見出し画像

暴力は人を傷つける、経験は人を強くする

何かがトリガーになりカッとなると、突然爆発したようにキレる。
何も分からないまま投げ飛ばされる、蹴り飛ばされる。

「ごめんなさい!」「ごめんなさい!」というが、
何がごめんなさいなのか全く分かっていない

殴る蹴るをさんざん繰り返した後、
「早く勉強しろ!」「消えろ!」と言う。

そこでやっと、あぁ、勉強してなかったからかと。

痛くて悔しくて泣いていると、
「お前が悪いんだぞ!」「うるせえ!お前のせいだ!」
そして、キレる理由はすべて私にあると言い続ける。
殴り続ける。

爆発したら止まらない

なんでこうなんだ!
なんでお前はいつもこうなんだ!

髪をわしづかみにして投げ飛ばす。
近くにあるものを全部投げつける。
固いものだろうが重いものだろうが、すべて投げつける。

そして、母親が放り投げてぐちゃぐちゃになった部屋を、
「はやく片付けろ!!」と言い放ち、
私がさっさと片付けないとまた殴る蹴るの繰り返し。

しまいには、「なんでいつも私がぁぁ、、」と、泣き始める



・・・こんな小学生生活でした。


小学生になった私は、家で勃発している暴力沙汰の一部始終を、
お友達に説明するようになりました。

「昨日お母さんにたたかれたんだよ~!」とか言っているお友達がいると、すかさず「私は隣の部屋に吹っ飛ぶくらいぶん殴られたよ!」などと私は答えます。
すると、お友達は笑うのです。

「プロレス笑?」

友達が笑ってくれると、私ももっと笑ってもらおうとして、次々と虐待話を繰り広げました。

もちろん全て実話です。
本当に死を感じるほど宙を舞って隣の部屋に投げられましたが、
それは面白い話としてお友達の耳に入るようでした。

たんこぶ山

髪の毛をわしづかみにされて振り回されると、引っ張られた頭皮のエリアがたんこぶみたいにもっこり膨れるの、ご存じですか?

髪の毛が長いから、本当によく髪の毛つかまれて振り回されました。
短くしたいけど、バレエしていたから許されませんでした。


あの時の自分は絶望しかなく、
追いつめられるような夢も日常的に見ていたりしていたけれど、
心の病気と診断されず今までいられた自分自身に、惜しげもなく拍手をおくろうと思います。

一体なにがどうなってて一体なんなのか・・・

違和感と向き合い、少しずつでも考え続けたことで、
解決の糸口にたどりつくことができたのではないかなと。


自身に起こることは何らか意味がある。
経験や知恵を少しずつ身に着けることで、意味を持たせることもできると信じています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?