【note.#19】大切なことは「娘」と「娘との時間」

自分にとって大切なことなにかお題で書いてみようと思って探していたら「 #自分にとって大切なこと 」というのが目にとまりました。

自分にとって大切なことって何だろうと考えてみたのですが、答えは一択ですね。
「娘との時間」です。

度々私の記事に出てくる娘（16歳）。
私たちはかなり仲が良いです。
自分に子供ができたと分かったとき、友達みたいな親子になりたいと思いました。

■会話のない家族

私の生まれ育った家庭は会話のない家族でした。
すでに離婚はしていますが共働きの両親と5歳上の姉と2歳下の弟。
仲は良くなかったです。
5人で笑って何かをした、という記憶が私にはないです。
母親はずっと不倫していたし、父親は仕事しかしない人、姉は自分の思い通りにならないとすぐキレる自分勝手（現在縁を切ってる）、弟は・・どうかな。普通です。

短大か専門学校に行きたかったのですが、「金がない」の一言で済まされ、やっぱり何を言ってもダメなんだと諦めました。高校卒業したら家を出ていきたかったので、進路の話も相談せずに自分ですべて決めて、寮のある会社を探してそこに就職しました。

（これ、よく本当に行きたかったら自分で・・・・といろいろ言ってくる人もいますけど、人それぞれ環境が違いますからね。できる人とできない人がいますから。私からしたらうるさいって感じです。）

まず、そもそも会話がない親子関係だったので、相談して何かを決めるという考えがなかった。
仮にそうだったとしても姉が口を出してきて潰される。
自分からこうしたい、あーしてみたいとか言えない子供でしたね。

ある時母親に「okikaは何も言わないから何を考えているのかわからない」と言われたことがあって、そりゃそうでしょう。何を言ってもそれが通らないのだから言わなくなるでしょ、と、それを母親に伝えたりはしなかったですが、今更なに言ってるんだと思ったことがありました。

嫌いでした。自分の家族。
今でも嫌いです。別に会いたいとも思わないですし、実際もう何年も連絡とっていないです。

■とにかく話をする

自分に子供ができたらなんでも話ができる、友達のような親子関係になりたいと強く思っていました。
自分の母親とそうなりたかったら、自分の子供にそれを求めているのでは？と思われそうですが、全然違います。

娘が生まれて、赤ちゃんの頃によく娘に話しかけていましたね。
小さい手を握って、

「早く大きくなってね、いっぱいいろんな話をしようね」と。

少しずつ大きくなっていき、言葉をしゃべるようになって、幼稚園、小学校に上がるようになって、そんな中、娘に必ずしていたことがありました。

それは会話のない日を絶対に作らないこと。

「今日学校でなにしてたの？」

毎日必ず聞いていました。

幼稚園のころからやっていたので習慣づくのですよね。それが当たり前になって毎日娘と話をする。
娘も私に学校でのことや、友達のことなど普通に話す。
これってものすごく大事です。

毎日話していると、口数、表情の変化で何かあったな、と一目でわかる。
「なにかあったでしょ」と聞くと「じつは・・」と娘も話始める。
言い出しづらい内容であっても親の方から聞いてあげると、話しやすいのだと思います。
それは高校生になった今にも繋がっていて、いつもと様子が違うとすぐわかりますね。

反抗期ももちろんありましたけど（今もかな？）、ここで親が離れてしまうと子供はもっと離れていきますよね。
私はうざがられようが、娘の機嫌悪かろうが、毎日話しかけました。
毎日話しかけています。
するといつの間にか普段の娘に戻る。いつの間にか笑っている。
反抗期だからと母親が子供から離れ過ぎたらたらダメなんです。絶対。
私はそう思ってます。

■嬉しい言葉

今でも休みの日はよく一緒に出掛けますよ。
普通にお茶だけしに行ったり、買い物に行ったり。
ライブも毎回娘と一緒に行きます。

「ライブとか親と一緒に行くの嫌じゃないの？友達と一緒の方が楽しいんじゃない？私なら親と一緒とか絶対嫌なんだけど」

と聞いたことがあったのですが、

「別に嫌じゃないよ。ははと一緒にいるの楽しいし友達みたいなもんだし」

と言ってくれまして。
これは今でも言ってくれますね。
休みの日に一緒に出掛けたりしたときに同じように聞いても「友達と一緒にいても楽しいけど、ははと一緒に出掛けても楽しい」と。

嬉しいですよね。
私も娘と一緒にいると時が一番楽しいですし、楽です。
同級生だったらどんな感じだったかな、と思ったりもします。

私もなんでも娘に話しますし、娘もいろいろ話をしてくれる。
もちろん全て話しをしてくれているとは思ってないですが、友達のこと、進路のこと、自分の考え、ほかにもたくさん。
話をしない日は1日もありません。

■自分にとって大切なことは、「娘」と、「娘との時間」

昔、こうなりたいと思っていた親子関係になれているなと思っています。
娘も友達にそんなお母さんが欲しかった、とよく言われ羨ましがられるとか。

娘も彼氏ができて、母親と遊ぶより、彼氏と過ごす時間の方がもっともっと増えていくだろうし、高校卒業したら自分のことで精一杯になってしまうと思うので、いつか娘が自分の手から完全に離れる日まで、今のうちにたくさん一緒に遊んで、娘と過ごす時間を楽しみたいと思っています。

憎たらしいこともそりゃありますが、お腹を痛めて産んだ子ですから。
かわいくないわけありません。
特別な存在ですよね。

娘はあっさりしている性格なので、簡単に親離れしそうですが、私は子離れできるかなぁ。

最近はそれが心配です。