見出し画像

地方移住が大変だった話

こんにちは。カンム社で事業開発をしてます岡田です。

これはカンム Advent Calendar 2021の23日目の記事です。昨日はuhr3eの記事「区民農園を借りてみたらスーパーで野菜をほとんど買わなくなった話」でした。野菜作り楽しそうだし、子供の食育にも良さそうなので、これはチャレンジしてみたいやつです。

他にも色々ありますので合わせてどうぞ!

--------------

カンムには2021年の4月に入社したのですが、半年強の期間を経て、入社前から計画していた滋賀への移住を2022年2月に決行する事を決めました。

ちなみに、我が家は妻と娘2人(4歳と9ヶ月)の4人家族で、4歳の娘は今保育園に通っており、妻は育休中です。私の実家は香川県、妻の実家が滋賀県なのですが、今回は妻の実家の近くへのお引っ越しになります。

なんで移住するのか?

最も大きな理由は、両親の高齢化です。私の両親は共に定年退職済みで、妻の両親もお父さんは退職済みですが、お母さんも今年定年退職を迎え、両家の両親が無事お勤めを引退されました。

これからたくさんの時間を、人生を謳歌する為に使ってもらいたいですが、一方で何か会った時に親族が遠いのはずっと心配に思っていました。

コロナの影響で子供達と会わせてあげられる機会がグッと減ってしまいましたし、子供がすぐに大きくなるので、今のこの時間を両親にももう少しお裾分けしたいという気持ちもありました。

あとはシンプルに帰省が毎回大変すぎる。子供を連れての長時間の新幹線やバス移動の辛さにもガッツリ疲弊してしまったこと。また、滋賀で一戸建てを買うという欲求がいまだに廃れないので、それであれば子供が小さいうちに滋賀に移動して色々準備をしなければというのも助けて決意しました。

お得に使える移住支援制度はないのか?

コロナ影響もあり、日本全体でも地方への移住を絶賛推進中です。
そういえば、補助金制度とかないんだっけと思い、調べてみました。

https://www.chisou.go.jp/sousei/ijyu_shienkin.html

と思ったら、やはりありました!なんとファミリー層は最大100万円!!
これは・・・!と思いましたが、地方創生移住支援事業を実施している市町村である事が要件にあるようです。僕らが引っ越しするのは滋賀県の大津市というところなんですが、

出典: https://www.chisou.go.jp/sousei/pdf/r3-2_shichouson.pdf

大津市、実施なし・・という事で、僕らは残念ながら活用できなかったのですが、地方の大半の市町村は対応しているようですのでこれは確認しておいた方が良さそうです!

出典: https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2101/07/news090.html

ちなみに、各自治体ごとでも移住支援は行っています「2021年版 第9回 住みたい田舎ベストランキング」の大きな市部門で、各世代の1位をかっさらっている愛媛県西条市は、1泊2日無料個別移住体験ツアーを行なっているようで、時間があれば行ってみたかったです。

宿泊費・往復交通費・食費すべて無料で体験可能!完全オーダーメイド型の移住体験ツアーらしく、タダで愛媛旅行できますやんレベルですごい意気込みを感じました。

まずは保育園をどうするかを決める

移住をするにあたって、一番迷ったのは、子供の保育園をどうするか。なぜこれが難しいかというと、引っ越し先の住所がないと、そもそも入園申し込みができない事でした。

通常、保育園は4月のタイミングに入園させようと、引っ越しタイミングを4月にしようと考えても、引っ越し先の住所が決まるのは2~3月頃になります。一般的には、10月ぐらいから入園申し込みが始まるのですが、多くの場合は10月時点で引っ越し先の住所が決まっていない為、申し込みができず、2月頃にある3次募集などに申し込まざるを得なくなります。

また、その場合、4月に入園が決まるのも3月後半になるので、ギリギリまで安心できないのも心理的に負担そうです。もし入れなければ急いで認可外の保育園を決めなければなりませんし、費用的にも、(恐らく)送り迎えの移動時間にも影響してしまいそうです。

僕らは対策として、4月入園ではなく2月に途中入園させることにしました。
なぜそれが良いかというと、年度途中の申し込みの場合、人気な保育園には入れない分、2月時点で定員割れしている保育園にはほぼ確実に入れるので引っ越し前から一定の計算ができます。

また申し込みから結果がわかるまでの期間も短かったり、申し込みできるタイミングが入園の前月頭までならいつでもOKという柔軟さがあったのでそれも嬉しいポイントでした。

このやり方だと年度途中での保育園の最新空き情報が重要になりますので、月毎に行きたい保育園については確認をしていましたが、市役所に連絡するよりも保育園に直接連絡をする方が最新の正確な情報が得られるので、それぞれ連絡しなければいけないのは手間ですがそっちの方がおすすめです。

離れた土地での家探し

ある程度入れそうな保育園が見えてくると次に行ったのは家探しをしました。とは言っても、前々から家情報の収集はしていたので、実際には保育園と家探しは並行で見通しを立てていましたが、本格的に探し始めたのはこのタイミングでした。

離れた土地での家探しは、大変だと思っていましたが、意外とスムーズにいってたった1日で決めることができました。

というのも引っ越しシーズンである、2~3月であれば内見できる家が多いかもしれないが、僕らが見てきた12月の時期は、退去は決まっているけどまだ住んでいる状態の部屋がほとんどで、せっかく滋賀まで行ったのに、内見は2軒しかできず、店舗で画像を見ながら探す感じでした。

正直、内見ができないのであれば、ネットで見れる情報と変わらない為、東京から家を決めるでもよかったかなとも思いました。

仲介会社の営業さんの話では、いい物件ほど内見できない時に決まってしまうとのことだったので、現地に行くよりネットで最新情報をちゃんとウォッチして、いい部屋がでたらすぐに連絡できるように準備しておくことの方が大切そうです。

この時に役立ったのは、半年前から登録していたアットホームのお知らせ機能でした。シンプルに部屋情報を見るのが好きというのもあるのですが、予め設定した条件にヒットする部屋が公開されたら、LINEで通知がくるようにしておき、少しずつお気に入りをストックしたり、家族で候補の部屋を色々見る事で優先順位がある程度見えてたという事がスムーズにいった要因かもしれません。

遠距離の引越し

家が決まったら次はすぐに引っ越し業者探しをしました。引っ越し時期を1月に決めた要因の一つは保育園の入園できないリスクを抑える事でしたが、引っ越しピーク期にしないことも一つの目的でした。

2月から4月は引っ越しピーク期に入って費用が3割程度も上がるうえに、色々制限がでてしまうんだとか...。

まず、引っ越しの一括見積もりサイトに登録をしました。登録後まもなく大手3社から連絡がかかってきたのでその3社と、くらしのマーケットでも1業者を選んで、合計4社の中で検討することにしました。

今まで単身引っ越ししかした事がなかったのですが、ファミリーの引っ越しは荷物が多い為、わざわざ業者が訪問見積もりをしてくれます。見積もりの為に部屋の中をサッと5分程度で見てもらった上で見積額を提示してくれました。

東京から滋賀への遠距離、4人家族での引っ越しで、1社目の会社は約30万円の見積もりでした。この金額をベースに各社との交渉を始めました。

出典: https://hikkoshi.suumo.jp/oyakudachi/8635.html

最低目標は価格相場の約24万円以下で、あわよくば20万円以下が嬉しい..と思いつつ、各社からの見積もりをもらいます。

ちなみに、トラックの台数や当日の人員は業者によって見解がかなり違いました。ちゃんと引っ越し先の前の道路幅までグーグルマップで調べた上でトラックサイズを検討してくれるところもあれば、「本当にそれで荷物入り切るのだろうか…」と心配になるような雑な見積もりをしてくるところもありましたので、見積もり内容はちゃんと見た方が良いと思います。

一通りに見積もりをもらった上で、見積もりが雑だと思った業者から順に、2回目の見積もりを提示してもらいました。最終的には、最も十分な人員やトラックを確保してくれた業者に対して、他業者から提示された最安金額の見積もりをだしてくれたら即決しますとお伝えしたところ、担当の方がその金額でOKをもらってくれましたので、無事安心できる業者に決める事ができました。

一番最初にとった見積もりが30万円ぐらいだったのが、最終的には20万円以下の費用まで抑えられたので一定満足でした。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました!
ここら辺のことを調べたり手続きするのは結構大変でしたが、地方への移住という選択肢を持てる環境なのは大変ありがたいなぁという気持ちでいっぱいになりました。

地方の落ち着いた環境にいながら東京との接点も維持できる(月に一回ぐらいは新幹線通勤したい)のは本当に嬉しい。

次の家は、イオンモールもサウナもキャンプ場も、行きたいところがほぼ徒歩圏にあるということで、今からワクワクがとまりません。

そんなこんなで、場所にとらわれずに働ける会社に、ご興味のある方はこちらをごらんくださいませ。ではまた!


この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?