようである。

植物に話しかけるなんて頭がおかしくなったと思う人もいるかもしれないが、実はこの件については私も実証済み。

大学生の頃、サボテンが好きで集めていた。よく話しかけていると明らかに成長が早い。忙しくて放っておくと成長が止まったり、枯れてしまったりした。とても不思議だった。

科学的に証明されていないことを非科学的だといって信じないのではなく、未科学だと思うと、世界は広がって見えると思う。



印象に残ったことの記録

*食の大切さ
 食べ物は人間の身体だけではなく、心も作っている。心が荒んでいるのは、食べ物が荒んでいるから。
 農薬や肥料に頼らず、自然の声に耳を傾け、自然を活かしながら行う栽培を増やしていく。

*環境について
 農薬の地質汚染は、地下水や河川で広がっている。農薬や化学肥料はじめ未熟堆肥が汚染の一因である。

*「自然を活かして生きる」という考え方
 自然に対面したとき、「生かされている」という受身だけでは、人は生きてはいけない。自然のバランスや営みを知り、その仕組みに逆らわず、自分たちがうまく生きていけるように活かしていくことが大事。人間は自然をうまく利用しているように見えて、自然を破壊してばかりいる。
「人間も植物も、地球上の生き物のひとつにすぎない」ということを忘れてはならない。

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