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「いつか」のできごと

小説『願いながら、祈りながら』を読み終えたところ。

息を吸って吐くように自然にうそをつく男の子の「いつかなんて考えたことがなかった」という言葉にぐっとうめきたくなったわたしは、この仕事をしていてもなんにもわかっていないんだなーとあらためて実感させられるおもいでした。
もっと個人的なことをいえばこの小説内の一年生の女の子にいちばん共感するところがあって読むのが苦しくなるほどだったのですが、やっぱり小説はすごいなぁとおもいます。

どんな人と知り合えたって、どんな本を読んだとしたってそれはわたしではないしわたしのことではないから直接的には意味をなさないかもしれないけれど、違う世界を垣間見たり感じたりすることで今に対する解像度が上がる感じもたしかにあって、そういうのが面白いです。

わたしはこの自分の性格に対してあんまり好きになれないところも多々ありますが、ぶわっと感情をよせてしまうところはよくもわるくも付き合っていかねばならないところだなーとおもっているので、その感性をどこかにいかしていけたらな。とおもいました。

また、お目にかかれますように。

おくり化粧師 Kao Tan

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