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エッセイ

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思ったこと、考えたこと、感じたこと、日常の些細なあれこれを書き連ねます。
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気がつけば、新年(エッセイ⑤)

気がつけば、新年(エッセイ⑤)

明けましておめでとうございます。「明けまして」とは言ったものの、私はまだ年が明けた実感がありません。(塾講師あるある?)
今年は12/30〜1/3に年末年始特訓があり、朝が苦手な私は会場近くのホテルに宿泊しました。だから年越しもホテルの部屋でした。
年越しそばを食べる、なんてこともなく(カップヌードルは食べました)、翌日の授業準備をしながら新年を迎えました。
そんな年末年始を過ごしたわけですが、受

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「でも、それだけじゃない」誰にでもある心の黒い部分とどう向き合うか〜『すずめの戸締まり』の鈴芽と環を見て思ったこと〜(エッセイ④)

「でも、それだけじゃない」誰にでもある心の黒い部分とどう向き合うか〜『すずめの戸締まり』の鈴芽と環を見て思ったこと〜(エッセイ④)

*注意 この文章には一部『すずめの戸締まり』のネタバレが含まれます。

人には誰にでも心の中に黒い部分がある。それは明確な意志を持った悪意ではなく、単純な「嫌い」という感情でもない。それは、好意を抱く人や家族に対して向けられる。普段は心の奥底にしまっているが、ふとしたことをきっかけに口にしてしまい、相手を傷つけてしまう。もはや修復不可能なまでに、関係に深い影を落とすこともある。

新海誠監督作品の

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