👀 天皇杯プレビュー：柏レイソル vs. 神戸ヴィッセル

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柏レイソルが対戦成績で優位に立つ一方、神戸ヴィッセルは前節リーグ戦で痛恨のドロップ

8月21日19時（日本時間）、天皇杯4回戦にて、柏レイソルがホームで神戸ヴィッセルを迎え撃つ。

柏レイソルは、先週末に行われたJ1リーグ第27節で、アウェイにて湘南ベルマーレを2-1で下し、貴重な勝利を収めた。主力フォワードの細谷真大は、サヴィオからのスルーパスを受け、ワンツーで相手ゴールを破り、試合の均衡を破る重要な先制点を挙げた。また、途中出場のセンターフォワード、木下康介もそのフィジカルを生かし、ダメ押しのゴールを決め、チームは3ポイントを手にした。連敗を脱出し、素晴らしいパフォーマンスを見せたことについて、柏レイソルの井原正巳監督は、「この試合は非常に重要でした。もし負けていれば、順位表で追い上げられるところでした。これから天皇杯とリーグ戦が続くので、素早くコンディションを整え、次の試合に備えます」とコメントした。

現在、J1リーグの順位表で柏レイソルは8勝9分9敗の成績で15位に位置し、降格圏までわずか5ポイントの差しかない。今シーズン、京都サンガF.C.などのチームが強力な補強を行ったこともあり、柏レイソルの残留争いのプレッシャーは一段と高まっている。今季のホーム戦では、13試合で4勝4分5敗と、パフォーマンスは今ひとつだ。天皇杯の道中では、柏レイソルは岩手グルージャ盛岡と筑波大学という下位リーグのチームを相手に、苦戦しながらも勝利を収めており、カップ戦でのパフォーマンスもやや不調気味である。

メンバーに関しては、柏レイソルは本試合でカップ戦の主力フォワード真家英嵩を欠くものの、その他の主力は健康状態に問題なく出場可能だ。特筆すべきは、若手ウィンガーの島村拓弥が前節リーグ戦でのレッドカードによる出場停止から復帰し、この試合ではチームメイトよりも体力的に有利であることだ。

一方、神戸ヴィッセルは前節リーグ戦で、大阪ガンバとのホームゲームを2-2で引き分けた。怪我から復帰した宮代大聖は途中出場後、チームに再びリードをもたらすゴールを決めたが、補時の間に中谷進之介が劇的な同点ゴールを決めたことで、神戸は貴重な勝ち点を逃してしまった。これは、直近4試合で神戸が試合終盤に失点して3ポイントを取り逃がした2度目のケースとなった。現在のチームのパフォーマンスについて、吉田孝行監督は試合後のインタビューで「非常に重要な試合で1ポイントしか取れなかったのは残念です。終盤でチームとしての集中力が欠けていました。もう一度同じ状況に立ち戻りたいと思っていますが、次回は同じ過ちを繰り返さないようにします」と不満を述べた。

現在、J1リーグの順位表で神戸ヴィッセルは13勝7分7敗で5位に位置し、上位3位との差が2ポイントに広がり、追い上げの主導権を失った。しかし、今季のアウェイ戦14試合では、8勝3分3敗と優れた成績を収めており、アウェイでの得点能力はリーグ3位にランクインしている。このアウェイ戦でもチームの実力は侮れない。天皇杯の道中では、神戸ヴィッセルは富山ヴィクトリーズと徳島ヴォルティスを順調に下し、控えメンバー中心の試合運びでもチームの士気は評価に値する。

メンバーに関しては、本試合で神戸ヴィッセルのキャプテン山口蛍とウィンガー汰木康也が練習に復帰しており、出場可能である。しかし、中盤の齊藤未月とサイドバックの酒井高徳は依然として負傷者リストに名を連ねている。さらに、神戸ヴィッセルはカップ戦で大幅なローテーションを行うのが通例であり、本試合でもキーポジションに若手選手を起用する可能性が高い。

過去20回の対戦では、柏レイソルが13勝3分4敗と大きくリードしている。天皇杯4回戦は一発勝負のトーナメント方式で行われ、ホームの利を生かした柏レイソルが、22年に神戸に敗れたリベンジを果たし、今季天皇杯のベスト8に進出できるか、注目が集まる。