偽りの自分が、本当の自分を救うこともある

先日お仕事で、福祉科の高校生に
10分ほどお話する機会を
いただいた時のこと。

こんな機会滅多にないからと
日頃思っていること、伝えたいこと
思い付くまま、白紙に書き連ねる。

自分の夢。想い。経験。

無駄な前置きも、言い訳も
全てを削ぎ落としてできた文章は
驚くほど偉そうで、恥ずかしかった。

だけど、そうやって紡いだ言葉たちを
真剣に頷きながら聞いてくれた生徒たち。

きっと、何かしら
感じ取ってくれているだろう。

そう、思うことにしている。

何かを伝える時。教える時。表現する時。
人は演じなければならない。

弱い自分、自信のない自分、醜い自分。

その時だけは、嘘をつくことを許される。
なりたい自分に、なることを許される。

嘘から生まれた言葉でも
信じ続ければ、真実になる。

どれだけ遠い夢でも
追い続ければ叶えられることもある。

だから私たちは
伝え合う場、言葉にする場を
もっともっと大切にするべきだ。

もっともっと、「言葉」を
大切にするべきだ。

物理的距離が、昔よりも広がった分
限られた「対面」の場を
より濃くしていく。

その大切さを、しみじみと感じた
そんな一日でした。


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