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ウィーンの思い出 カフェ ラントマン【旅行記】

りんごの季節になって、ウィーンのカフェで食べたりんごのデザートを思い出した。

ウィーンではたくさんカフェに行く!と決めていて、ウィーンに着いて最初に行ったのが、行きたいリストトップの「カフェ ラントマン」。長い歴史のあるカフェで、東京の青山にも店舗がある。

大きな通りの角にある、大きな建物の1階がカフェ。朝の9時、もう賑わっている。店内もテラス席も、スーツ姿の男性やおしゃれな女性、常連客のような年配の方などでいっぱい。凛々しいウェイター達がテキパキとオーダーをとり、注文の品を運び、その合間にお客さんと爽やかに会話している。長身のウェイターに声をかけると、広いテラス席の一角に案内してくれた。

私はメニューを眺めるのが好き。まずは、最初から最後まで目を通し、そのあとまた最初から、すみずみまで見る。そして、注文を考えながらページをいったりきたり。分からないメニューは調べつつ。なかなか決まらない。

やっと注文したのは、メランジェと、アプフェルシュトゥルーデル。

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メランジェはコーヒーにふわふわミルクがたっぷりのカプチーノみたいな温かい飲み物。添えられたロゴ入りのお砂糖がかわいい。

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アプフェルシュトゥルーデルは、薄いうすーい生地にりんごがぎっしり包まれていて、周りにはさらさらなカスタードソースがたっぷり。パイのようだけど、パイとは違う…ソースにからめながら食べるとりんごの酸味とソースの甘み、生地のさっくり感がおいしい。

実は、日本のお菓子教室でアプフェルシュトゥルーデルを習ったことがある。先生は「お家で作ってね!」と言っていたけれど、いまだに作れていない…。その理由のひとつは、大きい机が必要なこと。アプフェルシュトゥルーデルは、生地を向こう側が透けるくらい薄くのばすので、最後は大きな机が生地でいっぱいになる。生地の量を少なくして、今年こそは挑戦したいなあ。

日本で習ったお菓子、アプフェルシュトゥルーデルを、本場の、素敵なカフェで食べたしあわせな思い出。


ウィーンで11月2日に起きた事件 被害者の皆様の怪我の回復と亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

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