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家族と離れて暮らすのは、そろそろ限界かもしれない。頑張る姿を想い、涙が滲む。

2021.6.28(月)

昨日は、朝6:00に娘を中学校まで送った後
妻と少し遠回りして朝のドライブ
このまま海でも行こうかなんて話していたが
息子が起きているかもしれないので
ほどほどにしておく

家に戻ると案の定
息子が居間に座ってぼーっとしている
海まで走っていたら、きっと泣いてただろう

朝食を済ませ、コーヒーを飲みながら
今日もどこかへ行こうかと話す
天気はそこまでわるくなさそうなので
息子が希望した鳥取砂丘へ向かう

助手席の息子、嬉しそうに背もたれを倒す
山の景色を愉しみながら、山陰道を走る
はじめは和やかに会話していたが
ひょんなことから、息子が本をあまり読まないと
妻が怒り出し、息子がふて寝する

高速の出口を間違え、20分ほど遠回りとなる

妻が子供の頃に過ごした鳥取市街を通り、懐かしむ
昔通っていた中学校や通学路、住んでいた官舎の跡地
その場にくると蘇ることが色々あるのだろう

市街地を抜け、しばらくすると砂丘の駐車場に着く
「キンキュウジタイ」が「マンボウ」で
県外からの観光客で混み合っていないか気になったが
駐車場は空いていて、人混みのストレスも感じない

砂丘に入る前、息子が用意していた水鉄砲に水を入れる
砂丘に入ると、他の人に倣って靴と靴下を脱ぎ、置いて行く

薄い雲のおかげで日差しの強さは感じない
広大な砂丘に足を踏み入れ
砂のやわらかさが気持ちいい

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息子がはしゃいで水鉄砲を撃ってくる
こちらも即座に応戦する

砂山の頂上までどちらが早く行けるか
息子と競争する

最初の下りでは、息子に太刀打ちできない
前日、小学校の坂を下る競争で気づいたが
下り坂を全力で走ると
41歳の膝はたちまち悲鳴をあげる

頂上の手前、全力疾走で力尽きた息子
ギリギリで追い抜き
なんとか父の威厳を保つ
しかし次回はないかもしれない

砂山の頂上からは、海が見下ろせる
妻と息子と3人で写真を撮る
息子が砂の斜面を猛スピードで駆け降りる
妻と僕も後をついていく

浜辺まで下りて遊んでいる人はまばら
女の子がキャーキャーはしゃぐ声が響いている

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右の方に鯨の形をした無人島が見える
後ろを振り向くと
下りてきた砂丘の山が高くそびえ立っている
パノラマの風景をスマホに収めたいが
なかなかうまく切り取れない
ほどほどで諦めて、妻の横に腰を下ろし
一人黙々と砂遊びに没頭する息子を眺める

キラキラと光る海を背に
穴を掘り、自分の手足を埋めて遊ぶ様に見とれる

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3人で写真を撮る
息子に夫婦2人の写真も撮ってもらう

それから息子とまた水鉄砲の撃ち合いをする
足を狙うという約束を破り
息子の顔や身体を狙う
話が違うと笑いながら逃げる息子

息子の言う通り、水鉄砲を二つ持ってきて正解だった
砂丘に行きたい、と要望したのも息子だった

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帰り道、斜面を登るのに苦労する
誰も足跡をつけていない柔らかな斜面
妻の手を引きながら登るも途中で力尽きる

息子が先に登って踏み固めたところ
妻がさらに踏み固め
そこを僕が最後に登る

朝の散歩や2日に1回のランニングで
少しは体力に自信があったのだが
砂浜のトレーニングをなめていた

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砂丘の入り口に戻り
水道で砂を洗い流している間に
妻が調べてくれた「アイワナドゥ岩戸」で昼食

ラーメンを食べたいと言っていた息子はタイ風ラーメン
妻は今日のランチ
僕はワナドゥセットを注文

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妻のセットにミニコーヒーがついていたので、
食後にデザート2つとコーヒーを追加する

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窓から見える港の景色がきれいだ

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トイレから戻った息子
エアコンで寒かったらしく
僕が着ていたパーカーを着せると
あたたかいと喜ぶ

そこから、車ですぐの場所にある
砂丘温泉ふれあい会館という、市営浴場へ
飾り気のない施設だが
大きな湯船の向こうに海が見える
男湯には老人が2名、ゆっくりと体を洗っている

息子と丹念に体を洗ってから
大きな湯船の温泉に浸かる

浴室の隅、小さな浴槽の水風呂があった
温水と冷水に交互に浸かり、砂丘での疲れをほぐす

風呂から上がると、畳のある休憩コーナーで
妻が横になっていた

テレビの競馬中継の音声をBGMに
10分ほど昼寝する

娘を迎えに行くまでもう少し時間があったので
イオンモールに立ち寄る
隣にスポーツデポがあったので
娘の洋服を選んでいる妻と別れて
二人で息子の靴を買いに行く

サッカーコーナーに行くと
トレーニングシューズでカッコいいのが
いくつか見つかる
息子の足のサイズは20cmのようだ
合いそうな靴を履かせては、反応を見る

息子は買い物をする時、選ぶのに時間がかかる
妻から、まだかまだかと電話が鳴るが
気長に色々履かせてみて
最終的にプーマの靴を選んだ

イオンモールを出て、娘の中学校へ向かう
海岸線の空と海が眩しい

途中で義母から電話が鳴る
娘が予定より1時間ほど早く中学校に到着し
家まで歩いて帰ってきたという

道の駅で自分の実家への土産を買い
家に戻ると、娘は元気そうだった

夕方、2日に1回のランニングの日だったが
砂丘トレーニングで運動はもう十分と思い
息子と2人で近くの海までサイクリング

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家から自転車ですぐの場所で
美しい夕焼けが見られるという贅沢

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買ったばかりの靴の
紐を結ぶ練習をする息子

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夕食後にまた、息子と風呂に入る

たった3日間だったけど
たくさん一緒に過ごせてよかった

夜、寝る前、別れを寂しがって
息子が抱きついてきて、泣いていた

いつも元気で、楽しそうに暮らしているように見えたが
毎日寂しい思いをしていたのか
早く一緒に暮らせるようにならないと可愛そうに思う

夜、娘の中学校の課題が終わらず
子供部屋でうとうとしながら付き合う
娘は息子ほど寂しくなさそうだが、
向こうに戻っても、テレビ電話などで
時々話を聞いてあげねばと思う

なんだかんだで娘と寝床についたのが23時

今朝は散歩するのはやめて
家族みんなで6時過ぎに起きる

娘は起きてすぐ、課題の残りを猛スピードで仕上げた

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息子は繰り返し、新しい靴の紐を結ぶ練習をしていた

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それぞれに朝ごはんを食べ、身支度をし
いつも通り学校へ行くのを妻と一緒に見送った

子どもたちを見送った後、頑張っている姿を想い、涙が滲む

それからコーヒーを飲んで
子供部屋で横になり、この週末の思い出に浸りながら
うとうとと仮眠する
気がつくと、妻も子供部屋でテレワークが始まった
妻が昼休みになったら、昼食をとり
僕は関西に戻る

またしばらく離れて暮らすけど
またすぐに会いに来たいと思う

そして、早く一緒に暮らせるように
準備をどんどん進めて行きたい

僕にとって、家族は一番の宝物
家族の幸せが、僕の幸せなんだとあらためて思う

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