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「人生に勝ち負けなんてあってくれるな」と嘆いた話 &7週間プログラム2日目(6月29日)の日記

こんばんは、雄町です。僕は7週間で適応障害やパニック障害を改善させる試みを行なっている最中です。今日は6月29日、7週間のうちの2日目の日記を記します。まずはエッセイからどうぞ。

岡村という人物がいる。彼は僕と同じ小学校と中学校に通っていて、同じ部活動に所属していた。言い方が悪いことは承知の上だが、岡村は冴えないやつだった。運動も勉強も得意ではなく、友達も多くはなかった。それに対して、僕は部活動ではキャプテンをしていたし、小学校では学年で一番成績が良かった。そんな僕に対して、岡村はいつも闘争心をむき出しにして張り合ってきた。小学生の時のある日のことである。レクリエーションの一環として僕たちは体育の時間にドッチボールをすることになった。僕のクラスでは二人でじゃんけんをして勝った方が赤帽子、負けた方が白帽子というルールが決まっていた。岡村はいつも僕とじゃんけんをしたがった。なぜなら僕と同じチームになっては彼の夢が叶わないからである。試合が始まると、さっそく岡村にボールが渡った。彼が僕に向かってボールを投げてくるのは言うまでもない。全く球威がないので避けるのは容易いが、僕は敢えていつもキャッチした。そして優越感に浸るのがお決まりの流れだった。最低な人間に思えるかもしれないが許してほしい。当時の僕は僕なりに完璧な自分を演出するため必死だったのだ。ちなみに23歳になった今でも完璧主義の思考癖は抜けない。その話は置いておいて、その時も僕は岡村が投げたボールをキャッチした。そして前にワンドリブルついて相手コートに投げ返した。が、その時先生の笛が鳴った。どうやら、僕がワンドリブルついた動作が、前にボールをこぼしたように見えたらしい。もちろん僕は先生に向かって抗議をした。しかし、先生の判定は覆らなかった。横で鬼の首を取ったかのように喜んでいたのはもちろん岡村である。僕はそれまで生きてきて、正しい主張が通らないという経験をしたことがなかった。故に正しさこそが正義だと思っていた。しかし小学校という小さな社会では先生こそが正義だ。だから僕は泣く泣く外野に移動した。その晩、僕は怒りながら兄にその話をした。そして兄は僕に「理不尽」という言葉を教えてくれた。また「時に諦めが必要であること」を併せて伝えられた。それから月日が経ち、僕と岡村は成長し、別々の高校に進学した。

先日Instagramで知らないアカウントからフォローされていることに気づいた。名前が書いてあったのですぐにあの岡村だと気づいた。固定されているストーリーを見ると「イギリス」「オーストラリア」「ウズベキスタン」「イスラエル」「台湾」と5つの国の旅行記が載せられていた。しかも投稿された写真には綺麗な女性とのツーショットが沢山載せられていた。その時僕は「そうか、こいつ金持ちだったもんな」くらいにしか思わなかった。はずがない。悔しさで心がいっぱいになった。岡村が彼女と5つの国を旅行してキラキラした大学生活を送っていた中、僕はベッドの上で毎日「死」と闘ってきたのだ。人生に勝ち負けなんてないはずだが、僕と岡村の人生を比べてどちらが幸せかは明白だった。きっと、大人になった岡村はもう僕には張り合ってこないだろう。僕のことを見て嘲笑してくるならまだ割り切れるが、彼は困っている人には手を差し伸べるような優しい人間なのだ。だからこそ憎めないし、余計に僕の心は蝕まれる。こんな時、そう、誰かに嫉妬してしまう時、僕はいつも同じ行動をとる。心の中で嫉妬した相手の幸せを何度も願うのだ。不幸を願うのではない。幸せを願うのである。そうすれば僕の心は少しだけ救われる。僕が心理学の本で見つけたテクニックの一つだ。

エッセイを読んでいただきありがとうございます。今日は6月29日、7週間プログラムの2日目です。6月27日は17.9時間、6月28日は14.2時間、6月29日の今日は12.2時間の睡眠を取りました。昨日の予想通り睡眠時間が減ってきています。理由はおそらく2つあります。一つ目は頓服薬に慣れてきたからです。二つ目はメンタルの落ち込みが改善してきたからです。なので明日はもっと睡眠時間が減るかもしれません。ここ3日間は起きている時間が短かったため、パニック発作は起こりませんでした。僕のケースでは脳が疲労してくると発作が起こるので、寝ている時間が長ければ必然的に発作が起こらないのです。しかし、睡眠時間が減ってくると日中にも発作が起こるようになります。よって、明日からはうまく発作に対処していきたいです。そもそも7週間プログラム開始日の28日から明日の30日までの3日間の目標は、長時間の睡眠をまとめて取り、メンタルの落ち込みを解消して、鬱期を脱出することでした。ただ、開始日前日の27日から本日の29日までの間に1日平均15時間近く寝れたので、鬱期を脱出するという目標はもう達成できたと思います(追記:26日も16時間以上寝てました)。これ以上続けて長時間睡眠を取ろうとしても、上手く寝ることができずにストレスが溜まる一方だと思うので、3日目となる明日は長時間睡眠にはこだわらないようにしたいと思います。よって下記の8項目のうち、「マインドフルネス」・「冷水シャワー」・「散歩」・「セルフ深層リンパマッサージ」あたりに取り組みたいです。僕の予想では、夕方から夜あたりにパニック発作が起こると思うので、いつものルーティンに取り組んで、落ち着ける準便をしておきます。ルーティンは以下のnoteに記してあります。また、デジタルデトックスに関しては今後も続けていきますが、「1日中スマホを触らない」などの極端な取り組み方はせず、時間を決めて行なっていきたいと思います。

①睡眠・昼寝・マインドフルネス
②冷水シャワー
③散歩・日光浴
④セルフ深層リンパマッサージ
⑤ランニング・筋トレ
⑥ヨガ
⑦断食・ダイエット
⑧セルフカウンセリング・ジャーナリング

ここまで読んで頂いてありがとうございます。 まだ7週間プログラムの2日目ですので、焦らず頑張ります。

雄町

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