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40代になった私が移住先を「沖縄」に選んだ理由

生まれも育ちも関東だった私が2020年のコロナ禍を機に移住を決断
向かった先は日本列島でも南にある亜熱帯気候の島、沖縄県


なぜ沖縄なのか?

結論から申し上げますね。私の場合、幼少の頃から動植物を含めた自然環境全般に強い興味関心があったこと、今までの経験やキャリアを振り返り
今後は働き方よりも「暮らし方・過ごし方」を優先させた方が自身にとってより幸福度の高い人生を送る事が出来そうなのではないか?
自分自身に問いを立て考えた結果が沖縄移住でした。

インターネットの普及による情報環境の変化や社会システムの大幅な変動により仕事の選択肢が増えたことも自分の価値観に合う環境での生活を可能とする要因になりました。

結果、沖縄移住から約2年経過した現在、色々なことがありますが充実した日々を過ごす事が出来ています。

移住や引越しなど生活環境の変化は人によっては大きな決断でもあると思いますが暮らしの未来は自分自身の決断によって創られて行くものでもあるしまた、自ら創り上げて行くものでもあると思います。

なんだか大層で大変そうなもの言いですが大したことはしてませんよ。
住環境の変化で人生はいくらでも変わって来ます。
ですので、今現在の暮らしに行き詰まりを感じていたり、不充足感を感じていたり、今の生活の違和感にフタをしたままだったり、人間関係のアレコレに疲れてしまった方の暮らしを変えるきっかけになれたら幸いです。

簡単な自己紹介

沖縄移住のきっかけは人それぞれだと思いますが私の事を簡単に紹介すると幼少のころから生物に興味関心が高いタイプでした。

昆虫、魚類から爬虫類、両生類といった身近にいて飼育が可能な生物を沢山飼育しては生態を観察し知る事に喜びを憶えるタイプの人種ですね。

人間関係よりも生物という対象に興味関心があり、本当に仲の良い(趣味の話の通じる)相手以外とは積極的に関わろうとしないコミュ症気味の気質もありました。
大人になってからはある程度の処世術も学びのらりくらりと社会生活にも順応出来ている自覚はありますがそれでも興味関心は自然に向いている事の方が多いかも知れません。

本州でも様々な生物種が観察出来たりしましたが同じ日本の中でも独特の生物相を有する特殊なエリアがあります。
それが沖縄県になります。詳しくは琉球列島と言った方が良いでしょう

沖縄にはこの地域特有の生物に溢れ、本州とは異なる生態系を作り様々な動植物が暮らしている自然豊かな環境が広がる生き物好きの楽園と言える場所です。

生き物好きの一大イベント 沖縄旅行

世の中には昆虫や爬虫類、両生類、魚類など水棲生物に一定以上の興味関心を持ついわゆるマニアと呼ばれる人たちが居ます。

このような人たちは自然の中にいる生物を見つけたり、採集したり、撮影したりと様々な形で本来の自然と触れ合う事を趣味や生き甲斐としている方が多く存在します。(お目当ての生き物を見つけると皆、メッチャ興奮します。ドーパミンが溢れテンション爆上がりです)

日本列島は南北に長く世界的に見ても多様な気候区分を有す極めて稀な国ですが、その中でも生物種の多様な沖縄はやはり別格です。

本州在住の知り合いの多くも年に一度の沖縄旅行を心待ちにしている
そんな生物好きにとっての憧れの地が沖縄なのです。

初めての沖縄は高校生の修学旅行

幼少期から生物好きの私が初めて沖縄を訪れたのは高校生の修学旅行でした。1990年代後半に初めて訪れた那覇空港で感じた湿気や空気感は
「ここは日本じゃない?!」そう感じさせるインパクトを多感な時期に経験出来たことは財産ですね。
初めて訪れた夢の地、沖縄 あわよくばクワガタでも探しに行けるかと思いきや修学旅行生の性で観光バスに揺られての団体行動、旧所名所めぐりの定番コース。自由に生物を探索する時間は有りませんでした(´;ω;`)ウッ…

それでも当時の自分は「今、我は沖縄に居る」「彼の地に降り立つ」というだけで心の底から嬉しくてホテルの部屋で同級生たちとそれこそ、ちいかわやハチワレ達が楽しんでいるかのような様子で笑い転げて朝を迎えた記憶があります。(内容は一切思い出せない、、、)

20代で経験した沖縄旅行が忘れられない

生物全般をこよなく愛する私は20代の頃、2000年代初頭に何度か沖縄を訪れています。当時はまだスマホの普及前で情報環境が乏しい時代でしたね。
情報源はもっぱら雑誌、本、地図などの紙媒体、TV,ラジオ等の旧媒体のみ
とにかく現地に行って自分の目で見て聞いて探してと時間と手間はかかりましたが楽しかった経験があります。

当時は沖縄本島以外の石垣島や西表島、宮古島、久米島、与那国島といった先島諸島を含めたアイランドホッピングも楽しんでいて島ごとの特性もあったりして非常に充実していました。
夜の海岸線では巨大なミナミオカガニが闊歩していたり、10月なのにセミが鳴いていたり(石垣島でのイワサキゼミ)アカショウビンの鮮やかな色合いといった南国の自然にかなりの衝撃を憶えた記憶があります。

この当時はまさかその後、自分が沖縄に移住してくる事など全く想像せずにいち旅行者として名残惜しくも現実世界へと帰路に着いていたのでした。

働き過ぎた30代 人生の目標を失う

20代後半から30代は最も仕事に打ち込んだ時期でした。
それはもう我武者羅に、当時はまだ長く働くことが是とされる風潮もあり私も内なる声に蓋をして仕事に打ち込むことで何とか日々をやり過ごしていました。

違和感は徐々に心を蝕んでいく

30代後半から自身の中に仕事に対しての違和感が生じ始めました。

  • 本当にこのままで良いのだろうか?

  • 今の状況は顧客の為になっているのだろうか?

  • いつまでこの仕事を続けるのだろうか?

  • 仕事に対しての意義が感じられない

生物を扱う仕事に従事していた私の中に疑問が生じ、自分の中で継続が困難な状況が訪れました。
他人に対しては理由を取り繕ってしまう事は出来なくはありませんが、こと自分自身の心や気持ちに対して嘘をつき続けると人はやがて心身に損傷が出ます。

幼少期の夢を一旦諦め新たな目標を探す

自分自身の中に違和感を抱いたまま専門職を継続させる事はかなり難しく結果、その当時の仕事を止める決断を下しました。

自ら望んで選択した仕事だったのですが実際の理想と現実とのギャップ、時代による価値観の変化、自分の仕事に対しての考え方の変化によりどうしても継続が困難な状況が訪れたので辞めました。

志半ばで止める事は中途半端だし責任感だったり自責の念に駆られたりと後悔もありますが自身に対しての明確な継続理由が、答えが出せなかった以上辞めて良かったと思います。

何より自身に嘘をついたり、気持ちを誤魔化している状態ほどつらい状況は無いと言っても良いです。

人は常に変化しています。
成長に合わせ価値観や考え方も当然変化するのは当たり前と言っても良いでしょう。

同時に世の中の常識や価値観も時代と共に変化を繰り返しているので正解が常に同じとは限らない状況です。

自分の中の価値観と社会的な価値観の擦り合わせも状況に応じ必要になって来ると思います。

仕事を辞め住む場所を変え一旦人生を振り返る

今まで続けて来た仕事を辞め、自分の考えを整理する為に断捨離も兼ねて一度、引越しをしました。

その時の引越し先は関東某所、内陸の冬の寒さが厳しい盆地でした。
心機一転、新たな土地では様々な仕事を経験しました。

体力を使う仕事、頭脳労働、住み込み仕事など凡そ一般的な職種を一通りですが齧りつつ、今までの人生の振り返りを毎朝、日記に綴りました。

その当時、自分がこれまで経験した事の中で好きなことと嫌いなことを言語化して書き出したりもしていました。

この時、自分自身としっかりと向き合う時間が取れたおかげで今後、自身がどうすべきか?よりも、どうあるべきか?を優先した暮らしに重点を置いた方が良いのではないかと気づきを得た事がターニングポイントだと思います。

そうだ沖縄に移住しよう!

仕事に対しての自身の考え方の変化や自身と向き合い答えを探す日々が約1年程続いたある日、当時の住居は冬の寒さが尋常では無く凍えるような気温の環境でした。

冬の寒さが特に苦手なのと恐らく冬季うつ状態と言ってよい程、冬の時期の活力が無く生命エネルギーが枯渇するという状況にも頭を悩ませていました。

季節と気温によるパフォーマンス差の相関関係もある程度解ってきた部分がありました。
気温が約18℃を下回ると生命維持モードが働き,生きているだけで精一杯の状況になる、と。(個人調べ)

そこである考えが浮かびました。

一年間12カ月の内、関東地方で活動可能な時期(気温が約18℃以上)はせいぜい4月後半から10月中旬までの約6ヵ月しかない

それならいっそのこと年間平均気温が高い場所なら温度によるパフォーマンスの低下も気にせずに仕事も暮らしもしやすいのではないか?

そのような仮説が浮かび、平均気温が高い場所をピックアップ(日本国内限定)
候補地が出ました

  • 小笠原諸島(東京都)

  • 沖縄県

小笠原は東京の竹芝桟橋からフェリーで約一日かけて渡航する正に絶海の孤島、観光業がメインの小さな島だ
都会暮らしに慣れた身としてはハードルが少しというかかなり高い

対して沖縄県は何度か訪れた事のある私にとっての聖地であり、ある意味においての現実逃避空間でもあり特別な場所だ。

自身の年齢と残された時間を鑑みて、このタイミングで移住をしてしまうか?大きな目標も無くこのまま冬の寒さに震える数か月を何年も繰り返す生活をおくるのか? 断頭台のアウラ様のような天秤にかけて見た

結果は一目瞭然だった

沖縄に移住してみよう!

続く

追伸
沖縄移住の参考に40代の沖縄移住に向けての仕事探しの記事もありますので興味のある方は参考にしてみて下さい


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