完食指導による会食恐怖症
こんにちは、おりんぽすです。
私は会食恐怖症という会食の場で食べ物が喉を通らなくなってしまう精神疾患の存在をより多くの方に知っていただきたく、共同運営マガジンに色々な方の体験談を載せていただいております。
今回はくま🐻さんの記事をご紹介いたします。
是非こちらを読んでいただきたいです!
くま🐻さんは給食の完食指導により小学生・中学生の頃に会食恐怖症に悩まれていらっしゃいました。そのため、小中学校の教員の方や、小中学生のお子様のいらっしゃる方には特に読んでいただきたいです。
給食での完食指導が会食恐怖症を誘発するケースは、この病気を発症した方の中でも最も多いケースだと思われます。今の小中学校の現状をあまり把握していないため現状どれだけ完食指導主義の見直しが進んでいるのかは分かりませんが、少なくとも今でもそのような教育をされる学校・先生方がいらっしゃることは推察されます。
食べ物を残さないことがとても大切なことだという事実を否定する気はありませんが、誰もが食べ切ることが得意な訳ではありません。にも拘わらず完食を強要することは、食べることが苦手な子どもの個性を否定することと同じではないでしょうか。
幼い子どもは自分の苦手・不得意に特に敏感です。それが勉強や運動のように将来的に無縁となる可能性のあるものであれば、いつかそのコンプレックスからは解放され得るかもしれません。しかし、食事というのは一生涯避けては通れないのです。すなわち、一生自身の個性に引け目を感じ続けることになりかねません。ましてや、子どもにとってその精神的な苦しみが病気であるという認識を持つことは非常に困難でしょう。
どうかこの病気の存在が世の中で当たり前に認知され、学校の先生や親が食事教育よりも先に子どもの心の健康に目を向けていただけるような、そんな社会になってほしいです。食事を辛いことではなく、自由に自分を表現してよい楽しい場だと思えるような指導が、全ての子どもに行き届いてほしいです。
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