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ばーちゃんと私

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家族であり他人だった。
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#おばあちゃん

夜中

夜中

2005年7月

母の実家は古い2階建ての木造の家で、私は両親と弟と2階の寝室で寝ていた。
でも、なぜだか夜中の3時頃に私は起きて、1階の祖母の寝ているリビングに行く。すると、祖母は私が来るのを分かっていたかのように同じタイミングで目を覚ましていた。

「起きたんかね。」
「うん」
「ほら、布団に入り。」

祖母の寝ているリビングは和室でいつも家族で食事をする部屋だ。大きなアップライトピアノとTV

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初めて会う

初めて会う

2003年12月

クリスマスでも大晦日でもない、なんでもない日に私たち6人家族は1つの家で暮らすようになった。

まだ3才になりたてほやほやの私は、これから共に暮らす祖父母のことなど赤の他人だと思い込み、持前の人見知りも発揮し、ずっと母の後ろに隠れていた。

弟が今年5月に生まれ、タイミングもよく皆で暮らすことが決まったのだ。どうせ引っ越してくる前は記憶に残るような仲の良い友達はいなかったし、こ

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