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インドのわんこそば? ストリートフードの『パニプリ』 【旅行記】

おはようございます。

インドの列車の話の途中ですが、インドで出会った不思議なおやつを紹介したいと思います。

その名も、『パニプリ』。
なんだか、可愛い名前。でもその第一印象は衝撃的でした。


公園のパニプリ屋さん

南インドのバンガロールの街を、インド人のマニに案内してもらっていたときのこと。公園の中に、荷物を積んだリヤカーとお兄さんが。

「あ、パニプリだ。食べる?美味しいよ。」とマニに言われ、なんだか分からないものでも取り敢えず食べてみたい私は、うん!と答えた。

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大きなビニール袋の中には、まん丸で小さいシュークリームみたいなものが大量に入っている。

注文を受けたお兄さんは、小皿に例の まん丸 をひとつのせ、指で穴を開けた。

そして大きい壺の中から何やら取り出し、穴をあけた中に入れる。さらにパクチーのような葉っぱをトッピングし、最後にシャバシャバな液体をすくい、器用に穴の中に注ぎ入れた。

これが パニプリ

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シュークリーム?と思ったアレは、小麦粉の生地を揚げてまん丸に膨らませたもの(プリ)。

穴に入れた具は、じゃがいもや豆のスパイス炒め。

最後にかけた液体は、チリなどのスパイスとタマリンドやライムを合わせた汁(パニ)。

パニとプリで、パニプリ。


ヒョイと つまめる大きさのパニプリ。マニを真似して、一口で食べる。

パリパリ シャクシャク

プリの水分を吸っていない部分はパリパリ。底の部分と具は合わさって、シャクシャクしている。

酸っぱーくて辛い汁が口いっぱいに広がって、おおっ⁉︎なんだコレ⁈と衝撃を受けた。

けれど、後味は爽やか。

美味しい。面白い。くせになる味と食感。

もうひとつ食べたいなあと思っていたら、お兄さんが新しいパニプリを作り、私の器にほいっと入れてくれた。

2つ目のパニプリ。うーん、やっぱり美味しい。

タマリンドの酸っぱさが梅干しみたいで、でも梅干しほどしょっぱくはなく、スパイスが効いてピリッと辛い。

すると、また器にパニプリが。

ひとつ食べるとまたひとつ、作っては器にのせてくれる。

わんこそば

「日本のわんこそばみたい!」とマニに言うと、何それ?と言われた。

説明すると、「ほんとだー!似てるね、わんこそば!」とマニ。

パニプリを立ち食いわんこそば状態で食べ続け、結局10個でストップ。美味しかった。

値段は覚えていないが、とても安かった。

葉っぱのお皿

この器、実は葉っぱで出来ている。

食べ終わったら捨てて(その辺に)、自然に還るエコなお皿。

強度も問題なし。パニプリ10個までは大丈夫。



雑居ビルの中でパニプリ

雑居ビルの中の軽食屋さんで食べたパニプリは、見た目がだいぶ違っていた。

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8個セット。

お皿の中央に酸っぱ辛い汁、パニがのっていて、自分で好きな量をかけて食べる。

トッピングがカラフルでもりもり。ベビースターラーメンみたいな細いパリパリものっている。

このパニプリも、美味しい!

汁の量の加減がよく分からないけど、穴にちゃんと入れてすぐ食べれば、こぼれない。

この時は3人でシェアしておかわりして、結局1人1皿分食べてしまった。



日本でも食べられる

日本のインド料理屋さんのメニューでも、パニプリを見たことがある。私は日本で食べたことはないけれど、ナンの北インド料理ではなく、ご飯中心の南インド料理のお店に、置いているところがあった。



好き嫌いが分かれそうな気がするけれど。

パニプリに出会って、挑戦したらば、ぜひ感想を教えてください。

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