母とビデオ通話。お互い台所でご飯の準備をしながら。甲子園の話題になり元プロ野球選手清原のことを「清原さん」と呼びその息子さんの甲子園での人気ぶりを話してくれたのだが「清原さんとこの息子さん」と母が言うのでプロ野球でも甲子園でもなく近所の草野球チームの話題ぐらい近しい話に聞こえた。

映画『Swallow』前知識もカテゴリーすら確認せぬまま主人公のヘイリー・ベネットの横顔が「美しいな」と95分の映画「丁度よいな」で選んでみたらすごくよかった。ストーリーは鬱々としているのに映像も服装も「異物」に至るまで全て美しくてやたらお洒落というアンバランスさが妙によかった。

大串ゆうじ作品
『ちょっとだけ飲むつもりが結局終電まで飲んでしまった～　こんな時間に帰宅したら怒られるんだろなー　あー仕事も大変だし、色々めんどーだわ…気づいたら46だし…は～…しかしまー色々あるけどこれでいいんだろうなうん。これでいいのだ…たぶん。　明日二日酔いだな』という絵

「たとへば君ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか」河野裕子

映画『ジェーンとシャルロット』若さや思い出はいつだって美しい。けれど美しさの理由は若さも時間の経過も関係なかった。老いることや孤独を隠すことなく怖がりながらも光の方へと歩むジェーンとそれを見つめるシャルロット。ふたりの髪は強い風にふかれて絡まりながら母は娘に娘は母に抱かれていた。