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お年玉から考える

 また、新しい年がやってきた。お年玉もキャッシュレスになりつつあるようだが、大人の意見としては賛否両論らしい。
 時代はどんどん変わっていくが、なかなか新しい流れに乗れない。スマホ決済のアプリも入れているが、常にそれで支払うわけではなく、まだまだ現金派だ。
 「本はなくなるのか」と書いていたけど、「現金はなくなるのか」という問題も気になる。お金についての価値観は、これからどんどん変わっていくかもしれない。どうなっていくのか見当もつかないけれど、お金という概念がずっとあるのなら、現金も残っていると思う。
 お年玉はポチ袋に入れて渡したい、という考えの人は、いくら入っているのか見るのが楽しみだから、と言う。それは、数字でいくらもらえたのか確認するのではなく、自分の手で触って確かめる、というのが重要なのだと思う。お年玉用に入れるお札は、新札に替えておく。渡す方も特別の意味を込めて渡すと、受け取った方も特別なものを感じているように思える。
 初めて勤めた職場では、賞与は現金で手渡された記憶がある。金額に関係なく、受け取った時は特別な重みを感じた。形あるモノには、気持ちを込められるように思える。

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