”今までやってみたかったこと”第3弾は…1人で逃亡旅行!
こんにちはこんばんは、沖野です
人生迷子とか誰しもあると思うんですよ
そりゃ私だって30年弱生きてりゃ何回も盛大にズッコケますわ
という訳で、前職から休職を経て退職、デザインの勉強…創作活動………色々とすったもんだしたこの1年
とにかくなんだか逃げたかった
なんかもう分からんけど逃げたくてしょうがなかった
挑戦することにした2023
なにをするにも新しいので、逃げる感覚よりも、もっと、別にとらえてやりたかった
勉強しに行こうという気持ちで
逃げるというのも、現実逃避とかマイナスな感じもするがそこは死んだ目でやるんではなくてもっとポジティブに捉えてやろうと考えた
じゃあ何を目的で?
逃げる、まぁ、旅行
今までやってみたかったけど、出来なかったことをやり続けよう
食べたことが無い
行ったことが無い
買ったことが無い
乗ったことが無い
それらをひっくり返してみる
行先は……関西、4府県に決定
そうだなぁ、
せっかくなら推しのゆかりの地を訪ねようかな、御朱印なんかもやったことがないからやってみようかな
推しのフィギュアも持ってこう
向こうで電車もバスも全然乗ったことないし
芸能神社でデザインのお参りしてみようかな
京スイーツなんかも満喫したいな
親戚にも会いに行こう
あ、どうせならハイクラスホテル泊まりたいな!!
とまぁ、修学旅行気分で計画を立てていく
ほぼ知らない土地なので入念に調べないと不安、なんなら一人で行くので余計不安である
不安とウキウキを両手に…
そして今回の旅をまとめたVログもありますのでよければどうぞ…
初めてナレーション付きで作成しました…
前編Vログはこちら
後編Vログはこちら
1日目 即売会→大阪・京都編
ハラハラしながら挑んだ、リアルイベント
一般参加だった東京ビッグサイトに、今度はサークル参加としてデビューを飾ったのだ
新刊に、差し入れに、色々どぎまぎしながら本当ハラハラしていた
大体夕方終了して
撤収して
八重洲へ向かう
バスターミナルから夜行バスへ
しかし深夜なので時間を持て余していたヲタクは東京駅の地下をプラりし、大丸にもプラッとしたがあまりの人の多さに耐えきれなくなったのでネカフェへ逃げた
即売会での戦利品や頂いたものを眺めていた
知り合いがちょうど近くにいたので一緒にご飯をして数年ぶりに会ったのもあり割と時間ギリギリまで吞んでいた
ので、夜行バス集合時間ギリギリ滑り込むという珍事件が発生
なんなら初めて、新しく出来た八重洲のバスターミナル、どこが入口なのか分からなくなり迷子になったのだ
無事に乗れたこと、通りすがりの警備員のおじさんに感謝したい
①大阪:四天王寺
四天王寺をご存じだろうか
あの某テニス漫画のやつでは無くて、聖徳太子にまつわる由緒正しき大きな大きなお寺である
そんなお寺にキャリーをゴロゴロと引いて参拝するヲタク
(最寄り駅にコインロッカーが無かった)
初めてのきちんとした(?)参拝
実はクリスチャンなのでよく分からんな!とか一応予習したけど真っ白になったまま見てまわっていた
ここではなにわ七幸めぐりという御朱印を頂く
”聖徳太子”と大きく筆で書かれた初めての御朱印に安堵を覚えたのは何故なんだろう
②京都:車折神社
大阪はなんと一か所だけ、四天王寺から電車で京都・嵐山方面へ向かう
京阪は~~~乗ったことあったかな…
嵐電は初めて乗るレトロでオシャレなえんじ色の車両にワクワク
親戚から”嵐電”ってめっちゃ大きく書いてあるからそれに乗るんやで!なーんて言われたが、本当にそうだった、でっかく書いてあった、振り向いたら違う路線の駅で一瞬「???」と感じたけど
真っ赤な柵?が所狭しと並ぶ、車折神社に到着
ここでは”芸能神社”で、数多くの著名人がヒット祈願をしに来るらしい
私は「デザインうまくなりますように!!」と参拝をした
③京都:広隆寺
法隆寺ではなく、広隆寺
ここも聖徳太子にゆかりのあるお寺で、この京都の地区では最も古い歴史を持つ由緒正しい場所らしい
もうすでに府間の大移動でゼーハーしていたヲタク
それでも新たなる発見と学びを求めて、参拝に訪れた
仏像ひとつとっても非常に様々な種類が存在する
座ってるとか、座ってても手のポーズが違うとか、後ろにめっちゃ違う仏像がわんさかいたり…
昔のひとは信仰という面で何にご利益があるとか、守護が何とか考え抜いて色んな仏像のデザインが出来たんだろうな…と頭のなかでグルグルと考えていた
今でこそシンプルでモダンなものがデザインとして多いような気がするが、こういったごちゃっとした煌びやかで神々しいのも現代で出してみると案外ハマるのかもしれない
親戚とともに学ぶデザイン
私の親戚が京都に住んでいる
結構老舗の呉服屋で、やはりデザインに従事する部分があるらしい
一緒に天壇というめちゃくそに高い焼肉屋に連れて行ってもらって、メニューデザインとかガン見していると
叔父「着物もデザインのカラーとかさぁ、染めてみないと分からん部分があんねんな…ていつも思うんよ」
ああ~…つまり紙媒体の広告デザインとかやると、PCで思った通りの色にしたけど印刷したら案外濃すぎたりとかそういうものね
と、まぁジャンルは違えどデザインの先輩から色々と話を聞くことで新たな学びが発見したのでありました…
2日目 奈良編
奈良自体は中学時代の修学旅行で訪れた以来で、その時は法隆寺と奈良公園、東大寺に行ったがあまりにも記憶が薄い
半日だけの行動だったためか、修学旅行初日だったからか、謎によく覚えていないのでほぼほぼ初見のような感じ
④奈良:橘寺
まず向かったのは聖徳太子が生誕したと言われる橘寺
ここには黒駒という太子の愛馬の銅像があった
なんとも美しい黒い馬だったそうだ
ここで参拝料を納めるときにちょっとしたハプニングに遭遇
なんと、金庫が開かなくなったのだ
おお…どうして…???と私もお坊さん(?)もあたふたしながら「さっきは開いたのに~!!」なんて言いながら、私は『まぁ、つまり何だろう…不穏ってコトなのかな!?』とか思いながらも無事にお釣りと御朱印を頂きました
…何とも不穏な、始まりではありましたが本殿や敷地内の大きな石など参拝しました
⑤奈良:法隆寺
橘寺のある、のどかな明日香(飛鳥)村を後に法隆寺のある斑鳩へ向かいましたが…
平日ど真ん中、火曜日なので参道のお店が定休日だったりして人がほぼほぼ居ない…!(まぁ特にお店に立ち寄るとか決めてなかったので…)
こんなに人が居ない閑散とした(?)なかでの法隆寺見学は何だか厳粛な雰囲気に包まれていて自然とギクシャクしていまいました
頭の中では推しのアニメがグルグルと再放送を繰り返していましたが、宝物殿を見学するときなどは自然と説明文や仏像のデザイン、壁画などをガン見…
豪華なものから質素なものまで、様々なものがありましたね
その時の流行りでこういうものなのか…信仰からこういうものなのか…詳細が分からず~…もありましたけども
⑥奈良:中宮寺
法隆寺の奥に位置する、尼寺らしい
尼さんというと女性のお坊さんか……と思っていたら本当に尼さんいました、初めて見ました…
四角い池の真ん中にお堂が建っている
なんとなく、見ていると尼寺…なんだなと察したのは不思議
丁度屏風の解説をしていて、聴く耳を立てていた
重要文化財の保存と解読とはなんとも難しいことか…
3日目 滋賀編
滋賀は5年前に実は行ったことがありました
愛車を引き取りに行ったとき以来の滋賀
ご無沙汰すぎてわからんより、初めて踏み入れるレベル
⑦滋賀:小野妹子神社
滋賀・大津市の小野地区にある小高い山全体が公園になっていた
駅から結構歩く(私の脚力は健脚ではない)
住宅街に急に出てくる、古墳という感じ
というか、こんなところに…???という感じの場所でした
公園に神社があり、後ろに石がいい感じに積みあがってて、これをお墓としていた飛鳥時代、そうだよな、むしろ今みたいな墓石が確立されたのはいつなんだ?と疑問を持つ
小野妹子は外交の神様として小さな社を守っていた
そうか、隋に行ったからか…!
聞くところによると、そういう系の仕事をしている人がお参りに来るらしい
しかしながら、参拝して看板を見ると…
え????????????
お墓、憶測なの!!!??????
そんな…ことがあるのか…???
⑧滋賀:小野神社
⑨滋賀:小野篁神社
小野妹子神社からてくてくと住宅街をひたすら歩いて、見落としそうな場所にあったのが小野神社と小野篁神社
2つ、同じ敷地内にひっそりとたたずんでいたこの神社
ここは確かに、小野家の家系を証明するような看板が建っていた
妹子の子孫である篁は学術の神様らしい
この篁は閻魔大王と交流があったとかなんとか逸話が残っているが果たして本当なのか否なのか、今回の旅ではその系統の場所は訪れなかったので真相は分からない
⑩京都:六角堂/頂法寺
小野地区をひたすらに歩き、和邇駅から京都へ戻ったら向かうは六角通
途中、有名なパン屋さんでしば漬けカレーパンなるものを食す
最後の参拝は六角堂
聖徳太子が建立し、小野妹子が初代住職をしたというお寺である
というか鳩めっちゃおるやん、むしろ仲良しすぎるほどに鳩がいると思っていたら、鳩の形をした置物を奉納できるらしい
街中にお寺があるというのはなんとも不思議な感覚
隣はオフィスビルだろうか、初見では絶対にお寺があるとは思えないほどの立地
所せましとお地蔵さんが微笑んでいるし、鳩は仲良ししている
なんともいえぬ不思議空間
参拝後、京都スイーツを堪能してみたい!(やったことが無かった)と思っていた私は向かいにあった甘味処へ…
こうして、全10か所参拝・御朱印をありがたく頂きました
初めての試み、そして仏教の歴史と、信仰、デザイン観点でも面白さを実感したのだった
4日目 帰路編
帰りはなんだか飛行機に乗りたかったので、よくも分からず関西国際空港から憧れのJALを予約した
そして私は国内線に乗ったことが無いのもあり挑戦することにした
しかしこれが、なんとも、関空がとんでもなく遠いところでびっくりしてしまった
超遠いじゃん、凄い遠い、伊丹空港のほうが近いじゃん…
飛行機自体はおそらく整備学校時代の海外研修旅行以来なので約8年振り
でもその時はロングフライトだったので、今回のような”すぐ着くレベル”のフライトは初めて
一体どんな感じなんだ…とドキドキ
無事に荷物を預け、搭乗手続きを終えて、お昼を食べようと彷徨う
そしてドキドキの初国内線!
ボーイングでしたね!赤い鶴マークが素敵…そしてCAさんが素敵…憧れていた時期もありましたね…航空管制官も昔憧れていました
文化はデザインの原点なのかもしれない
こうして、初めてづくしの関西逃亡旅~武者修行~を終えたわけだが…私自身、クリスチャンなので仏教の文化をよく知らず(親戚でお寺はいるけど…)、純粋に参拝をするということが勉強になった
ヲタ活しかしてへんやんか!とツッコミを入れられるのも無理もないが、久々の1人旅…お供が居た方が心強いじゃあないか…(ガクブル)
今回、色々な目的があって旅をしたけどもそのなかでも感じたのが一つ…
文化というのは人のデザインだと思った
その時代の生活によって確立されたデザインの一種なんだろうなと感じたのであった
信仰で出来たデザイン、言い伝えで出来たり、今世まで残っている文化というのは非常に興味深い
デザインの原点でもあり元祖でもあるだろう
美術品という認識よりか、身の回りで根付いた、と思う
そういった観点で参拝した、今回の旅は人生のなかで何かしら活きていくものだろう
実はもの凄くグルグル考えていたよ
また機会があれば挑戦してみたい
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